劇場公開日 2017年12月23日

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「松岡茉優という才能を愛でる映画」勝手にふるえてろ AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0松岡茉優という才能を愛でる映画

2017年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

楽しい

ドラマ『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』を観て以来、マニアックな役、あるいはマニアックな方向にこじらせていく役が合う女優という認識があった松岡茉優。またとないハマリ役で映画初主演を果たしたと思う。彼女の達者で軽妙な演技はもちろん、一見凡庸に思える身体から発散される一種独特の滑稽さもキャラクター造形に活かされている。

ずっとコミカルな調子で進むのかと思いきや、暗転後のギャップにまた驚かされる。さすがは綿矢りさの原作、したたかな企みがあるということか。前半の浮かれ調子があるからこそ、松岡の悲痛な泣き声が胸に一層突き刺さる。大九明子監督による、妄想と現実が地続きになった演出も巧み。編集がもっとキビキビしていればなおよかった。

高森 郁哉