劇場公開日 2018年1月20日

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「【”夢を諦めきれない。”アイドルになる事の大変さ。アイドルでいる事の大変さ。アイドルを引退した後の大変さをシニカル且つコミカルに描いた作品。】」ピンカートンに会いにいく NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”夢を諦めきれない。”アイドルになる事の大変さ。アイドルでいる事の大変さ。アイドルを引退した後の大変さをシニカル且つコミカルに描いた作品。】

2023年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

ー 少し前だが、あるアイドルグループの売れる前の姿に密着したドキュメンタリー映画を観たことがある。
  そこに描かれていたモノは、厳しい芸能界の真なる姿であった。
  売れているアイドルグループが横に居る中での握手会のシーン。
  大行列の人々を横目にしながら、自分達の前にはパラパラとした人の列。
  だが、そのアイドルのメンバー達は笑顔を受かべ、一人一人に語り掛け握手をしている。厳しい世界だな、と思ったモノである。
  更にグループ内でのセンター確保、及び人気によって歌う列が変わるというシステム。
  ”10代の若き女性に、何て仕組みを押し付けるんだ!〇〇〇!(敢えて、名は伏す)”と思ったモノである。(因みにそのアイドルグループは、今や大スターである。)ー

■かつて、ブレイク寸前で突然解散してしまった伝説の5人組アイドル・ピンカートン。
 20年が過ぎ、リーダーだった優子(内田慈)は今も売れない女優を続けていた。
 ある日、ピンカートン再結成の誘いが舞い込み、崖っぷちの優子は再起を懸け、元メンバー4人に会いにいくが、子供が3人居る女性や、反抗期の娘がいる女性や、30代の女性の現実を知る中、且つて一番人気だった葵(松本若菜)だけ消息が分からず・・。

◆感想<Caution! 内容に触れています。>

・今作のメインを務める優子を演じる内田慈さんの魅力炸裂作品である。
 30代後半でも派遣でコールセンターで働きながら、映画の端役で頑張る姿。
 けれど、妙にプライドだけは高い姿。
ー 観ていて、可なりイタイ。だが、何だか応援したくなってしまうのである。そんなイタイ女性を内田慈さんが絶妙に演じている。-

・山田真歩さんは、矢張り存在感が素晴しいが(邦画の中堅女優さんとして、盤石の地位を築いている。)何よりも中川葵を演じた松本若菜さんの仮面ライダー電王でのデビューから変わらぬ美しさにヤラレル。
ー あー、ファンだよ。否定なんかしないさ。この映画だって、松本さんが出演しているから観たさ!幼き息子は佐藤健氏が変身した電王を、私は松本若菜さんを、ウットリと見ていたさ!-

<諸説あるが、トップアイドルになるのはそこそこ大きい企業の社長になるよりも難しいという説がある。更にその地位をキープするのは、加齢もあり至難の技だそうである。
 今作は、そのような厳しい条件の中、アイドルの夢を諦めきれない30代の女性達の姿を描いた作品なのである。>

NOBU