劇場公開日 2018年5月12日

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孤狼の血のレビュー・感想・評価

全452件中、1~20件目を表示

4.5今の時代に面白いヤクザ映画を送り出そうという気概が感じられた快作

2021年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

「仁義なき戦い」「アウトレイジ」などのヤクザ映画が好きな方には、たまらない1作。白石和彌監督作品のなかでは、実録ものの「凶悪」と、喜劇の要素も入った「日本で一番悪い奴ら」の中間ぐらいのリアリティで悪人だらけのピカレスクドラマが展開され、グイグイ見させられてしまいます。昭和末期という時代設定も絶妙で、マル暴刑事役の役所広司氏と新米刑事役の松坂桃李氏のバディものとしても心に残るものがありました。
人気俳優が多数出演する邦画大作だと、ヤクザ映画とはいえこの描写は見せられないだろうな……というところもしっかり映されていて作り手の覚悟を感じました(R15+指定)。スタッフ・演者とも今の時代に面白いヤクザ映画を送り出そうという気概が感じられ、ヒリヒリするようなやりとりをする役者陣が、皆ノッて楽しそうにやっているのが伝わってきます。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

4.0俳優たちの嬉々とした表情が成功を証明

2020年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

東映が久しぶりに放った、東映らしい作品。
広島・呉の撮影現場(養豚場のシーンなど)も訪れたが、目を見張ったのが爛々と輝く役者たちの眼差し、嬉々とした面持ち。それぞれがフルスロットルで撮影に臨んでいたことをうかがい知ることが出来、そしてまたそれが本編に無遠慮に映しこまれているのが素晴らしい。
続編はまだだろうか……。

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大塚史貴

4.0白石和彌監督が現代の“実録”に挑む

2018年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

往年の“実録”物で一時代を築いた東映は、「日本で一番悪い奴ら」を配給して、白石和彌監督なら“実録”の現代版を作れると確信したのか。「仁義なき戦い」の影響を公言する柚月裕子の原作の映画化権を獲得し、白石監督、役所広司主演で完成させたのが本作だ。

内容だけでなく、レトロ感あふれるナレーションやタイポグラフィには懐かしさを覚える人も多いはず。一方で“実録”を知らない若い世代には、北野武監督の「アウトレイジ」や、白石監督のバイオレンスに満ちた諸作を連想するかも。実際、石橋蓮司やピエール瀧ら北野組と白石組の常連も若干既視感を誘う。

映画を牽引するのは「渇き。」のアウトローな元刑事役を彷彿とさせる過激なキャラクターを体現した役所の圧倒的な存在感と入魂の演技。還暦を越えてなお男の色気と暴力性をムンムンと発散する役所のエネルギーが、共演陣の熱演とぶつかり合い、スクリーンからあふれ出てくるかのようだ。

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高森 郁哉

3.0抗え、生き残れ。全面戦争勃発。

2024年4月13日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

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にゃに見てんだ

4.5面白い、面白い、面白い!

2024年3月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

単純

興奮

BSを録画して視聴。
2018年の作品。
とにかく面白い、面白い、面白い。

役所広司は本当にスゴイ!
「PERFECT DAYS」の演技とは真逆の激しさ。

ヤクザなのか刑事なのか。
暴力団の深部までグイグイ入り込むマル暴刑事。
犯罪であることを承知で手段を選ばず徹底的に証拠を集める。
カタギを守ることに生命をかけるヒーローか。

バディのヒロダイこと日岡を演じた松坂桃李も最後は凄みのある刑事に変貌を遂げる。

中村倫也がチンピラ役だったのに驚いた。
朝ドラのイメージがあったので。

あっという間にエンドロール。
見応えあったなぁ。

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まーさん

4.0役所広司恐るべし

2024年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

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TS

4.0ヤクザの抗争と警察

2024年2月9日
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鑑賞方法:VOD
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ゆかした

4.5すごい

2024年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

演技が凄すぎる

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ゆうすぎ

5.0三回目の観賞

2024年1月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

興奮

必要悪
悪の受け皿が無くなると悪者が分からなくなる

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いのしし

5.0狼の汗と涙に酔いしれろ!

2024年1月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

ヤクザ映画は詳しくないし、あんまり好きでもないし、観るべきか観ざるべきか、結構迷っていた「孤狼の血」。
だだ「ひとよ」を観て本当に素晴らしかったので俄然興味が湧いたのです。白石和彌はモロ好みの監督なんじゃないかと!

結論としては、最高だった!

「東映が満を持して放つヤクザ映画の最高峰」みたいな煽り文句にビビり、今まで観てなかったことが悔やまれるレベルで好き!つーか、ヤクザ映画じゃないよね。警察モノのお仕事映画だよね!

まだ2本しか観てないから、あってるかどうか判らないけど、白石監督の映画には緊張感のあるアップが多い。役所広司演じるガミさんと、松坂桃李演じる日岡の、二人のやり取りがアップで映し出される。
それだけで緊張感マックス、汗臭さマックス。瞬きから、口の端の微妙な動きから、キャラクターが色濃く滲み出て見応えもマックス。
こっちは真冬に観てるっていうのに、じっとり首筋に汗を感じるような臨場感。

これは脚本が良いんだろうけど、全ての登場人物に思惑があるし、それが透けて見えるから濃いアップのやり取りでストーリーが進んでも違和感無いんだよね。「オレはこうしたい」がまず伝わってくるの。

表面的な暴力やらグロテスク系のシーンの事を言及されちゃうのは仕方ないのかも知れないけど、「孤狼の血」の真骨頂はやっぱり人の心の抉り出し方にあると思う。

視点となってくれるのが堅気度100%の日岡刑事なので、物語や世界観にすごく入りやすかったのも最高に楽しめた一因だと思う。
日岡の目線で不信感を募らせ、日岡の目線で理不尽さに憤り、日岡の目線で全てを悟る。
そして「最低だ」と思っていたガミさんの事を好きになる。

当然役所広司と松坂桃李の演技も素晴らしかったけど、地味なところで中村倫也の目が飛んでる感じがすごく良かった。
音尾琢磨も「ひとよ」の叔父さんがいい人だっただけに、こっちはめちゃくちゃ嫌な感じで最高だった。

脚本、演技、映像とどれもが最高!って思ったら、そりゃあ「最高だった!」っていう気持ちになるよな。
今後も「白石和彌」と聞いたら観たくなるんだろうな、と確信した。

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つとみ

3.0ヤクザ映画→現代劇

2024年1月1日
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プライア

3.5松坂桃李の演技

2023年12月30日
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ブタの隣で殴りまくる時の顔は完全にきまっていた。

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ABCD

4.0普通に楽しめる

2023年11月5日
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興奮

2まで一気見。
やっぱり続編って難しいんだろうなぁ。
ってぐらい1が圧倒的に良い。キャストも含めて。

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ぺぺ

4.0新ヤクザ物

2023年11月1日
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2023
83本目

ヤクザ物自体にあまり反応しない輩ですが、役者の顔ぶれ見たら観たくなった。
知らない間にジリジリ引き込まれて最後まであっという間に終わりました。

チープ感も全くない。
時代も昭和63年が舞台なので、現代とは違うノスタルジー感もある。電話の音なんかもその一つ。

役所広司は勿論の事、松坂桃李の後半には見入ってしまう。自分自身の感情も彼に乗っかるようなシーンだったので見入ってしまった。
目がヤバい。

これは観るべき作品かも。

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M.T

1.0原作とのズレ

2023年9月12日
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さかな

4.0昭和最後の頃の広島

2023年9月10日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

背景や小道具も見どころの一つで、当時の日本を満喫できて、とても良い作品でした。
内容も楽しめました。

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Don-chan(Daisuke.Y)

2.5昭和感の表現が味ある。雰囲気作りの上手い作品

2023年8月29日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

単純

内容は、柚月裕子原作の映画化。舞台は昭和63/4昭和最後の年で時代の変わり目。広島の呉原東署捜査二課に勤める新人主人公・広大とバディの大上が繰り広げる。警察署内・暴力団の抗争・一般人の関わりについて考えさせられる話し。印象的な台詞は『わしら食われる前に食うしか無いんぢゃねーかのー?!』大上さんの言葉。新人刑事に対する不信感と共感する気持ちの中で打ち明けた極論の姿勢を話す言葉。印象的は場面は、令和のこの時代に表現された忘れ去られた昭和感が非常に良い。プルタブに看板や雑誌に自販機などその他諸々が世界観の造り込みが凄いなと感じた。特に身体部位が上手く切断指・生首・腐った死体・水死体が素晴らしく生々しくて親和性を感じました。印象的な場面は、さはり最後の墓参りのシーンで美人局が解った後、呉の街並みを見下ろしながら形見の孤狼ジッポでガミさんのハイライト(煙草)に火をつけガミさんの意思を継いでいこうと呪われる場面。レベル2を予期させる上手い終わりだと感じました。強いて言えば大上さんの目的の動機がいまいち説明されず原作に書かれてるのかなと感じた所です。そこが観ていて気になりました。悪を倒すのは正義では無く更に強い悪意なのです。

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コバヤシマル

4.0引き込まれた

2023年8月28日
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鑑賞方法:VOD

任侠ものに興味は無かったけど、引き込まれた。少しグロいけど、人間ドラマなど、様々な要素が巧みに詰め込まれており見応えありました。
個人的に、今よりもまだ脇役の中村倫也がいい味出してる!

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けしゆか

4.0警察の仕事

2023年8月22日
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難しい

やはり、心底人々の安全を守ろうとしたら、自分の事は後回しになり最期は命まで取られてしまう。命を賭してまでとは思わないが、この仕事の究極は大丈夫にしても命を賭ける気構えが必要で、なかなかそんな人はいない。

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りか

3.03.4バランスの良い良作

2023年8月19日
PCから投稿

キャストが豪華でありながら、ハードボイルドな感じが見ていて飽きが来なかった。

話はどこかで聞いたような感じであるが、エロすぎず残酷すぎず程よい塩梅で進んでいく極道映画。あまり難しいことは言っていないので気軽に見れた。次回作も見たい。

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asa89