劇場公開日 2018年6月8日

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「「ベイビーブローカー」に続いて2作目の是枝監督作品」万引き家族 UKmimikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「ベイビーブローカー」に続いて2作目の是枝監督作品

2022年7月6日
iPhoneアプリから投稿

「家族とは」「幸せとは」色んなことを考えさせられる内容でした。

最後に安藤サクラさん演じる母が刑務所の壁越しに話すシーンが心に残っています。
男の子が放置されてた場所と車のナンバーまでちゃんと覚えていたんですね。
今まで本当の親が現れなかったということは子どもがいなくなったのに捜索届けも出さない親だったってことですよね?
あの男の子が本当の親を探すのか、それとも血の繋がりはないけど擬似家族として過ごした自分が刑期を終えて出てくるのを待つのか。
それを安藤さん演じる母は賭けたのかな?という気がしました。
あの家族の行く末は見た人それぞれの心の中にあるんだろうな。

ただどうしても共感しえなかったこと。。。
題名にもなっているのでこの作品の主軸であるのだろうが「万引き」
この家族は万引きや車上荒らしを生業にしなきゃいけないほど困窮していたか?
おばあちゃんの年金もある。
賃金は安いかもしれないけど両親も働いていて妹?娘?もアルバイトしてた。
なのでどうしても生活のためには万引きするしかないよね。という気持ちにはならなかった。
万引きや車上荒らしなど犯罪を犯さなくとも、細々でも真っ当に生きてたらあの家族は別の道があったのでは…と思いました。

UKmimiko