引っ越し大名!のレビュー・感想・評価
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愉快痛快。モダンなエンタメ時代劇のお手本のような作り
まず土橋章宏の原作・脚本が巧い。何度も国替えを命じられる実在した藩を題材に、現代社会のさまざまな苦労や問題に通じるエピソードを手際よく盛り込んだ。藩士全員とその家族も皆新たな領地に移動する国替えは、例えるなら会社が他県に移転して全社員と家族が一緒に引っ越すようなもの。想像を絶する超難関プロジェクトの責任者に、星野源(はまり役!)扮する本の虫の引き籠り侍が抜擢されるという展開が面白い。リストラの悲哀(解雇する側とされる側の両方)もあれば、BL要素も。士農工商の身分制度と男尊女卑が当たり前の時代、そんな価値観に縛られない人たちがいてもいいよね、というエピソードの数々。
歌唱力でも定評のある高畑充希はNHK「おげんさんといっしょ」で星野と音楽の共演を果たしていたが、本作でも「引っ越し唄」を一緒に歌う場面があって嬉しい。高橋一生は豪快な性格の武芸の達人という、彼にしては珍しい役柄で健闘している。
❇️源さん地味すぎで良い😅オーラゼロ!褒めてます。🙇🏻♂️
引っ越し大名!
🇯🇵1682年江戸時代で2代目徳川綱吉。
愛媛藩の大規模な引越しで国ごと九州に行くことを命令された愛媛藩。
書庫番(およそ図書館)をしていた星野源さん。人との会話が苦手だが、文学や過去の書物を読みあさっていた事で、白羽の矢が立つ!
過去の書物を参考に独自の引越し計画をしていく!
藩の引越しを実話ベースとコメディータッチで展開する少しミュージカルストーリー🎵
❇️源さん地味すぎで良い😅オーラゼロ!褒めてます。🙇🏻♂️
◉70点。
★彡制作費が少なそうですが、お金のかかる時代劇で工夫と簡略化でわかりやすく、裏話は魅力的。
🟢感想。
1️⃣読書オタクが、人と関わり成長していく。
★彡女性が関わるとより一層人は力をつける所が良かった。
2️⃣いざ引越しするとなると、大変な事実がわかる。
★彡各自が抱えた荷物や大切な物の断捨離、藩のお宝、リストラ(お役御免)、引越し先での役職や経営などで金がかかる。
3️⃣引越や参勤交代を強制し、金を使わせ、地位を絶大にする徳川家の戦略は本当に凄いと感心します。
4️⃣星野源さんは本当地味なオーラが出ていて、この作品に合っていると思う。
★彡褒めてます。
5️⃣視点を変えた時代劇は良かったが、戦い方は悪ふざけが過ぎる💢
★彡黄色い声援、皿を武器とか、刀が抜けない主人公など活劇が醍醐味でもある時代劇には悪ふざけでしかなかった。残念無念でござった。
✳️藩の引越しで、農家の人は引っ越ししないことを初めて知り、考えさせられました。
また武士から農家へ、リストラされた人もいた事は勉強になります。
⚠️実話ベースの話して主君、松平直矩の生涯7回の引越しをさせられた話だそうです。
一回の引越して約14億位かかる藩のお引越し‼️ をっ?7回って…凄い。
エンタメ時代劇
今も昔も経費削減、節約。
引っ越しの費用を工面する
ため奔走する話。
とくに見せ場があるわけではなく
淡々と話が進むだけ。
平和な江戸時代でも
裏切り者がいて、足を引っ張る。
現代と変わらない人間の
醜い部分がある。
高橋一生はクールで落ち着いた
役のイメージがあるけど、
こういう快活で明るい演技も
様になっている。
引っ越しと言うより民族大移動
2023年10月7日
映画 #引っ越し大名!(2019年)鑑賞
生涯に7回もの国替えをさせられ、“引っ越し大名”とあだ名された実在の大名・松平直矩をモデルにした映画
国替えさせられるは、厳封させられるは踏んだり蹴ったりだよな。しかも東北から九州に行かされるって、サラリーマンの転勤と同じ感じだね
整理とは捨てる事なり
星野源扮する気が利く書庫番片桐春之介の藩は金が無く減俸の国替えが命ぜられ春之介は引っ越し奉行に任じられた。
まわりからかたつむりと言われていた春之介が際立つ展開だったね。何をきっかけにスタートさせるべきか全く検討もつかなかった春之介。整理とは捨てる事なり。最後の方は結構ばたばただったね。
情けない頼りない役が似合う男、星野源、今作も。なぜなんだ、ガッキー...
情けない頼りない役が似合う男、星野源、今作も。なぜなんだ、ガッキー(笑)
コメディ調で見やすい。高橋一生の見せ場もまずまず良かった。ラストもほっこりできます。
ただ、標準語の「姫路」の発音が現地人には気持ち悪い(笑)
TVO
必ず最後に誠意が勝つ
本が大好きな引きこもり侍、春之介。臆病で世渡り下手な彼に、突然下された辞令は、国替え。財政難の中、いかに安くお引越しするか。読書によって得た知識をフル活用、絞って捻って出したアイデアで、ピンチを乗り越える! しかし、その陰で陰謀が渦巻いて…。
頼りない春之介だが、柔軟でフラットな考えの持ち主。なんだかんだ芯はしっかりしている。星野源ちゃん、はまり役!
テレ東の放送を視聴。
普通でした
普通でした。 面白い部分も多かったですが、 退屈な部分もありました。 物語の終盤に納得できませんでした。 [ひろい領地 (15万石) に引っ越すから、 百姓にしたひとをぶしに戻せる] という流れでした。 しかし、 また すぐに狭い領地に引っ越すかもしれないので、 一時的なものに感じました。
軽妙に弱小藩の悲哀
全体としてはライトで楽しい。
弱い立場の藩が幕府の勝手な都合で、あっちやこっちに回されてしまう。
それに対応出来なければおとり潰しという
今で言う窓際に追いやられる局面を
何とか乗り切るあれこれ。
リストラにあう人々が戻らないのも納得が行く。
やはり手ずから開墾した苦労を捨てては行けないよなあ。
笑いあり!感動あり!
「超高速!参勤交代」と同じ監督ということで、笑いあり!感動あり!楽しめました!
個人的に、主役の星野源ではなく、力任せの高橋一生の演技に釘付けだったな!ガサツな笑い方や女や酒にだらしがない感じ、でも最後は頼もしい剣捌き!見惚れました!
お上の声一つで藩替えが起こる。車もない時代に、家財道具を持ち、家族どころか家臣も全員で
藩を移動する。大変な時代だったんだなぁ、と思う。この題材を面白おかしく仕立て上げる脚本と演出に、脱帽です!
国替えのため引越しをするというお話。 キャストそれぞれ役に合ってい...
国替えのため引越しをするというお話。
キャストそれぞれ役に合っていて、良かった。
ゆるさとほどよい笑いがなかなか良い。
それぞれの成長も見られ、ラストまで楽しめました。
硬軟のバランス絶妙なエンタメ時代劇
コミカルでありながらシリアスという、硬軟のバランスが絶妙な心温まる時代劇だった。当時の上士(上級武士)と下士(下級武士)の関係、士農工商という身分制度などを踏まえているので、時代劇らしさが十分堪能できるエンタメ作品に仕上がっている。
本作の舞台は江戸時代中期。姫路藩は姫路から豊後・日田(九州)への国替え(引っ越し)と、15万石から7万石への減封を命じられる。書庫番であり博学という理由で主人公・片桐春之助(星野源)が引っ越し奉行となる。度重なる国替えで財政は逼迫している状態で、前引っ越し奉行の息女・於蘭(高畑充希)、腕には自信のある鷹村源右衛門(高橋一生)らの協力を得て、片桐は、知力を振り絞って国替えに挑んでいく・・・。
片桐を演じる星野源の持ち味が最大限に活かされている。頼りないが持ち前の知力を活かして、不器用だが愚直に困難を克服していく姿は、星野源のイメージにピッタリであり、彼のために用意された役のようである。
さらに主人公を引き立てているのが、於蘭と鷹村である。於蘭は、勝気に積極的に主人公をサポートしていく。鷹村は、陽気に豪快に主人公を叱咤激励していく。ともに、主人公との静と動の対比が面白く、作品にメリハリを付けている。演じる高畑充希、高橋一生が芸達者の本領を発揮いて躍動している。
実現不可能なミッションに挑むという作品では、奇想天外な作戦を取るケースが多いが、本作ではそういう作戦は取らない。当時のタブーに真正面から挑んでいく。痛みを伴う作戦を断行していく。それほどに国替えが実現性の厳しい難問だったことが実感できる。
全体的に国替え騒動記的な作風だが、終盤は、絆というものを強く感じる展開になる。前半で主人公が取った作戦が、終盤への伏線になっており、古典的だが、そこには和を重んじる日本の原点があり、切なくて何度も胸が熱くなる。
本作は、エンタメ時代劇だが、絆という言葉が強く心に残る作品である。
今度はお国替え
参勤交代からお国替えに話を変えたが中身はお馴染みの幕府の政策に振り回される大名の家臣の苦労話、キャストもテレビでお馴染みのメンバーで終始、明るくミュージカルまで取り入れたコメディ映画。
城主松平直矩は5回もの国替えをさせらたのは史実ですが豊後日田(大分)への国替え、減封は本家にあたる越後高田藩の御家騒動の巻き添えを食ったもので閉門まで命じられています。悪役はお馴染み柳沢吉保、同時代の忠臣蔵松の廊下を思わせますが男色がらみの遺恨は脚色、道中襲われたことも無く高橋一生の為の見せ場づくりでした。
一生さんが振り回す名槍御手杵(おてぎね)は3.8mもの大槍で日本三大名槍のひとつ、下総国結城家の家宝でしたが直矩の父直基が結城家の養子になったことから受け継いでいました、資料によると松平姓に戻っても家紋は結城巴を用いたとあります、劇中では葵の御紋でしたが陣太鼓に結城巴の印がありましたね。
プロットも断捨離やリストラなど現代風に上手にアレンジされていましたが犬童監督のコメディ演出は歩き方や倒れ方、セリフ語りにもわざとらしさが鼻につくのが難点と言うか気になりましたが大衆受けを狙ったのでしょう。
時代劇という設定の現代劇って感じ?
時代劇が苦手って方も、この映画なら
楽しめるんじゃないでしょうか。
江戸時代っていう設定だけど、中身は現代劇ですね。
一つの組織が、上(国)から難題をぶつけられて、
それを乗り越えていくというストーリー。
時代劇によくある、暗さの感じない
エンタメ作品。おすすめです。
武士の本分が心痛い
本作は、とても娯楽性のある時代活劇だと感じます。2時間と言う短い時間の中にあらゆる要素を盛り込んだ大衆娯楽として評価されると思います。自分的には、お帰りなさい!!と言う言葉の重みに目頭が熱くなりました!!少しだけ歴史に興味ある人にはより良く楽しめると思います。
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