劇場公開日 2018年7月20日

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「違和感あり」未来のミライ fumiさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0違和感あり

2022年9月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

見てる間中、ずっと違和感を感じ続けた作品でした。
色々と原因はありますが、一番の原因は主人公くんちゃんの4歳という年齢設定だと思います。
両親に駄々を捏ねる場面でのくんちゃんは、赤ちゃん帰りしてしまった設定なので問題ないのですが、それ以外の場面でのくんちゃんの知的レベルと行動は4歳児のものではありません。お子さんがいる人なら分かると思いますが、小学3年生以上下手したら高学年の思考レベルにしか見えず、どう見ても幼稚園の年中児には見えないのです。
この点がどうしようもなく気になってしまい、話に入り込めませんでした。多くの方が声優さんの違和感としてレビューされてますが、キャラクターの年齢的な違和感が声の違和感となって感じられている方もいるのではと感じます。

竜とそばかすの姫を見た時も思ったのですが、キャラクターの発言や行動に蓋然性を感じない場面が多すぎるのです。「こういう人物だ」と設定した登場人物が果たしてこの場面でこう発言するだろうか?みたいな推敲が全く足りてないように感じます。そういう推敲があれば4歳児くんちゃんの発言や行動がもっとリアリティを持って描けたのではないかと思うのです。或いは、そういう推敲をすれば、このストーリーで主人公が4歳児という設定そのものにムリがあるという結論になったかも知れません。

監督ご自身が子育ての経験があるのに何故こんな描き方になったのか…もしかしたら、ご自身が子育てに向き合って来なかったのかな??なんて邪推してしまいました。

あと、両親・祖父母がみんな揃ってくんちゃんをないがしろにしすぎに感じます。母親の態度はイヤイヤをワザと起こさせてんのかい!とも思え、全く気分がいいものではありませんでした。家族の繋がりを描く作品で、くんちゃんが酷くないがしろにされるシーンをあそこまでしつこく見せる必要があったのかと疑問です。現実の多くの親や特に祖父母は上の子にもっと優しいのだから、そう描かないと大多数の共感は得られないと思います。

全体を通してモヤモヤを感じる作品でした。話の着想自体は面白くなり得るものだと感じるだけに残念に思います。

fumi