劇場公開日 2018年11月9日

「映画館で観るべき映画!」ボヘミアン・ラプソディ 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

4.5映画館で観るべき映画!

2018年11月9日
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鑑賞方法:映画館

公開初日の朝一で映画館で観たけど、
観に来て良かった。
映画館で観た僕も勝者だ!と興奮しました。

クイーンの凄いファンではないけど、
最初はクイーンもそこまで知られてなくて
日本で売れて世界にも浸透して行った
と人から聞いてたけど、
映画では成功体験だけを前半は追っていって、
バンドは順調そのものって印象を受けた。

ゲイの部分も浅く描いて、
フレディの天才性だけを描くのかと思ってたけど、
中盤からマイノリティの部分や
栄光の裏の苦悩や孤独もしっかり描かれて
バンドとの諍いと取り巻きのいざこざが、
ラストのライブエイドのシーンに集約されて、
フレディの人生が乗っかりバンドが完成した
エネルギーが爆発するかのようなライブシーンは
圧巻で鳥肌が立った。

ライブシーンや音楽が出来上がって行く過程の描き方
はどれも痺れた。
クイーンの音楽が持ってるパワーを感じた。

そして、この映画の成功は
主人公のフレディ・マーキュリー役の俳優が
全てだと思う。
最初のフレディの背中から、「ぼくの知ってるフレディ・マーキュリーそのものだ」と思った。
顔が似てるだけでは、そのカリスマ性や存在感は真似
出来なくて、モノマネにしか見えなくて滑稽だと
思うけど、
このフレディは言動や動き、一挙手一投足が本人
そのものだと思えたし、オーラも説得力もった。

変人に才能が加われば、まさに敵なし無敵だなと思った。

素晴らしい映画だった。

奥嶋ひろまさ