劇場公開日 2018年9月28日

「ロケ地の美しさにしびれました」散り椿 m.iさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ロケ地の美しさにしびれました

2018年10月1日
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鑑賞中ずっと、このロケ地はどこなのだろうか、と気になり続ける美しさでした。杉の大木、古い家屋の佇まいと、寺院の荘厳さ。多くは富山県での撮影なのですね。

そしてタイトルにもある『散り椿』。椿の品種の名前であることをパンフレットを読んで初めて知りました。

椿が咲き乱れる庭での主演二人の立ち回りは、息をのむほどに緊張します。椿で思い出す映画は、黒澤明監督作品『椿三十郎』ですが、本作クライマックスの殺陣シーンで豪快に吹く真っ赤な血しぶきは、椿三十郎のクライマックスを意識したのではないかと思わせる憎い演出でした。主演の岡田准一さんも三船敏郎演じる三十郎のようにみえてきます。

「時代劇で絵になる風景」が日本に今も残っていること、それを映画のロケ地に採用していること、そしてそれを映画館の特大スクリーンで楽しめることに、改めて幸せを感じる作品でした。

m.i