愛がなんだのレビュー・感想・評価
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怖いよう!テルちゃん怖いよう!
「あの頃。」が面白かったため監督さん繋がりで鑑賞。
面白かったです。
テルちゃん、まもちゃん、中原くんなど全ての人物に共感しながら見ることができました。
幸せに、なりたいっすね。
それぞれの恋愛観と人物像
淡々とした中でも、引き込まれて時を忘れてみてしまった。
角田光代の原作は読んでいないのだけれど、何か角田作品だなと思わせる、主人公テルコ
のキャラクター。
それを岸井ゆきのがいい感じで演じている。
淡々とした中でも、場面は多岐にわたっていて変化に富んでいる。
アパート、オフィス、銭湯、居酒屋、クラブ、公園、古民家、別荘…。
いろんなシチュエーションの中で、登場人物の心は微妙に移りゆく。
そんな中での、役者陣の好演が素晴らしかったです。
年越餃子いいな
泣けるほど純粋でも没頭するようなタイプでもない。
でもこういう映画は嫌いではない。
ダメ人間というほどダメなわけではないが、欠点がフォーカスされちゃう人達だらけ。
いい人なんだけどね〜みたいなタイプのマジョリティ。
観ているほうとしてはもどかしいとか見たくないと思う反面安心する人も多いのでは?
リアルな自分を重ねるから。
だからこういう映画は面白い。
てるちゃんの常軌を逸したまもちゃんへの恋とも言い難い何か。 何も見...
てるちゃんの常軌を逸したまもちゃんへの恋とも言い難い何か。
何も見えなくて、何も感じない。ただ田中まもるという存在が自身の縁取りを明確にする。
多分写真なんかもまもちゃんと撮ってないから、何度も楽しかったあのキラキラしていた日々を頭の中で何度も反芻して現実からどんどん離れていってしまう。
でも、それが人間味があって、感性を揺さぶられました。
自身の想いや気持ちに自信を持てなくなった時に見てます。
私の気持ちは間違っていないけど、どうにもならないことを気づかされてくれる作品です。
思い通りにならない他人よりも、思い通りにすることができる自分を大切にするほうが人生は豊かになるんだなと感じる作品でした。
角田光代原作とは知らずに観ました。 初めはテルちゃんの一途な恋模様...
角田光代原作とは知らずに観ました。
初めはテルちゃんの一途な恋模様なんだけど
段々と周りの人の恋もクローズアップされ
恋する側、恋される側それぞれの心理や関係が
細やかでよかった。
わたしも恋されたらヨウコみたいになるし
恋したらナカハラみたいになる。
角田さん凄いわ。
愛がなんだってんだ
役者陣の超好演。
カット少なめの長回しで、その演技がより際立つ。
終盤、それぞれの想いや行く末が語られるシーンは凄かった。ナカハラは自ら諦め、葉子は自分の寂しさに気づく。マモルはスミレに対する想いを明確にしテルコと距離をとろうとする(これはスミレが語っていたように、彼が自分勝手な人物であることを示す)。
テルコが1番複雑で、マモルに対する愛は絶対に残っているはずなのに自分は好きではないと主張する(その根拠にマモルとまだ会えるようにしている)。
しかし、テルコはもうマモルに対してアプローチはしないと思う。そこに愛があったとしても、もう関係がない。そういう意味で愛がなんだ、ということ。?
なかはらくん、いいぞ
この手のじめっとした邦画はあんまり苦手だけど、
見てよかった!
「今寂しいな~って時に、側にいてあげたい」
「彼になりたい。無理なら、彼のお母さんでもお姉さんでもいい」
愛し方って、人それぞれですね
個人的には、ヨウコちゃんにいちばん共感してました。
自分をまるっと受け入れてくれる人って、
楽だしありがたい。
逆に、テルちゃんやなかはらくんみたいに、
自分の中で愛を生み出せる人はすごいですね。
そして、なかはらくんのセリフにはいちいち痺れました。
コンビニ前の「すっげー好きなんすよ」のとことか
どうしたらいいのか分かんないけどただ本当に好きなんだ感が溢れ出てて
強いシンプルな愛を感じました‥じわっときた‥。
幸せになれ、なかはらくん。
ピースがすべてはまった結果が
身を捨てて奉仕し愛を捧げるストーカー気質のテルコと仲原。戴くだけの守。自己チューだけど、マトモな葉子と、スミレ。
暴走するテルコは、仕事もクビになりぶらぶらしてても平気。普通なら破滅しかないのに、ときどき供給されるマモちゃんからのナニカで生きながらえている。でも、過去の自分に問い詰められる。ストーカー仲間の仲原は一ぬけする。どんどん孤独になって追いつめられているはずなのに、図太い。食べたり寝たりという生活が守られてるのが、不気味といえば不気味。そして気づく愛の成就とは?
登場人物みな、少し変化して現世的幸せもつかめそうな暗示があるのに、テルコだけはあさっての方向で幸せに?なってるラストは、理にかなっているがシュールきわまりない。
彼女の幸せはマモちゃんとの愛の成就ではなく終着の完成でもなく、途中で出てくる「マモちゃんになりたい」だとは。
いやー、傑作でした。共感できない登場人物ばかりなのに飽きさせないし
ある意味ホラー映画?特にナカハラは怖かった
登場人物が全員やや情緒不安定で、共感、非共感しつつもまあ恋愛絡みだとみんなあぁなるよなぁと自分のことも振り返りながら俯瞰的に見られて良かった。
ただ、ナカハラは個人的には怖かった。というかこいつ1番頭いいかも?と思った。
ナカハラは葉子のことを誰よりも理解しているのでは?と。公園の下りもそうだけど、葉子の性格を踏まえてあえて、音信不通にして姿を消しつつ、展示会の準備をして葉子の写真を飾る。葉子の性格上、父のトラウマから父のような自由奔放な態度を男性にとってしまう。もちろん自分を好きだと分かっていて、なんでも言うことを聞いてくれる相手に。そんな相手が急にいなくなるとあれ?ってなる心理をナカハラは上手く使っているような…
テルコに最後に会ったのも葉子に人づてに自分の考えを言ってほしかったんじゃないかな?
案の定展示会に葉子が来て、そこで葉子が自分の写真を見て…ってナカハラの計画的粘り勝ちやーーーん!って私は思っちゃったかな笑
というかナカハラが1番リアルな恋愛の駆け引きをしていたような感じがしました。
観る前はクズ男の話だと思ってたけど、主人公のテルコに問題があるよう...
観る前はクズ男の話だと思ってたけど、主人公のテルコに問題があるように感じた。まあ、「問題」なのかって話をしてるんだけど。
マモちゃんとわずかでも繋がっていられるなら何をしたってもいい。
人にどう思われようと構わない。
これも一つの愛なのかなぁ。
でも自分を大切にできないと人も大切にできないと思うから、テルコみたいな自己犠牲?てかエゴだな…には私は賛成できないなぁ。もう病気だと思う。ほんとに。
尽くされすぎる側にも尽くしすぎる側にもならないほうが平穏に過ごせる。それがなかなか難しいんだろうけどね。
わからなくもないが
オバさんには理解し難い恋愛なり。
ただテルコの同僚だった女の子の意見には同意だった。
恋愛にハマり過ぎて仕事も生活も疎かになるなんて個人的には最もキライな人種である。
でも、そんな恋愛に私が出会えなかっただけなのかも。
なので、少し羨ましくもある。
みんな自分が「フツー」だとおもってる。
テルコさんが私には理解できない。
私は自分の生活基盤がちゃんとあった上で恋愛すべきだと思うし、相手に自分をある意味犠牲にして尽くすのは健全な関係とは言えない思う。
マモルくんが私には理解できない。
あんだけテルコさんが尽くしてたら何となく
「この人は自分に好意があるんじゃないか」
って思うでしょ!
はっきり言ってくれないとわかんない、じゃないよ!
と思ってしまう。
ついでに言うなら葉子さんも、中原くんも、すみれさんもよく理解できない。
そんな訳で、本作は登場人物に感情移入して観るのではなく、登場人物に対し「ばかだなあ」「それじゃだめだよ」と俯瞰視点で観たんだけど、だからこそ確かな一つの実感が湧いた。
場面としては、テルコ・マモル・すみれさん・中原くんが、夜に別荘で話をするシーン。
中原くんが、すみれさんから葉子さんと中原くんの関係について言われたシーンで「すみれさんにはわかりませんよ」と返すところ。
すみれさんと同じく、私には中原くんと葉子さんの関係は理解できない。好意があるからという理由で良いように利用されたり利用したり。「中原くんそれでいいの?」って思う。
でも、「好き」って気持ちや好きな相手に求めるものって、そして求めるものに対する表現の仕方って、結局人によって違うんだよなあ。
私とは違う。
私には理解できない。
でも、それを是としたり正義として、突き進む人だっている。それはきっと確かだ。これまで出会ってきた人、話してきた恋バナ、自分自身の体験を思い出してもそう思う。
恋愛感情はもちろん普遍的な部分もあれど、恋愛感情に対するスタンスって、その人の価値観や経験にも左右されるものだから。
当たり前といえは当たり前のこの事実を、私はこの作品を観ながら実感として得た。
みんな自分がフツーって思ってて、やっぱり私は自分が真っ当で普通の感覚だと思ってるけど、他人から見たら理解されないのかもしれない。フツーじゃないのかもしれない。そしてそれでも良いのかもしれない。
そういうわけで、本作は観ていて正直楽しくはなかったんだけど、決してつまらなくはなかった。
私にとってそんな作品だった。
そして、やはり岸井ゆきのちゃんは可愛いし、不思議と目を話せない役者だなあと思う。
あと成田凌くんはずるい…!
テルコさんが夢中になるのもわかる素敵さと不思議な愛嬌…。
目を逸らしたくなる
自分の話かと思うくらい過去の私はテルちゃんだった。見ていて、マモちゃんクソ男だなと思いつつもどうにもこうにも過去に好きだった人と重なってしまい、テルちゃんの痛さに目を逸らしたくなった。
自分だけがすごく不毛で辛い思いをしてると思い込んでたけど、こうして小説や映画になるくらいありふれた恋だったのだなぁと今更実感。
愛がなんだ、と思ってただろう当時の自分に観せてあげたい。
今なら100%かんばやしくんを好きになります。
愛とはなんだ
好きになった人には振り向いてもらえず、逆に好きでもない人から好意を寄せられる。
そんな世界にありふれたお話
岸井ゆきのの狂気にも感じる都合のいい女の演技に惹き込まれた。
どんなに尽くしても手に入れることができないことがある。そんな時に割り切れるかどうかが大人になるということではないか。
腹立つなぁ
すっごく、腹が立つのは昔の、若い頃の私がテルコの様な愛しか知らなかったからだろう
今も、愛は知らない。
と言うか、恋愛がヘタなのです
好きな者、物が出来ると周りが全く見えずに
好きかそれ以外かってすごくわかる。
それゆえに、物事が進まなくおかしくなり
仕事も友達ともダメに
友達はゆくゆくはまた仲直りするよ
すみれさんの登場は清々しかったなぁ
ももちゃんもてるちゃんを振り回してる様だけど
実は一番流されやすいのがももちゃん
だからすみれさんに惹かれるんだろうな
テルちゃんとの方が楽なんだけど。。
最後のチャンスだったのに
モモちゃんからの言いたいことは最後のチャンスだったのに。
余計に変になっちゃった
そこまでくると、愛だとか恋だとかじゃないよね
その前に変な三角関係の頃から愛だとか恋ではなくなっちゃってるけど。
最初が大事なんだよ
お互いに惹かれ合った時もあったのに
夜中のビール買いに行くとか、おしかけ女房みたいに靴下直したりするからモモちゃん冷めちゃったんでしょ。
怖くなったのかもしれないね。
これ以上自分が甘やかされる事に。
もう、全部劇中にも言葉として出てて、わかりやすい拗らせ映画なんだけど
友達とあーだこーだ言ってる様にレビューも止まらない💦笑
いまの自分はヨウコに近いかも
寂しい、聞いてほしいで人を頼らない。
本当は寂しいんだよ!
ただ、自己完結してるだけなんだよ!
と思ってると写真展に現れた
あの二人は幸せな関係になっていってほしい。
ある意味テルちゃんが一番幸せなのかもね
67点
成田凌代表作。
昨今こーゆー作品増えてるのは非常に嬉しいし、抜擢する役者も話題作に出る様な第一線の役者さんではなくてその一歩二歩手前くらいの役者さんが花ひらくからまた面白い。
まいまいがえらばれるあたりも推せる。
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