七つの会議のレビュー・感想・評価
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とにかく面白い。スカッとする。役者がすごい。
とにかく野村萬斎が素晴らしい。もちろん、香川照之も安定の演技。半沢直樹✖️下町ロケット✖️TBSの延長という人もいるだろうが、派手な演出があるわけでもない。ひたすら、演技演技演技。核となる一つの鍵が下町ロケット的ではあるが、それも許せる。
今の時代に、あのような会社はないが、数年前のリコール隠しを考えるとありえたかもしれない。
とにかく会話劇としては、近年稀に見る秀逸な作品といえる。
日本企業の体質
良くも悪くもサムライ魂ここにあり。一企業の組織人としては痛感する内容で豪華出演陣の素晴らしい演技にも2時間圧倒されっ放し。野村萬斎が演じる八角係長の言葉も自分自身に問いかけられているようで身に染みました。まさに日本企業の体質と国民性を描いた作品で最後まで飽きずに夢中になった。
2019-20
鉄板的面白さ!
原作未読、TVドラマも見ていません。
でも、流石、池井戸潤作品!面白さは鉄板です!
企業の体質やサラリーマンの性(上には逆らえない、NOと言えない)を分かりやすく盛り込んで、「半沢直樹」「空飛ぶタイヤ」同等面白かった。
豪華キャスト
豪華キャストでした。下町ロケット、陸王、半沢直樹の役者が勢揃いでちょい役でもなんでもとにかく出てきます。
前半もミステリーとして良く。ぐうたらなのに立場は保たれ、以前は超優秀、関わったものは飛ばされる謎の男八角さんの存在に引き込まれました。ただ後半種が明かされればなんの事はない、会社のゴタゴタでした。
御前様なんてのも出てきてどれだけ凄いのかとも思いましたがまぁ当たり前ですが大会社の社長です。
総じて、期待は山のように膨らんだが回収されると期待外れ、そんな映画でした。
面白いけど・・・
池井戸順の作品は面白い本が多く、ドラマでも引き込まれてしまい毎週見てしまうものが多かったのですが、映画では時間の制限もあり、なかなか原作の良さを表現するのは難しいですね。
俳優陣は実力のある俳優が揃っていて、面白いとは思いますが「池井戸順の作品」と考えると面白いのは当たり前なので、何か物足りなさを感じてしまいます。
香川さんの演技もいつも以上の顔面でしたが、回を重ねるごとにどんどんエスカレートしていっているので、びっくりはしませんでした。テラフォーマーそのものですね。
キャストと原作を勘案するともう少し物足りないと感じる作品でした。
予告編に騙されてばかり
悪くはないのですが、予告編のほうで期待してしまい途中みなさんのレビューで言われてるようにシラけてしまいました。
最近、予告編に騙されてばかりです。
あと、この物語観たことあるなーって思ったらテレビ化されたものを映画化したものだったのですね。
池井戸さんの原作は奇想天外が激しくて面白いのですが、映像化すると演出が激しくて心臓に悪いです。
もう少し自然に演出すればいいのに。
でも、そうすると面白くなくなるのかもね。
池井戸作品なのに原作・主役ともに失敗
池井戸順の作品は半沢直樹、下町ロケットなどのように秀悦な作品が多いが、七つの会議は、リアリティ性、主役の配役で大きく問題があり、最低点となった。ねじ強度と運行停止の関係は不可解。主役は絶対に人事異動などのリストラをされない立場を利用した悪質社員で同情に値しない人物でした。さらに、主役はあれだけの昼行燈なのに、肩に力が入り、見るからに有能な社員を最初から演じた。最初からの脅しの声をはじめとする演技は、その後に出てくる真相解明時の意外性を台無しにした。主役は大泉洋がベストだろう。
「凄すぎ」
今年11本目。
香川照之が一番好きなんですが、今作は野村萬斎と香川照之の、狂言師と歌舞伎俳優の生き様が見れて良かったです。
「半沢直樹」の池井戸潤原作で、福澤克雄監督のゴールデンコンビとくれば、面白くないはずがない、と思うんですが、非常に骨太ないい作品でした。
俳優の演技合戦が見所だと思います。
グイグイと引き込まれるストーリー展開!面白い!
冒頭の緊張感あふれるシーンから一気に引き込まれました。
企業犯罪エンタメ映画として十分に楽しめました。
ボブ・ディランの歌声が作品とマッチしており、途中でなんだか切ない思いにもなりました。
萬斎万歳!
萬斎、表情が最高!見慣れた役者さんばかりで、ストーリーもありありで、安心して気軽に見れる。データー改ざんの話は現実っぽく、かつ身近に感じられた。悲しいけど。「バレなければいい」が本音。これは言葉じゃなく、演技力で表現しているのがさすが。
もったいないくらいの2時間
池井戸作品は中毒的にどうしても見てしまいます。本作ではテレビドラマでもおなじみの面々が多く登場することもあり、ワクワク感でいっぱいでした。予告編の迫力からも既に池井戸ワールド全開で期待は高まるものです。番宣や特集ではちょっと見せすぎじゃないの?とヒヤヒヤで必死にシャットダウンしていましたけど。
映画は想像していた内容とちょっと違ってかなり楽しめました。笑いあり驚きあり、パワー炸裂もあり。しつこくないサクッとした笑いがちょいちょい入り込みつつの、意外な方向に向かう展開の妙に引き込まれ、野村萬斎、香川照之らの大見得がメリハリを持たせています。
そして無駄すぎるくらい豪華な出演陣がまた良い。これだけ出ていても話がややこしくなることなく上手く交通整理されていて、この手際の良い演出力は見ていて心地よいですね。さすが半沢直樹や下町ロケットなど多くの池井戸作品を手がけた福澤克雄さんだけあって、面白くするツボを押さえていますね。ほんとにあっという間の2時間、もったいないくらいの2時間でした。
勝者なき闘い: 朝倉あきに萌え、重鎮の顔芸に悶絶
正直、期待してませんでした。
池井戸ドラマには、若干のマンネリ感が...
NHK版のドラマも断片的に観てしまい、地味な印象がありました。
土下座に固執する半沢直樹も、苦手でした。
ですが、そんな先入観は、見事に吹っ飛ばされました。
119分、池井戸ドラマが濃縮された、濃い〜映画でした。
前半は、朝倉あきちゃんが、主役ちゃう?ってくらい大活躍。
「とめはねっ!」以来のファンとしては、嬉しい限り。
個人的には、あきちゃんの声色と発声の仕方に、終始萌えっぱなしでした。
後半は、怒涛の告発+復讐。
されど、厚い組織防衛の壁。
クライマックスの後の更なる大オチ。
ラスト前に、香川さんが大事なモノを差し出し、悔恨を語るシーンには、泣かされました。
池井戸ファンならずとも、楽しめる一品です。
観て損しません。
迷ってるなら観に行こう。
原作買わなければ
俳優陣も素晴らしくたいへん面白かったです。なかなか細やかな池井戸ドラマなのでとても二時間では如何せん委細に触れておらず、なぜ主人公が今のような生活をしているのかなど不明です。
野村萬斎ファンとしましてはでずっぱりの構成に満足ではありました。
細かな話しは原作読んでみたいと思います。
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