劇場公開日 2018年9月28日

「美しい時代劇」散り椿 andhyphenさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0美しい時代劇

2018年10月1日
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鑑賞方法:映画館

映画としての画が死ぬほど綺麗だ...。大きいスクリーンでこんな美しい時代劇を観られるのは感動だなあと思いました。それだけ画の力が凄いので、役者も所作、表情を極めて繊細にやらないといけない。しかも時代劇だからそこは現代劇のテンションではいけない。その辺が役者も撮る側も凄いなぁ、と...。
物語自体は...原作が未読なんですが、少し単調といえば単調、時間の流れが結構速いわりには平坦...という感じもします。何というか、悪が妙に曖昧な感じなんですよ。もっとがっつりした悪か悪である独自の正義みたいのがあれば良かったんだけど、その辺の機微が私には分かりませんでした。
岡田准一さん、渋いですね...殺陣も凄かったね...。時代劇は新たなスターを得たね...。
いやあでも自筆のクレジットって感動するね。あれを見ると「ああ、皆でこの映画を作ったんだな...」っていう気持ちがすごく押し寄せてきてよかったです。

andhyphen