孤狼の血のレビュー・感想・評価
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和製アンタッチャブル
自論だが警察主役の懲悪系ギャング映画は面白い、本作もこの法則が通ずるようで見事アタリ。
警察の立場から見る極道間の対立構造がわかりやすく、目的も抗争を回避し民間人を守る為と明快、ハードなゴアやグロは基本勘弁だがひりついた空気に緊迫したヤクザとの交渉を魅せる本作ではそれを強調するスパイスになっており、ドンパチはないが見飽きない。重ねるがかなりエグイ、OP早々苛烈な拷問パートがあるのは早めに視聴判断出来るようにした配慮だろうか。
出演者に触れるが役所広司えんじる刑事大上が実に良いキャラしてた、ビジュアル良しなイケおじがヤクザの暴走を薄氷を踏む決断と鬼気迫る脅しで抑え、堅気に害あれば犯罪もいとわず追い詰め捕え、さらに松坂桃李えんじる日岡の目的はお見通し、逆手にとって精神ケア万全の師匠的采配を振るい、成長を促す有能さは作中一頼りになる。そして弟子にあたる日岡も成長プロセスが丁寧なのもあり、終盤の覚醒と覚悟を決める演技には惹きこまれる---ジッポ欲しくなる!
以上、血生臭いが対立問題を解決し爽やかに終わる、慎重に選んだが楽しい邦画で満足。
血湧き肉躍る映画
任侠映画はなんとなく敬遠していたが、気づいたら夢中で見ていた。今まで見た邦画の中で映像もストーリーも1番クオリティが高いと感じた。ただグロテスクでエグいシーンが多いので見る人は選ぶ作品。
令和のクソガキに見てほしい
「狐狼の血」は柚月裕子の同名小説を原作とした作品であり、2018年5月12日に公開された。R15+指定。
本作を見て、まず思ったのが「役所広司かっけー!」である。昭和と平成の境目の自分にはこんな上司がある意味理想でもある。(厳しさの中に優しさが混じるとその優しさに感動してしまう錯覚を起こす。)ただ、今の若者にはそれこそ"暑苦しいおっさん"なのだろう。この映画を見て、かっこいいと感じるのか、感じないのか境目はあるのだろうか。それとも男は皆この漢達の戦いに酔いしれるのだろうか。令和のクソガキ共にこの作品を観てもらいたいものだ。
そして、グロ描写、エロ描写、暴力、動物虐待、ポイ捨てetcコンプライアンス無視の大暴れ演出には大歓喜しました。ここまでやりまっか・・・松坂桃李の好感度ガン無視の豚ビンタにも大興奮です!そこに製作陣の素晴らしい男気とリアルを見ましたね。
警官がヤクザになったのか?ヤクザが警官になったのか?
2018年(東映)。監督:白石和彌。原作:柚木裕子。
広島県呉原市(架空の名前)
時代設定は昭和63年(1988年)。
マル暴担当のベテラン刑事・大上(役所広司)と彼付きの相棒になる新人刑事・日岡(松坂桃李)の熱過ぎる日々を、力強く活写した映画。
暴力団と癒着していると噂される大上。
事実、封筒入りの金を受け取るシーンがある。
大上はその金を警察に情報提供するチンピラに渡している。
役所広司の強面ぶりが強烈!!
どこから見ても大上(彼がオオカミ・・・狼なのか?)の方がヤクザより遥かに怖い。
呉原で元からナワバリを持つ「尾谷組」
新規参入の「加古村組」
この2組の勢力争いが《中心》にある。
「尾谷VS加古村」の勢力争い。
上手く泳いでいるような大上。
本当に大上は警官の本来の仕事を忘れた腐れ切った警官なのだろうか?
《郷に入っては郷に従え》
《虎穴に入らずんば虎児を得ず》
この2つを実行することにより、善悪の境目で正義の側に戻れなくなった・・・
そんな気がしてならない。
大上の相棒に指名された日岡。
日岡は日岡で、別の指令が上層部から出ている。
ラストのバイオレンスはR15+の名に恥じない凄まじさ。
(子供の頃から、ヤクザ映画が好きで、極道の妻たちシリーズは何度観たか知れない)
(コッポラ監督の「ゴッドファーザー」より五社英雄の極妻の方がずっとクチに合います)
北野武監督の「アウトレイジ」=極悪非道の意味・・・は人気が高いらしいが、
この映画「孤狼の血」も、何処か新鮮で監督も主演の役所広司も助演の松坂桃李も
振り切れた感が強く見応えある。
「孤狼の血 LEVEL2」好評につき、更なる続編も決定したそうだ。
白石和彌の代表作。
平成を代表する「ヤクザ映画」になってほしい。
私は観るんじゃなかったと思ったけど、
白石和彌監督の傑作ですね。もう冒頭からめちゃくちゃ気分悪い。ただ広島抗争ってリアルにこんなのあったからなぁ…。ガミさんかっこいい!以上!
東映の最新アップデート‼️
古舘伊知郎の
ー「アウトレイジ」に対する東映の答えですねー
このコメントに今作のすべてが集約されていると思う👍
大衆向けへの配慮が一切無いあたり、白石和彌監督のやくざ映画へのリスペクトが強く感じられる🎬
素晴らしい🎉
任侠ものに興味なかったのに引き込まれた。
呉が舞台の作品ということ、レベル2では賞を取ってたということで、ちょっと気になっていたレベルであったが鑑賞してみた。
グロいのさえ大丈夫であればぐいぐい引き込まれ、そのあとはどうなった!?と気になってしまい、どんどん見てしまった。0歳児をあやしながら斜め見なところもあったが、ストーリーはそれほど難しくはなく楽しめた。
とにかく出演者が豪華すぎてそれだけでも一見の価値アリだと思います。
やっぱり映画ってこうでなくちゃ!
コンプライアンスとクライアントへの忖度が作品をつまらなくする。そこを行くとこの作品は文句なしの100点満点! 半星マイナスは次回作への期待を込めて! 劇場で観たかったな〜。
破天荒な正義を貫く刑事の生き様
予想は見事に裏切られた。本作は、バイオレンスとは真逆の正義について考えさせられる作品である。典型的な昭和のバイオレンス作品だと思っていたが、サスペンス、人間ドラマなど、様々な要素が巧みに詰め込まれた見応えのある作品である。
本作の舞台は昭和63年、広島県の架空都市・呉原市。地元暴力団・尾谷組と全国規模の暴力団・加古村組は勢力争いで一触即発状態だったが、ベテラン刑事・大上を始めとする警察の努力で何とか均衡を保っていた。そんな状況の中で、加古村組の関連企業社員が失踪する。ベテラン刑事・大上と新米刑事・日岡は事件の真相解明に奔走するが、尾谷組と加古村組の抗争は次第に激化していく・・・。
全編にわたり、数多く登場する広島弁を効果的に使ったバイオレンスシーンは容赦ない凶暴な描写であり、凄味がある。仁義なき戦いを代表とする東映バイオレンス作品の伝統を感じる。
新米刑事・日岡(松阪桃李)の、正論ではあるが、形に嵌った、融通の利かない、剛直で青臭い正義。一方で、ベテラン刑事・大上(役所広司)の、状況に応じて、凶暴、強か、しなやか、巧み、と変幻自在に変化する破天荒で生々しい正義。この二つの正義の対比が本作のベースになっている。
何といっても、ベテラン刑事・大上役の役所広司が抜群の存在感で際立っている。彼の正義は我々が知る通常の正義とは異なり規格外である。刑事の枠を超え、破天荒な正義で事件に迫っていく。荒唐無稽になりがちな設定だが、役所広司の生々しい人間臭い演技が出色で大上の行動をリアルに魅せてくれる。松阪桃李も新米刑事・日岡を好演している。新米刑事らしい青臭さで大上の行動に唖然とし、戸惑いながら、次第に大上の生き方に惹かれていく姿は、我々観客の気持ちと重なるものがある。感情移入し易い。日岡の気持ちを入り口にして、我々観客は、本作の世界に入り込むことができる。
大上が何故、刑事の枠を超えてまで、破天荒な正義を貫こうとするかは、終盤になるまで明らかにされない。しかし、その佇まい、表情から、大上の正義の目的が垣間見えるのは、役所広司の演技力の賜物である。終盤になって、大上が守ろうとしたものが明かされる。その行動とは裏腹の、大上の揺るぎない信念に心洗われる。
大上の正義は濁っているかもしれないが、目的はハッキリしている。大切なのは正義の形ではない。正義で何を守るべきかである。本作は、我々に、そう問い掛けている。
苦手通り越してかなり無理
孤狼の血の2がプライムで無料配信されてるので頑張って見た。
最初の豚の うんこ がもうーーーーー
かなり無理。
豚小屋 行った事あります?
うちの田舎、養豚場が割りとあって、そばを通らずとも風向きで臭ってくる程なのが夫の実家。
海の美しさも刺身の美味しさも台無しになるほど。
もちろん日本脳炎の予防接種は必須地域です。
豚は綺麗好きとか言うけど まああああ臭い!
ほんとに すごい匂い。
牛も飼ってる知り合いいて、相当臭いけれど比じゃない。
終盤で松坂桃李さん 豚小屋の地面這いつくばってるの
もう尊敬しかない。
いろいろ 無理だったけれど
警察の腐敗とやくざの抗争の
ストーリーは 面白味はあった。
今ならもうコンプラ的に全くあり得ない話だらけだけれど役所さんの結末とともにラストは2に繋がる要素満載。
2
これから見ます。
怖い、、しかし面白い
初っ端の養豚場のシーンで度肝を抜かれて、一旦視聴休止。改めてみた続きでまたまた度肝を抜かれて視聴休止。
日を改めて、心を整えて見直す。
あとは一気見。止まらない。
無茶苦茶な刑事とヤクザとのやり取り、仲良くしているように見えて、心の奥底ではお互い何を考えるかわからない、いつやられてもおかしくない、ヒヤヒヤ。
話に引き込まれて夢中になってしまう映画です。
最初のシーンをクリアして是非見てほしい!
そんなに過激ではないので、挑戦してみよう
あんまりバイオレンスは好みではなくて、「アウトレイジ」くらいしか観たことはないです。原作も未読。
ただ、最初のシーンほど終始バイオレントなわけではないので、最初で怖くても観てみたらよいと思う笑
ただのヤクザものというよりは、真相に辿り着いて行くミステリー要素もあるので、観る価値はあると思う。
怖いのはヤクザか警察か
広島ヤクザといういつもの設定だけど、警察とヤクザという視点で一人の青年警察官の視点で見ていくのが面白いと感じる部分だった
グロシーンが満載で、そういうのはできれば見せない感じでやって欲しかったけど、血みどろの内容でちょっと疲れる
内容的にはベタな人情刑事者に極道を加えた感じなんだけど、暴力表現が多くて、そういうのが好きな人向けという感じかな。
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