劇場公開日 2018年9月28日

「美しい所作、映像、想い」散り椿 めいべいびーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5美しい所作、映像、想い

2018年10月13日
PCから投稿

泣ける

悲しい

木村大作監督のこだわりが昇華した画像の数々に、ため息がでました。

まず俳優陣の、抑えた中にも緊迫感と心の動きがあふれだす佇まい。
監督の要求に十分すぎるほど応えられた役者の方々に拍手です。

そして時間の経過を、折々の日本の四季で現す演出。
帰省した若殿が「ここの自然は素晴らしい」と言うのも納得。

そして自由に結婚することが許されない時代の、市井の人々の胸のうちが切々と伝わってくるセリフやカット。

ここまでは良いところ。
ストーリー的にはいまひとつでした。
原作未読なのですが、「不正事件の真相」を巡る部分が弱く、「三角関係のもつれ」とも言えてしまう恋愛面に比重が傾いた感じ。

なので美しいもの、完成度の高いものを観たという気にはなりましたが、感動という意味では微妙な作品。
なんか勿体無い…

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めいべいびー