劇場公開日 2019年3月22日

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ブラック・クランズマンのレビュー・感想・評価

全240件中、161~180件目を表示

4.0映画のあり方を思い出した

2019年3月31日
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潜入捜査のお約束の、身バレ直前のハラハラと、クライマックスのドキドキ逮捕劇に、わ〜〜あ盛り上がるいい映画だった〜〜!面白かった〜〜!!てなってたところで、これがただの娯楽として消費されてもらっちゃ困るというメッセージがど直球で来る。
過去の話でも、フィクションでも、娯楽でもなく、現実の話として、我々は問題を投げかけられる。
あまり評価されない作品を語るときに「薄っぺらい」というワードが使われるが、これはその逆。厚みと重みががっちりあるうえ、面白い。良かった。

あとIQ3くらいの感想を言うと
まじでアダムドライバー好きすぎて死ぬ……………

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mimi

3.0新鮮味ありそうで、ない

2019年3月30日
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知的

難しい

面白い。申し分なく知的だし、スリリングでもある。でも何かノレないんだよなぁ…。
歴史のお勉強好きにオススメ。

史実にケチ付けても仕方ないけど、ニグロとワスプのバディ制にした意味あったんですかね?
最初から白人1人で全部やった方が確実だし安全じゃん。

反トランプ映画なのは見る前から分かってたけど、あそこまで露骨に表現して欲しくなかった。
我々外国の観客にとっては白けるだけ。まぁ、最初から客としては想定されてないだろうけど。

一番どうかと思ったのは、ヒロインの言動。
「劣等人種にも(愛犬のように)気の合う奴はいる」とのたまうKKK大幹部と、
「悪い白人警官が1人でもいれば、全員悪いのと同じ事よ」と仰るヒロイン。
これ、暴力の有無を除けば完全な合わせ鏡でしょ。それを軸に展開させた方が絶対面白かったと思うな。

KKKが悪党だなんて、マトモな奴なら既に全員知ってるよ。折角の面白設定なんだから、こっちはその先、
BLACK POWER!の行き着く先が見たいのよ。スパイクリーがそんなもん作る訳ないけどさ。

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日高雄介

4.5ブラックコメディの枠を逸した問題作。

2019年3月30日
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早くも2019年の代表作誕生。
‪白人至上主義団体KKKへの潜入捜査に黒人警官臨むという荒唐無稽だが、実話ベースの物語。‬
人種差別問題を根底まで描いており、ただひたすらにリアル。一向に消えぬ差別問題を突きつけられ、幾度も頭抱えた…

終幕前に白黒のアメリカ国旗がデカデカと映る。まさに、“自由の国”への欺瞞、交わらぬ国民性の表れ。

ブラックコメディの枠を逸した問題作。

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sam

4.5スパイク・リー節

2019年3月30日
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楽しい

怖い

難しい

黒人の警官が白人至上主義団体のKKK(クー・クラックス・クラン)に潜入捜査する話。
.
単なる潜入捜査の話だけでなくてこれを最終的に現代のアメリカに起きてることに繋げてく。KKKは昔の話じゃなくて今も同じような団体が黒人とユダヤ人は出てけってデモやってるんだよね。
.
この映画の中で黒人の団体とKKK両方に主人公が潜入するからお互いの主張が見えてくるんだけど、どっちの団体の人も白人の警官にひどい扱いをされるから警察が嫌いとか、黒人に娘がレイプされた(だったかな)から黒人が嫌いとか、.
.
自分が出会った人だけでその集団を判断しすぎ。白人にも黒人にも一定の割合で良い人も悪い人もいるっていうことがなぜ分からない。小学生でもわかる。
.
そしてKKKの若きリーダーデュークが明らかにトランプとかぶる。公の場では差別的な発言はせず、「アメリカファースト」と叫び、頭の良さそうな演説を説く。
.
劇中でこういう差別主義者は知らないうちに私たちを支配して国のトップに立つっていうセリフがあってそれについて主人公が国民がそんな人選ぶわけないと楽観。
.
これ同じようなこと大統領選の時にあったなぁと、かなりゾワっとした。この話の舞台の70年代から40年ぐらい経ってるけど状況は悪化してるんかね。

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せつこん

5.0この問題を放置することはアメリカの死そのものなのだと訴えているのだ

2019年3月30日
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時代はおそらく1974年から1975頃頃
冒頭の映画ラストショーや中盤での黒いジャガー(シャフト)、スーパーフライの話題がでるので1972年位かと思わせるが、その後コフィーの話になるので年代はそれ以降となる
そして素晴らしい時代考証の衣装、ヘアスタイル、車、などなどから1974年から1975年位までの事であるとわかる
スパイク・リー監督のかってブラックプロイテーションと呼ばれた黒人向けアクション娯楽映画へのリスペクトと深い愛を感じる
特に前半のクラブでのダンスシーンは秀逸
恍惚を覚えた

1974年に巨匠テレンス・ヤング監督がクランスマンという現代のKKK団との戦いを描く映画を撮っている
主人公は白人の老保安官、舞台はアラバマ州、時代は1960年代
つまり本作のタイトルはその映画にブラックを冠したものになる
本作はそのほとんどリメイクに近い
基本的な物語の構造は同じで、黒人が白人と組んでKKK団に潜入捜査するところが独創でありそれを中心に組み立てられているのでリメイクとまでは言えないが、スパイク・リー監督はその映画を下敷きにしているのは間違いない
舞台は南部から中西部のコロラド州に変わり、時代は約10年後だ

スパイク・リー監督は決して白人による抑圧社会への暴力革命を説いているのではない
人種間の対立を煽っているのではない
それではブラックパンサーと同じだ
それは鏡に写ったKKK団のやり方だ

テレンス・ヤング監督のその作品にもブラックパンサーの走りのような青年がアラバマ州の黒人大学生の集会で暴力での白人への対抗を訴える
本作でも黒人大学生達がブラックパンサーの元幹部を招いた演説会を行い、その人物は白人警官への武力対抗を扇動する
果たしてそれが本当にスパイク・リー監督が望んでいる事なのか

最後の10分間でこの物語はいまも変わらず続いており、時が解決するどころか先鋭化して来ていると訴えている
暴力に暴力で対抗して良いのか?
クランスマンでは白人の老保安官自らが暴力に暴力を持って鎮圧した
それはアメリカの理想とかアメリカの憲法とかの綺麗ごとではなく、単に自分の町の治安維持の為にしたことに過ぎない
しかし、スパイク・リー監督は最後の最後にアメリカ国旗をスクリーン一杯に大写しにする
しかし逆さまである

これは今のアメリカに対しての批判であるのか
現大統領に対しての批判なのか
もちろんそうではあるだろう

しかし違うと思う
スパイク・リー監督の真意は、それでもアメリカを愛し忠誠を誓うとの心情の宣言だ
アメリカの理想、アメリカ憲法の目指すもの
それに立ちふさがる者達を暴力には暴力をもって叩き潰すのではない
違うやり方があるはずだ
そのやり方を探したいとの心の叫びだ

残念ながら今はその理想とは真逆の国である
その意味で米国国旗は逆さまにされ、そして色彩を失ってしまうのだ
つまり、この問題を放置することはアメリカの死そのものなのだと訴えているのだ

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あき240

5.0全く笑えなかった

2019年3月30日
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今年観た映画の中で一番気分の悪い映画であった。だが、この映画はアメリカを写した鏡なんだろうな。

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ちゆう

4.0お察しの通り人権意識の高いメッセージが込められてるが、潜入捜査モノ...

2019年3月30日
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笑える

興奮

知的

お察しの通り人権意識の高いメッセージが込められてるが、潜入捜査モノ、相棒警官モノとしてハラハラしながら見られる。あとこれもやっぱり随所にトランプを揶揄するシーンが出てきて笑える(笑えないが)。

アダム・ドライバーが演じる警官は何であんな無茶苦茶な操作に協力してるのか疑問だったが、そこにもある程度納得感があった。ステレオタイプな嫌な野郎もいながら、捜査官仲間や上司の態度は案外フェアだなとも。

KKKと映画の関係が引き合いに出される。映画の"悪しき"過去を持ち出しながらこんな映画を作ることが、映画には"正しい"道に人を導くこともできるという意思のようにも感じる。

すげー気になるのが黒人学生自治会の会長で、そこに至る文脈があるにせよ彼女の警官に対する言葉や、警官である主人公への態度はレッテル貼りである種差別的に感じる。アメリカで、どういう人がどういう風にあの映画を見てるのか。肌の色だけでなくて北部か南部かでもまた変わりそうだけど。

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zhiyang

4.0本編よりも

2019年3月30日
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45本目。
本編も面白かったけど、最後の映像がね。
日本じゃそこまで報道されてないから、衝撃的な訳で。
どっかで見た顔、いや見てる。
エンドロールで分かった、ライアン・エッゴールド。
ちょっと雰囲気違ったもんな。

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ひで

4.0世界の理不尽を笑い飛ばす

2019年3月30日
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笑える

知的

 人間は他者の共感を得られないと生きていけない弱い動物である。弱いことが悪い訳ではない。ただ共感の範囲が、たとえば同じ星を見て美しいと言っているうちはいい。しかし徒党を組んで弱いものいじめをして喜ぶようになると問題だ。
 人は同じ考え方や同じ感性の持ち主と一緒にいることで精神的な安定を得ることができる。同じような人が生きているということは、自分も生きていていいのだという喜びもある。感性や考え方は人それぞれ、つまり個性である。類は友を呼ぶというのは、個性の似た者同士は集まりやすい傾向があるという意味だと思う。
 外見も広い意味では個性の範疇に入るかもしれないが、たとえば黒人がすべて同じ感性や考え方を持っている訳ではない。たとえばアメリカ人がすべて同じ感性や考え方を持っている訳ではない。感性や考え方は人種や国籍と無関係に、人それぞれである。分類と個性は別のものであり、黒人であること、アメリカ人であることは個性ではない。組織や共同体と個人とは、まったく別のステイタスであるにもかかわらず、個人を組織や共同体で分別してしまうことから、差別がはじまる。日本人だからといって一緒くたにされるのは誰でも不愉快な話だが、他国の人は平気で一緒くたにしてしまった経験は、沢山の人が覚えがあるだろう。人は個性で区別されるべきで、人種や国家や職業や家柄などで差別されるべきではない。
 本作品は、頭の回転の速い黒人の新人警官が昔から有名なヘイト集団KKKへの潜入捜査を行なう話である。舞台は1979年。20年に及んだベトナム戦争が終結して4年、ウォーターゲート事件から5年が経過しているものの、人々の間には敗戦による厭世気分と、現職大統領による犯罪という権力に対する不信感が蔓延していた筈だ。しかしその前年に人種差別撤廃を謳うカーター大統領が誕生している。黒人の主人公が警官になれたのは、カーター政権の政策が影響したのかもしれない。
 大変に言葉の達者な主人公だが、警官のことをブタと呼ぶ女子大生パトリスに反論する場面では、うまく説明ができない。頭では解っている。他人を侮蔑的な呼称で呼ぶのは、黒人を侮蔑する白人警官と同じである。しかしそれを言ってしまえば、パトリスを人格否定することになる。ロンはどこまでも優しい性格なのだ。本作品は主人公の優しさを伝えるだけでなく、彼の言いたい本質も伝えている。
 ブッダの言葉を纏めたとされる「スッタニパータ」という本に「犀の角」という一節がある。言葉としては、何物にも惑わされず犀の角のようにひとり歩めと書かれてあるのだが、この説法の本質は、孤立を恐れず孤独に耐えろということである。それは裏を返せば、孤立を恐れ孤独に耐え切れないと、人は他人の価値観、共同体の論理に安易に同調してしまい、真実を見失うということを示している。差別の本質は人間の弱さにあるのだ。
 帰属意識や愛国心、郷土愛といった耳障りのいい言葉が、実は差別の温床であることを認識しなければならない。どれだけ差別をなくす運動を続けていても、特定の国や団体や地方を愛する気持ちを持っている限り、この世から差別はなくならない。執着から精神を解放することだけが差別をなくす道である。それは社会を変える運動ではなくて、人間を変える運動だ。
 スパイク・リーがそこまで達観しているかどうかは別にして、本作品には黒人差別にとどまらず、世界中の理不尽に対するアンチテーゼが感じられる。この作品には理不尽を笑い飛ばすパワーがあった。電磁波による情報化社会が充実して人々の生活が便利になったにもかかわらず、世界中から悪意の不協和音が沸き起こっている。言いしれぬ不安を感じている人は多いだろう。本作品を観たからといって不安が消えるわけではないが、とても爽快な気分にはなった。

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耶馬英彦

5.0今も続く狂気

2019年3月30日
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笑える

楽しい

難しい

日本人は、人種差別が背景にあるので、理解するのが大変な映画です。
私も細かいところまでは、理解できていないですが、雰囲気を感じること
ができました。
日本人は、理解しなくても良い昔話ではなく、理解しなければならない、
現代に通じる話になっています。
日本や米国はもちろん、世界中で極右勢力が活発に活動しています。

題名「ブラック・クランズマン」は、黒人のクー・クラックス・クスクラン
(Ku Klux Klan:KKK)の団員という意味です。

KKKは、米国の白人至上主義の秘密結社です。
白人は、ホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタント(WASP)です。

ホワイトは、白人です。

アングロ・サクソンは、ドイツ北岸から英国に入ってきたアングル人、
ジュート人、サクソン人というゲルマン系の人々です。

プロテスタントは、ローマカトリック教会から分離した教派、さらに
そこから分離した教派で、主にドイツ、英国、スウェーデン、フィンランド、
ノルウェー、デンマーク、アイスランド、エストニアに信者がいます。

WASPは、最初に米国に入植した人々ということになります。
WASPは、黒人だけでなく、後から米国に入植したイタリア系、アイルランド系、
ユダヤ系の白人も差別したいと言うことです。
ユダヤ系白人は、米国でもドイツ系白人に嫌われていました。
WASPは、米国の中では多くを占めていますが、減り続けています。

KKKは、南北戦争後、1865年頃のテネシー州で、白人退役軍人が「交友会」
として結成し、白三角頭巾に白マントという異様なコスプレで黒人居住区
を練り歩いては、脅かしてからかうといった嫌がらせを楽しんでいたのが
始まりと言われています。
黒人奴隷は、解放されましたが、黒人差別は合法でした。

1920年頃、KKKは盛んに活動していました。

1964年7月2日、米国で公民権法が発行されました。
黒人差別、人種差別は、違法になりました。
KKKの活動は、違法になったというわけです。
法律は、地味で、わかり難いかもしれませんが、重要です。

KKKの活動は、名前を「団体」と称し、地下に潜り、続けられていて、
最高幹部はデビッド・デュークでした。
デビッド・デュークは、1989年から1992年まで、ルイジアナ州の下院議員で、
1988年米国大統領民主党予備選と1992年米国大統領共和党予備選の候補でも
ありました。
デビッド・デュークが、米国大統領になっていたかもしれないということです。
ドナルド・トランプは、多くの世論調査を覆し、米国大統領になりました。
KKKは、トランプ米国大統領を支持しています。
昔話ではなく、現代に通じていると言うことです。

ブラックパンサーは、革命による黒人解放を提唱し、アフリカ系米国人に
対し武装蜂起を呼びかけていました。

この映画は、南北戦争を描いた「風と共に去りぬ」のシーンから始まります。
ここから、KKKが生まれたという意味です。

この映画は、1978年の米国西部にあるコロラド州コロラドスプリングスで起きた
KKKへの9ヶ月に及ぶ潜入捜査を描いています。
ロン・ストールワースは、コロラドスプリングスで初めて採用された黒人警察官
で、KKKの新聞募集広告見て、電話する刑事です。
フリップ・ジマーマンは、ロン・ストールワースに協力して、KKKに潜入捜査する
ユダヤ系の刑事です。

「國民の創生」は、1915年に公開された無声映画で、白人の視点からKKKの黒人虐待
などを壮大な叙事詩として描き、大ヒットし、米国国立フィルム登録簿に登録され、
永久に保存されている映画です。

最後に、米国の国旗が逆さまに、描かれます。
米国の国旗に関する法律には、「生命や財産に極度の危険が迫っている際、その危険
を伝える目的を除き、下方に傾けて掲揚してはならない」と規定されています。
つまり、米国に生命や財産に極度の危険が迫っていることを表しているということです。

日本の国旗には、上下はありません。

映画を理解したいという人にはパンフレットの購入をお勧めします。

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ノリック007

4.5傍観者としての日本人。

2019年3月30日
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怖い

単純

 スパイク・リーの映画を観るのは、「クルックリン」か「マルコムⅩ」以来でしょうか。かつての先鋭的な作風は影を潜め、判りやすい映画作りに終始していたのが意外に思えました。こういう作風、私、嫌いじゃありません。
 人種差別を扱ったアメリカ映画は数多くありますが、翻って我が国はどうでしょか、朝鮮人、中国人を真正面から扱った映画は、思い浮かぶところ、「月はどっちに出ている」くらいしか思い浮かびません。日本の映画界ではこうした差別問題を白日の下にさらすのは一種のタブーなのでしょうか。血のメーデー事件、など在日朝鮮人が大暴れした事件も日本にはあります。誰か志ある映画人に一度、劇映画を撮ってほしいものです。
 それにしても、最後の夥しいドキュメントフィルムの洪水、アメリカの人種問題は時代が経っても何一つ解決されていないことを知り、粛然とした気分になりました。

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bashiba

2.0眠くなる

2019年3月30日
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なんかいらないシーン多いなぁと思っちゃった。

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ボケ山田ひろし

4.5ラストシーンの恐怖

2019年3月29日
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怖い

知的

強い政治的なメッセージの込められた映画です。それはラストシーンはもちろん、劇中のセリフなどからも感じられました。

ラストシーンはすごく衝撃的です。
分断がより深まり、差別は増しているように感じました。
この50年で進んだ距離は決して小さなものではありませんが、先が長い(もしかしたら永遠に続く?)事は明白です。
おそらく完全に相互が理解し合える事はないのかもしれません。しかし、そこを目指して行動することこそが重要だとこの映画は教えてくれます。

ただ正直ラストシーンは、映画の表現として、ちょっとズルいなとも思いました。

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Rewind That

3.5虚偽広告……このうえなく政治的な作品

2019年3月29日
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日本版のトレイラーでは、ドタバタコメディだったのに……騙された感はありますが、そうでもしなきゃなかなか人が入らないタイプの映画ではあると思います。
でも、スパイク・リーだし。そりゃそうか。そして「ゲット・アウト」のタッグも噛んでたみたいだし、彼らはそういう話をつくりたいのかな。根深い人種問題の話でした。
正直、浅はかな知識で語る勇気はないので、中身に関してはノーコメントにします。

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ちかし

5.0見事に、上手くやってのけた。

2019年3月29日
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楽しい

知的

難しい

映画でしかできないことを、「見事に、上手くやってのけた。」と感じることができる作品でした。

出発点は、黒人差別の歴史でしたが、それだけではなかったみたいでして・・・・・、

「この作品は、何を言いたいのかなあ。」と、意識して、耳を澄まして聴いていましたら、実は、私たちのいろんな課題に当てはめて考えることができるアプローチの紹介のような気がしました(特に、最初の、学内でのスピーチ)。

いろんな思い(想い)があるのでしょうが、何年経っても、それをうまく伝えることができずに終わってしまっている方々が、どの時代にも、たくさんいらっしゃって、そんな方々に、かなり骨太なエールを贈っているような気がしました。

件の、学内でのスピーチも良かったですし、後半の、白人、黒人、それぞれのイベントを同時進行させるなど、コントラストの効いた、練りに練った作品で、このあと、飽きることなく、長い時間をかけて考えてゆくことができる問題提起でした。

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81。screen

2.0笑えるけど結構重い

2019年3月29日
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予告編ではかなりコメディな印象でしたが、本編は割とヘビー。ジョークは笑えますが、死人も出るし、憤る部分も多いです。
人種差別を扱う作品は、いつも何でこんな事で…と思うけれど、日本人にはピンと来ない部分も多く、理解しきれないのはしょうがないのかなと。みんなそれぞれ考え方は違っていいじゃないかと心から思います。違いを認め合って共存していくのは、どうしてこんなに難しいんだろう。本作品では、白人=悪者でマヌケ、黒人=ブラックパワー!差別に負けず賢く生きる!みたいな構図になっており、なんだかなぁと思ってしまいました。
勿論差別は無くすべきだし白人の立場が強いのは事実、しかも近年また昔のような差別が生まれやすい環境や情勢になってるのも事実。だからってお互いを見下し合うみたいなのは止めにしたいと思いますが、やっぱそんな簡単にもいかないんでしょう・・・。もどかしいです。

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まだまだぼのぼの

3.0おもしろ、おかしく

2019年3月28日
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しているけど、やはりアメリカの人種差別は根が深く、大きな問題であることが、良くわかりますね。ストーリー的にはもっと巧妙なやりとりが展開されても良かったかも?

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ごっとん

3.5予告編、アピール間違ってるよ…。

2019年3月28日
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おまけにスパイクリーだった。
もっと軽いノリのコメディーかと思ったら人種差別を題材にしたブラックな作品だった。
挿入音楽とストーリーのノリが妙にミスマッチで不思議な感じ。
憎しみには未来はないのかなー、と。多民族国家の難しさを感じる作品でした。

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peanuts

3.5グリーンブックが作品賞となり途中退場のスパイク・リーの言いたかった事

2019年3月28日
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個人評価:3.7
この世で最も相反するKKKとブラックパンサー党に、白人と黒人のデカが協力し潜入する。実話のストーリーだが、そこに物語の芯がある。
映画としてはそこまで好きな作品ではないが、マルコムXを描き、そしてデンゼル・ワシントンから世代を変え息子を主役に起用し、本作で同じテーマを描く。日本に住んでいる者にとっては肌に感じた事がない人種差別。まだ色濃く残るアメリカの実情を作品として残し発信し続ける。そんなスパイク・リー作品には大事なテーマが流れ続ける。
アカデミー賞授賞式で、作品賞がグリーンブックとなり、途中退場したスパイク・リー。
人種差別を取り上げる物語の描き方として「そうじゃないんだ」と言いたかったのだろうか。

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カメ

3.5アメリカの現実

2019年3月28日
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黒人とユダヤ人の主人公コンビは白人至上主義KKKから差別を受けていながらもどこかコミカルな感じで前半は全くポンポンとストーリーが進んでいきましたが、「America is first」の言葉が出てくるようになってきたラストにかけてどんどん重くなっていきます
潜入捜査は終了してもアメリカの現実は何も終変わらないまま
清々しい気持ちにさせてくれた「グリーンブック」とよく対比されてますが、こちらは観終わっても救われた気持ちになれる事もなく、ひたすら厳しい現実を突き付けられました
日本で差別を感じる事もなくどれだけ自分は呑気に過ごしてるんだろう
ラストのアメリカの国旗でこの作品の伝えたい事が心にズシンときたように思いました

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小町