劇場公開日 2018年7月20日

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「もう観ません」未来のミライ メガネさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0もう観ません

2019年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

単純

遅ればせながら地上波で視聴しました。

前作の「バケモノの子」で
「映画館ではもう観ない」と決めていたものの
気にはなっていたので地上波に降りてきたのを
録画して視聴しました。

いろいろ賛否両論があるのも納得。
ただ、過去作品にくらべてターゲットを絞りすぎたせいか
賛も否も弱く、こんなにお金をかける価値のある作品だったのか?
と思えば「否」としか答えられない。そんな映画。

ウォーゲームから始まりこれまで細田監督作品を観てきて
思った事。

語弊があるのを承知で書きますが。
細田監督ってエンターテイナーとしては
0から1を生み出せる人ではないのだろうなということ。
すでに1があるものを5にも10にもして
人に伝えることが得意な方なのだろうな…と感じています。
監督ご本人が「映画を通してどうしても伝えたいこと」が
監督手ずから原作、脚本に関わった作品になればなるほど
あまりあるように感じらません。
あるのだとは思いますが、他監督さんの作品群に比べ
そのテーマへの情熱は感じないのです。残念ながら。
だからテーマとは別のところ
監督自身のジェンダー感や家族感、性癖などの
意図せずぽろりと画面にでてしまったものに
目がいってしまうのだと思います。

やはりアイデア出しや脚本は他の方に任せた方が良いのでは。
もし次回作があるのだとしたら
何か小説などの原作がある作品ならば
見てみたいと思います。
監督ご自身が原作、脚本の作品は地上派で流れていても
もう観たいとは思いません。

メガネ