ワンダー 君は太陽のレビュー・感想・評価
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優しい映画
皆が優しい心地よい映画だった。
オギー自身も両親も、家族も友達も。先生も。
ジュリアンだって本当は。
それでも皆傷ついたり悲しんだり、不満に思ってしまう。
人が生きていくって難しい。
けど、嬉しい。
そんなことを思わせてくれる映画。
主役はオギーだけどそれ以外の周りの人たちの視点から語られる部分がとても好き。
偶々オギーがいるから彼が中心のように語られるけど、実は誰もが何処でも感じる事。
特にミランダの寂しさは泣けてくる。
父親の泣く姿なんてなかなか見られない。
家族のあり方もすごく好き。
特に父親。
誰へも配慮が出来るすばらしい役割だと思った。
どんな人間でありたいか
「感動」という部分ではもう超満点。
主人公・オジーは賢くてかわいいし、彼の人柄に触れたみんなが
ちょっとずつ優しくなっていく様子にグッとくる。
オジーを中心にした太陽系みたいっていう喩えが本当に素敵で、
とにかく過不足ないストーリーテリングに惹きつけられっぱなしだった。
ストーリー構成も絶妙で、たとえばオジーのお姉ちゃん・ヴィアも屈託を抱えてるんじゃ…?
って気になり始めたところに「…Viaのおはなし」って感じで視点が切り替わったりする。
オケツ校長の「何事にも2つの面がある」って格言にもあるように
物語にしっかり奥行きをもたせるのに貢献した構成だったと思う。
逆にちょっとだけ残念だったのが、オジーを綺麗に描きすぎていないか?ってこと。
障害をもった人だって聖人じゃないだろうし、
たとえば子どもらしい至らなさみたいのがちょっと足りなかったんじゃないかなって。
終始オジーは完璧でそれに感化される周りの子どもって図式がちょっとやりすぎな感はあった。
そうは言っても湖のシーンとラストシーンでは特に泣かされたんだけどね。
まぁとにかく、全人類に見てもらいたい傑作なのは確実。
なんかみんな仲良くなっちゃうのができすぎてる。
まぁハッピーエンドなのはいいんだけど、よくできてる話って感じ。しょうがいしゃはいい人であって欲しいし、しょうがいしゃにはみんな優しくあってほしい。そういう願いはある。いろいろな人の視点で語られているのが面白い。
障害とかそんな次元の話じゃない素敵な映画素敵な
ワンダーっ=奇跡。
周りを幸せにしていく奇跡!
生まれてから27回手術した子供のお話。。。手前置きがあるとそれに焦点が向きがちだけど、そんな次元じゃないすごくハッピーなヒューマンドラマ。
とても素敵でした。
こんな人間になりたいなあ。
コンプレックスと持っていても、自分が親になったとしても、自分が家族になったとしても、自分が誰かの友達である事、自分が教師になったとしても。。。
この映画に出てくる人たちみたいになりたい。
邪悪さがない、とても気持ちのいい映画でした。
オーウェンウィルソンも今回も素敵でした(^-^)
外見というメッキ
中身のない外見ほど脆く儚いものはなく、歳月とともにメッキは剥がれ落ちる。
外見みたいな表面的な価値は、内面に従属するもので、本物の価値は内面にある。
外見のハンディキャップは内面でカバーできる。このことに説得力をもたせている実例が本作や乙武さんである。
涙が止まらない
何度も何度も泣けました😢
それぞれの登場人物の立場になって考えられる
ストーリー展開になっていて
それぞれのことを思うとその度に涙が出ました。
人とは違う10歳のオギーは本当に特別で
太陽みたいな存在である彼がいるから
みんなが輝いているんだと感じました。
個人的にはノア・ジュプが演じる演じるジャックが
結構好きです💓
人の優しさと勇気と強さを強く感じる作品でした。
#choosekind
学校や家族内で、誰もが1度は抱いたことのある感情がそれぞれの立場から受け取れる気がする。
物語はオギー中心に進んでいくが、友達の視点、姉の視点、それぞれに悩みを抱えていたり、それぞれの考え方も描かれていて、決してオギーだけの、自分だけの世界ではないことに気づかせてくれる。
子供の頃は特に周りと違うことを恐れたり、権力のある者に従うことが多い、狭い世界だと思う。だが、大事なことはやはり、見た目ではなく中身であって、オギーの怯まない強い心やユーモアさ、そして優しさにみんなが心を動かされ、変わっていった。
また登場人物それぞれに、違った形の優しさで溢れていた。オギーを気にかける生徒や先生、弟のことは大好きだが親を独り占めするオギーに嫉妬してしまう姉、人を笑顔にすることが得意な父、そして、オギーが笑顔で学校に行くことを1番に願っている母。自分がどれだけ友人や家族に大切に思われているか普段は気づかない。だが、それは確かにある。"誰もが人生に1度は称賛されるべきだ"というオギーの言葉は本当にその通りだ。誰もが誰かにとっての称賛されるべき人で、優しさを選択した人である。
大事なことをたくさん教えてくれた映画。
複数の視点から描くヒューマンドラマ
友人と思っていた人が、違う友達の前では酷いことを言っていたり、高校デビューしても馴染めず元の関係に戻りたがる人がいたり、なんとなく心当たりのある光景を見て子供の頃の青さを思い出した。
ただ、いじめっ子が完全に悪者となっていたが、自分があの状況で少しでも似たようなことをしなかっただろうか、と思うと自信がない。
主人公よりも周囲の人たちの行いから感じることの多い映画だった。
主人公の男の子は、生まれつき顔に障害があり他の子とは違う。子どもと...
主人公の男の子は、生まれつき顔に障害があり他の子とは違う。子どもという正直な時期だからこその映画だなと感じました。
見た目で人を判断するなって昔から言うけれども実際には、その人の事を見て判断しなければいけない時もあるし、そういう風に考えてしまうと思う。だけれど、少しだけ向き合っていければ、自分の見方を変えれば自ずと何か変わるんじゃないかと考えさせられました。
主人公の素直で素敵な姿に感動しました。
これが感動ポルノ?冗談じゃない!!
確かに全編にわたって優しさで満たされた作品で、「甘い」という感想が聞かれたり、障害をネタに感動を煽る「感動ポルノ」との批判が出るのも(100歩譲れば)分からないわけではない。しかし、この作品のもたらす感動がそんな安っぽいものだとは私には到底思えなかった。主人公だけでなく、主要キャラクターの心情を実に丁寧かつ繊細に描きながら、人と人が関わり合って生きていく時に普遍的に大切なことを、どこまでも真っ直ぐに描いた正真正銘の大傑作だと思う。障害者を描いた感動モノというところに拘らず、登場人物たちに起こっていることは私達の毎日の生活で起こっていることと同じじゃないか!というところに気づけば、素直にこの作品の良さを享受できるでしょう。
クリスマスに是非!!
よくある、子供をダシにした映画(有名作「ルーム」の少年なだけに)だったら嫌だなと公開時から敬遠していましたが、序盤からもう引き込まれました。知的で温かみがあり、意外にも何か気楽に観れたのは、作り手が上手いのだと思います。各キャラクターをメインに据えたチャプター構成や、全体のバランスにも目が行き届いていて、幸せな時間を過ごす事ができました。劇場で観れば良かったです。母親役がジェシカ・チャステインだったら知的な映画なんだろうなときっと身構えてしまいましたが、ジュリア・ロバーツなのがまた自分にとっては新鮮味があって良かったです。私は特にやりたい事もなく、政治も酷いし病気と怪我(オギーのように、会う人は親切な人とゴミ人間に二分されます)で死にたいとやんわりと思っていましたが、周りの人との知的で愛のある交流で、それらはあまり気にならなくなると感じました(が日本だとなかなか難しいですね。また学校だから奇異の目で見られ、正論が通って守られている部分も両方あると思います)。お父さんは調子が良くて物足りないですが、丁度良いのかも知れません。登場人物の中ではジャックが熱くて良かったです。
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