劇場公開日 2018年4月27日

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「~ネタバレあります~ めちゃくちゃ美しくて瑞々しくて、心洗われるよ...」君の名前で僕を呼んで ゆうかさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5~ネタバレあります~ めちゃくちゃ美しくて瑞々しくて、心洗われるよ...

2018年5月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

~ネタバレあります~

めちゃくちゃ美しくて瑞々しくて、心洗われるような映像の中、ふいに見える「別れの予感」がとても切なくて涙が出た。庭に生えた、フルーツ畑の演出が、二人の関係の中の、はじける様な愛の瑞々しさとか美しさを助長させてて、そのせいでなおさら切なさも際立って、すごい心を締め付けられた。

オリヴァーが決まり文句の様に口にする「後で」という言葉の一方で、エリオとの会話の中にだけ出てくる、お互いに口にしあう「今すぐに」という言葉も、なんかかわいくて初々しくて、でもどっかで、「限られた時間」っていうものを感じさせられた。

男同士であることに苦悩しながらも、どこまでも普遍的な、男女の恋愛となんら遜色のない愛情を持ち合う一方で、「君の名前で僕を呼んで(Call me by your name)」っていう、二人だけの、誰にも侵すことのできない関係性が、とにかく美しくて、尊くて、切なくて、苦しくて、でもやっぱ美しくて、とにかく胸が締め付けられた。

「OLIVER」の名前の中には「ELIO」がおるんやなあ~とか思ったら、なんか余計に胸が痛くて。

でもこの映画の素晴らしいところは、どれだけ切なくてほろ苦い結末を迎えた出会いであっても、2人も、その周りも、オリヴァーとエリオの出会いを喜んで、肯定して、大切にしとるところ。いつか再開した二人が、またお互いをお互いの名前で呼びう未来があったら、想像するだけで涙がでる。

は~、とにかくしばらく抜け出せそうにない。もう一回見に行こ。
音楽も最高によかった。サントラ絶対買お。ので

ゆうか