劇場公開日 2018年3月10日

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去年の冬、きみと別れのレビュー・感想・評価

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5.0愛の物語

2018年3月4日
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鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

楽しい

知的

原作読了済、HiGH&LOWシリーズからの岩田さんのファンです。
俳優としてこれまでの総てをかけて臨んだと雑誌のインタビューなどで答えていたのを沢山拝読していたので、
岩田さんの出演作である以前に純粋に仕上がりを楽しみにしておりました。
ミステリー作品としての仕上がりは言うまでもありませんが、観終わったあと打ちのめされてしばらく涙が止まらず…立ち上がることが出来ませんでした。
もしかして期待しすぎたかな?と思う場面も多々あったのですが、途中からの展開でそう思った自分が恥ずかしくなるぐらい…やられた!の連続でした。
監督の指揮から脚本、俳優陣、音楽、風景、どれを取っても素晴らしく、劇場で是非味わってほしいと思いました。
原作を読んでいても問題なく作品として楽しめますし、心打たれるのは間違いないと思います。
宣伝でやたらと騙されたというキャッチコピーが推されているのだけが残念ですが、岩田さんが仰っていたようにこの映画の本筋はそこではありません。
少しでも多くの方にこの映画を観てほしいし、俳優としての岩田さんの直向きさを感じ取ってほしいと思います。

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ma

4.0罠にハマった

2018年3月1日
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鑑賞方法:試写会

原作未読、タイトルだけで恋愛映画だと思い込んでいました。試写会直前にチラシ見てサスペンスホラーだと知る。
「ネタバレ禁止」との謳い文句なので多くは語れないが、二転三転するストーリーに最後まで惹き込まれてしまった。
最初はEXILEのヤサ男が主演かよ、と小馬鹿にしていたが、岩田剛典さん、名前覚えました。とても面白かったです。

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はむ

5.0監督よくやった~偉い!

2018年2月27日
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悲しい

興奮

知的

「食わず嫌い」「先入観」で物事を決めつけてはいけないことを本作を鑑賞しながら思った。若い世代に人気が高いトレンディー俳優を揃え、事務所の力を行使した映画と決めつけていた。「まぁ~B級の上がいいとこかな?」を見事に覆すスリリングで計算されたカメラワークに才能を感じ、最後まで息をつく暇も与えない演出に舌鼓を打つ。スクリーンの隅々まで緊張感でいっぱいの画面構成に心地よい映画酔いを浴びながらデビット・リンチを想う。この監督ただモノじゃないな!と。もちろん原作が全てだが、その原作を超えるために血反吐をはき奮闘したであろう監督の勝利である。脚本家、音楽家、撮影カメラマン、美術スタッフ、その他大勢の映画製作関係者に拍手を贈りたい。

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映写技師

4.0深い愛

2018年2月27日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

怖い

原作を読んで鑑賞しましたが、あれはそう来たかとか予想外のところもあって面白かった。自分だったらどうなるだろう?と色々考えさせられる重く深い愛。苦しい、切ない感情。まだ世界観に引きずられている気がします。是非たくさんの方に観ていただきたい作品です。

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nami

3.5原作は鑑賞後に読むべし

2018年2月26日
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鑑賞方法:試写会

中村文則さんの作品が好きで、この原作小説も大分前に読みました。映画化と聞いて実写での世界にとっても興味を持ち、鑑賞しました。登場人物それぞれの悲しみや闇が描かれていて良かったです。が、まだ読んでいない方は予備知識なしで観た方がいいかもしれません。結末に向けてのドンデン返しというか衝撃が大きくなります。原作は鑑賞後に読むべし!

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tomoboop

5.0感服。してやられた。

2018年2月24日
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泣ける

興奮

三代目だとかEXILEで毛嫌いして観ないと大損する。緻密に作り込まれたストーリー、演出に対していい意味で岩田剛典のクセがない演技が見事にはまっている。演技経験が長い俳優では全然仕上がりが変わってきてしまっただろう。
いわゆるイケメンを起用した映画だが、演出的にもそれをまったく利用せずに作り上げられている点が評価できる。それでいて岩田剛典の観たことのない表情に引き込まれる。

久々に観終わった後に、また観たいと思える映画に出会った。

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mk

4.5あなたは愛する人のためにどこまでできますか?

2018年2月23日
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泣ける

悲しい

怖い

ジャパンプレミアに当選し拝見。

ネタバレをせずに感想を述べるのが難しい作品は久しぶりだった。
本予告と公式HPの内容のみ予習して観たが事件の真相が明るみになるにつれ驚愕し鳥肌が立った。
作品名である去年の冬、きみと別れという意味を理解したときに胸が苦しくなった。さまざまな愛の形を見た気がする。
全ての人が騙されると銘打っているが本質はそこだけではないということも頭において是非観てもらいたい。

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はな

5.0大切な人と一緒にみて欲しい

2018年2月23日
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鑑賞方法:試写会

ジャパンプレミアで試写させてもらった。元々原作を先に読んでいて、そしたらまさかの岩田さん主演で映画化って話が!私も原作者の中村さんが言うようにこれを映画化なんてって思っていたし、大好きな作品を尊敬する岩田さんが初単独主演でってことでとにかく早く観たかった。騙されるってワードについてはいい意味でネタバレ無しで映画を印象づけるには良かったと…。でも、私の率直な感想としては騙された感は殆ど無くて、主演の岩田さんが言っていたように人の愛とか欲とか深い部分を改めて実感した作品だった。
そして、監督の脚本に感動した。原作とは結末は違うけど、全く違うわけではなく、原作の要素を残しつつ、原作で伝えたい人間の貪欲な部分、愛の深さがきちんと伝わる素晴らしい映画になってた。邦画だからこその繊細さとか、本当に一言では語れない心が震える映画だった。そして、主演の岩田さんのこの作品にかける熱が痛いくらいに伝わり、岩田さんの努力、役者としての振り幅の大きさに感動した。大切な人と一緒にみて欲しい。そして、見終えたあと、感想や気持ちを語りあって欲しい。きっと時間が足りないって思える、大切な人への気持ちを正直に伝えられるきっかけになる究極のラブストーリーでもあるから。

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蜜

5.0日本映画史に残る作品だと思います!

2018年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

2/21(水)に行われたジャパンプレミアにていち早く本作を拝見させていただきました。

本作のキャッチコピーにもなっておりますが、ものの見事に騙されました!

原作を読んでいたのである程度のストーリーは知っておりましたし、原作とは違う展開になると聞いていても大体こうなるだろうという予想はありました。にもかかわらず、最後の最後まで展開が読めず…というより役者陣の見事な演技力騙され、度肝を抜かれました。

また本作のメガホンをとった瀧本監督の手腕には唸るばかりです。上映後のサプライズ舞台挨拶で「本作で一番大変だったのは瀧本監督だ」と岩田さんが仰っておりました。もちろん、どの作品においても監督が背負わなければならない重圧は計り知れないと思います。しかしながら、本作は緻密な計算の上に成り立っていて、一つでも間違えれば全てが崩れてしまうようなストーリーなので、相当試行錯誤されたのではないでしょうか。その甲斐あって、結末が分かった時の衝撃が凄まじかったです!

ネタバレ厳禁なので「あなたは必ず騙される」というキャッチコピーで宣伝していくしかないと岩田さんが仰っていましたが、物語の本質は騙す騙されるではなく、その根底にあるテーマが、本作が最も伝えたかったことであり、また「去年の冬、きみと別れ」の本当に意味が分かった時には涙せざるを得ないです。

主演の岩田さんが演じた耶雲は、「植物図鑑」や「HiGH&LOW」で見せた演技とは全く異なった演技力が求められる役だったと思います。それでも普段の「かわいい笑顔の王子様なガンちゃん」というイメージは全くなく、耶雲という役を生きていました。確か雑誌のインタビューで、耶雲が眼鏡を外す瞬間が本作の分岐点だと書いてありましたが、本当にその通りでした。耶雲が眼鏡を外した瞬間は背筋が凍りましたし、その一瞬で物語の雰囲気を変えてしまう岩田さんの演技力に脱帽しました。

誰それのファンでなくても、「いち邦画」として実に見事な作品だと思うので、絶対に劇場で観る価値はあると思いますし、個人的には何度も何度も何度も観たい作品に出会えたと感じました!

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しろうさ

4.0怒涛のラスト!!

2018年2月22日
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鑑賞方法:試写会

怖い

難しい

映画のスタートは第2章から始まるのでそこから謎が生まれました笑
ラスト30分でこの映画すべての謎が解けて、タイトルの「去年の冬、きみと別れ」の意味が分かると思います。
ラストのスピード感は本当に凄く、目が離せなくなります!

私はジャパンプレミアで今作を観たのですが、舞台挨拶で岩田さんがおっしゃっていたように、「騙された」とか「騙される。」そんな言葉でこの映画をPRはできません。

もう1回初めから映画を観て、原作も読んで観たいなと思いました!

山本美月さんが美しかったです!!

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ayari

2.0楽しめない…

2018年2月15日
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鑑賞方法:試写会

怖い

封切り前に鑑賞。
原作は芥川賞作家、中村文則の同名小説。

何年か前にこの男の、受賞作「土の中の子供」を読んだとき、ハァ? これが芥川賞?
と驚いたことがある。

映画は別物だし、映画としてもちろん見るべきだが…。

で、本作。
2時間のうち、前半1時間は結構退屈。
後半で、ミステリー部分の謎解きがスピードアップして、ん?と関心をひくものの、こんな猟奇的な殺人をネタにする芥川賞作家なんておるんかい?
純文学って、もっと人間の奥底の心性を描くもんだろ。
なーんか、全体に安っぽい。
そんな印象を映画に重ねながら見てしまった。
北村一輝もいい役者なのに、こんなのに出なくていいのになぁ。

もちろん映画としてのデキは別掲のとおり。おすすめしません。

ひょっとして、原作はもっと「文学的」でいいのではないか。
と一応、図書館で借りてチェックした。

が、やはり安っぽさは同じ。

アマゾンの批評に「ミステリーとしても駄作。時間の無駄」とあったので、4分の1ほど読んでやめた。

映画も、時間の無駄に近いレベルだろう。

劇中、金沢が舞台の一部になってたけど、そこに登場する人間が標準語でしゃべってた。

僕の過去のレビューにも書いてるけど、地方が舞台なら、ちょっとは方言をしゃべらせろっていうの!!

どうして、そういうのっぺりとした人物造形するのかね?
それだけで、監督はじめ、制作サイドの手抜きを感じる。

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町谷東光