劇場公開日 2018年4月21日

リズと青い鳥のレビュー・感想・評価

全130件中、41~60件目を表示

4.5time to fly

2018年10月20日
iPhoneアプリから投稿

観るのが辛い重苦しい展開。心理的従属関係。絵に描いたように快活な希美と内気なみぞれ。極端な構図。しかし、だからこそ倒錯が際立ち、本作のテーマが浮き彫りになる。その倒錯表現の見事さ。絵の表情だけではなく、演奏で魅せる。それまでの重さが見事に吹き飛ぶ。
ディテールを時間をかけてしっかりと描きこむ。みぞれの一方的な心理だけではなく、希美の苦悩もしっかりと呼応する。周囲の描き方も秀逸。続いて傑作を放つ山田尚子と京都アニメーション。最も注目されるべき日本の作家かもしれない。

コメントする 1件)
共感した! 2件)
Kj

0.5だから何?

2018年10月1日
PCから投稿

日本の豊かさの悪い意味での象徴のような映画。
怠惰な金持ちが惰眠を貪っているような、そんな映画監督が増えているのかもしれない。

この作品の絵や音への拘りは枝葉末節だし、世界の最高レベルの作品と比べれば特に先進的でもない。

内容は高校生の女子が仲違いしたり仲直りしたりそんなもの。
それでだから何だというのか?

美大の教授が嘆くのは「学生はいつも女子高生の日常ばかり作品にするので見飽きた」と。
乏しい体験を元に、狭い話しか書けない、そんなクリエイターばかりでは日本の未来も暗いだろう。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
レモン87245t

5.0最高

2018年7月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

としか言えない、見て。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
桜井杏奈

4.5二人の歩調、希美の表情、鳥の羽ばたき

2018年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 12件)
カミツレ

3.090分が短く感じた

2018年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

TVアニメは1期のみ観ています。

ターゲット層がちょっとわかりにくいけど、ジャンルは百合で男性向けってことでいいんだろうか。

一般向けだとすると、一部ちょっとばかし過剰な描写があるように思います。(女目線です)

劇場では、わたし以外が男性のお客さんで、正直なところ、やや居心地はわるかったです。

主人公たちの思春期ならではの感情に、共感する部分もありましたが、やや置いてけぼり感はありました。

自分の感覚では、中学3年生くらいの設定だと、よりリアルだった感じがします。

見終わって真っ先に思ったのが、90分短い!夏祭りもプールも見たかった!でした。

原作読めよ!って感じなのでしょうか…

悪いことばかり書いてますが、美しい映画でした。

わたしもこんな感情を、自分にとって特別な友だちに対して抱いたことがあるなぁと振り返りました。

女子にはあるあるかもしれません。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ただの犬

4.0暖かな別れへ向けて

2018年6月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

吹奏楽部に所属する人見知りなみぞれと明るく朗らかな希美。みぞれに取って希美は全てだったが、進路を考える時期に差し掛かり…。
評判が良かったので鑑賞。スピンオフと知らずに観たが束縛と共依存、大切な人を思うが故の想いが嫌な登場人物ゼロで描かれる暖かい作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
shotgun

5.0リズと青い鳥は山田尚子監督あって友達関係の内容映画を描いた内容の映...

2018年6月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

リズと青い鳥は山田尚子監督あって友達関係の内容映画を描いた内容の映画を取るが上手い監督だと思って見てきました

コメントする (0件)
共感した! 2件)
たんちゃん

3.0素晴らしい映像作品だが面白いとは言えない

2018年6月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

シナリオ、作画、演技の全てが繊細に組み立てられた素晴らしい映像作品。これほどの繊細な感情表現に成功した映画というのはそうはないのではないか。
だが序盤からゆったりした展開で、ほぼ音楽室の中だけで物語が進んでいく舞台劇のような映画である。アニメらしく動きで楽しませるということもない(ただしアニメでしか出来ない演出はふんだんに用いられており、見る価値はある)。
感情表現の素晴らしさには息を呑みつつも、話の退屈さに耐えるのはかなり辛かった(笑)。こういう映画は批評家受けはするのだろうが面白いとは言えない。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
uttiee56

4.0音が印象的な映画でした

2018年6月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

音が美しい映画でした。
日常の生活音ですら一つのメロディーのように折り重なり、やさしい青春劇に色を添える。
さわやかな一見と、その奥に秘められた情熱的な劣等や独占や友愛、大人になりかけの少女たちが織り成す物語は美しく切なくて可憐で、静かに凶暴。
吹奏楽が奏でる音楽と日常と心情を映す音が映像をあいまってとても情熱的で美しい映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ちいまめ

4.0独特の空気感に酔いしれる

2018年6月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

みぞれと希み、2人の少女が織りなす儚く美しい瞬間が心に染みました。
タイトル名「リズと青い鳥」の意味合いも深く美しく、第三楽章の音色にも聴き惚れました。味のある独特の空気感に酔いしれる素晴らしい作品。
2018-111

コメントする (0件)
共感した! 1件)
隣組

4.5うつくしい別離と希望のお話

2018年6月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
ヒレ肉

5.0濃密に感じられる校舎の匂い

2018年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
P CAT

5.02回目鑑賞以降で評価が変わりました

2018年6月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 2件)
シャンゼリゼ

5.0TVシリーズとは毛色が違う

2018年6月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

続編という体をとっていて、矛盾もないけれど話のテイストがだいぶ違う。あくまでこれは主役の2人にのみ焦点を当て、その心情を描写することに注力している。

流石の京都アニメーションだけあってきれいな画面作りは言わずもがな。
また、吹奏楽をテーマにしたからか、音にもこだわりが見える。靴音が心地よく感じるというのはなかなかないのではなかろうか。

90分かけてじっくり2人を描いたからか感情移入しやすい。
終盤で思わず涙ぐんでしまった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
フルバ

4.5物語はハッピーエンドがいいよ。

2018年5月28日
Androidアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 8件)
くり

5.0アニメでしかできないこと アニメだからこそできること

2018年5月27日
iPhoneアプリから投稿

小説にしかできないこと。
表現方法として文章というものは不完全であり、だからこそその隙間を僕らの脳が細密に補完することによって完全、或いはそれを超えるものとして表現が完成する。

この作品はそれとは真逆であり、構成や作画すなわちアニメーターによる演技(キャラクターの髪のゆらぎ、瞳の輝き、スカートの動き)、そして音楽を以って細密に詳細に表現することによって、キャラクターの文章にできない感情を美しく僕らに伝え上げる。

物語の構成とその表現方法もこれ以上にないほどピタリとはまっており、監督山田尚子さんと脚本吉田玲子さんのタッグ、そして京アニの真骨頂を見た。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
ウビバ

3.0心に響く作品です

2018年5月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

TVシリーズに比べ、大人びた作画に変わっていましたが、こちらの方が話の内容に合っており良かったです。
個人的には、滝先生の登場シーンが少なかったのが残念でしたが、今回は仕方ないですね。
それはさて置き、みぞれのオーボエの演奏には、涙が出てしまいました。
鑑賞後数日はオーボエの音が頭から離れず、仕事中つい涙が出そうになりました。
それほど私の中に残る作品になりました。
もう一度観に行くべきか、BDを買うべきか・・う〜ん、悩みます。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
はるっち

5.0描写の繊細さ!

2018年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

以前のユーフォニアムシリーズのアニメも映画も原作も知らずに映画を観ました。余りに印象深かったので一週間後にもう一度鑑賞し、やはり素晴らしい作品だと思いました。最後に原作小説『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』を読みました。

ここの他の方のレビューを見ますと、この映画の良さを同じように感じ取った方がたくさんいらっしゃるようで、意外ではありますが、嬉しい。

「意外」と言ったのは . . . この映画のように、話が余り展開せず丁寧な心理描写に集中した映画は、往々にして「退屈だった」「眠くなった」という感想が多くなりがちなもの。丁寧な描写を褒め称える声が、こんなにレビュー欄に並ぶのは珍しいと思ったからです。

アニメには、実写映画とは違った難しさも有るでしょうが、実写版には出来ない自由度もたくさんあり、まだまだ表現の開発の余地が大いにあると改めて思わせてくれました。

以下の感想は、他の方々が上手に言って下さっていることが大部分です。

*描写の精密さに惹き込まれて退屈する暇がない。

*実写映画並みの細かい表情・仕草の描写 . . . いや、アニメならではの部分も大いにある。例えば、目だけであれだけ語らせるのは、実写だと難しいかも。

*演出の斬新さ(僕にとっては)。例えば、足の動き。後ろに回された腕と手のアップ。

*音楽と映像のリズム感の一致。吹奏楽の場面のことではなくて、普段の場面で、音楽のリズムと映像のリズムが心地よく合ってる。これはアニメならではか。音楽自体もいいですねぇ。

*音楽がないところの音が活きてる。足音とか。

*物や風景など人物以外へのフォーカスのあてかた。鳥が飛ぶ場面が長回しだったり . . . 人物以外の描写も、人物のこころの表現に寄与している。

*画面の美しさがすごい。

*原作でも男子生徒は出てこない方が良いと思いましたが、映画ではほぼ完全に女子校になっていて、さらに繊細になっています。みごと。

*例の、関係性の変化を象徴する演奏での音楽の表現が素晴らしい。

コメントする 3件)
共感した! 4件)
Ryo

5.0空気感を味わう映画

2018年5月21日
iPhoneアプリから投稿

山田尚子監督がインタビューで語っていた様に、この映画は「少女たちの秘密のやりとりを、息を潜めてこっそり覗き見する」映画でした。
それっぽい言い方をするなら、山田尚子節炸裂といったところでしょうか。

登場人物は決して多くなく、またストーリーの展開もそれほどあるわけではありません。
ですが、その分全編にわたって詰め込まれた間がこちらの心に訴えてくる様で、気がついたら涙を流していました。
動きのひとつひとつ、音のひとつひとつ全てに意味があって、登場人物たちをリアルに感じさせてくれます。

特に気になったのが音に関する部分です。
高校の吹奏楽部が舞台ですが、BGMも控えめで無音のシーンも多く、無音もまた音なんだと強く感じました。
私が気に入ったシーンとしては、無音ではないですが、みぞれが水槽のフグを見つめるシーン。
水槽の空気ポンプの音だけが聞こえてくるところで、実際にそんな記憶があったかは定かではありませんが、私の学生時代を想起させる様な不思議な引力を持っていました。

アニメだからこそ、実写以上にリアルな描写ができるということを、まざまざと見せてくれました。
空気感を味わう90分、おススメです。

コメントする 1件)
共感した! 6件)
Kujo-i

5.0テーマは「依存」と「成長」

2018年5月18日
iPhoneアプリから投稿

良い意味で、誰かに依存した事があるような心の弱い人向けの物語だと思った。「Papa told me」とか好きな人にはささると思う。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
マイキー