劇場公開日 2018年12月15日

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「エル・ファニングさんに触れずに語るとすれば…」メアリーの総て 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0エル・ファニングさんに触れずに語るとすれば…

2018年12月29日
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鑑賞方法:映画館

きっと時代の空気感(時間的な流れも含めて)を大切にしているからだと思うのですが、劇的な展開や小説を仕上げて行く時の高揚感のような要素は抑制気味に演出されています。

想像ですが、書店などの街並みのセットや文筆の小道具などは欧米の稀覯本マニアが観ても及第点を取れるレベルを目指したのではないでしょうか?
『イーリアス』(トロイア戦争!にアキレウス‼️)の原書がよく出てきましたが、その世界ではとんでもない値がつくもので、知っている人が観たら垂涎モノなんだろうなぁ、と思って観てました。

50年生きれば長生きだった時代では、10代後半から20代前半が正に男盛り・女盛りで感性、創作力、体力ともに豊かだったのですね。明治維新の英傑達も皆若かったけれど、今を生きる我々が、20代で活躍できなくても嘆くことはないと思います。

グレシャムの法則