劇場公開日 2018年12月14日

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「ブロリーと新キャラがいい味」ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ブロリーと新キャラがいい味

2018年12月15日
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鑑賞方法:映画館

昔からの、または「超」のファンには、かなり楽しく見応えある作品では?

無印から、テレビシリーズの「超」まで、ドラゴンボールシリーズをコンプリート鑑賞してないと、理解できない作り。
完全なる続編。
(なので逆に言うと、本作が初見なのは難しい)

お話自体はさほど複雑ではなく、単純そのもの。
予告で想像のついた範疇で収まっていたレベル。
あまり多くは期待しない方がいい。

昔の劇場版アニメ『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、『危険なふたり!超戦士はねむれない』『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』からの要素抜き出し再構成でもある。
ブロリーが悟空(カカロット)を憎んでいるって昔の設定は、持ってこなくて正解。
むしろ今回、惑星ベジータでのフリーザとの因縁や、新キャラ2名との交流を描いたことで深みが出て、ブロリーは敵にも味方にもなる好感持てるキャラに進化していた。
この辺は、ストーリーに原作の鳥山さんが関わったおかげだろう。

7割ほどが戦闘シーンで、ひたすら戦いが続く。
超絶戦闘作画を楽しめばオッケー(途中、結構なカットが崩れていたけど)。
IMAXや4DXを意識したカメラワークが目を引く差異はあった。
いかにも「続く」で引き。

悟空の戦闘狂ぶりが強調されて、モラルがぶっ壊れ気味。
すっかりベジータの愛妻家キャラって定着したなぁ。

しかし、強さのインフレを起こしすぎなあの戦闘レベルだと、地球が何回壊れてても不思議じゃないのだが。
この作品世界における地球って、丈夫だなあ。

点数は、ドラゴンボール映画として。
映画単体の出来は★1.5くらい。

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コージィ日本犬