犬ヶ島のレビュー・感想・評価
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犬飼ってる人には大分くる
アタリがスポットを探しに一人でゴミ島に行く所とか、スポットを一緒に探してくれる元野良のチーフがアタリに心開いていて人の優しさに触れていく感じが凄く泣きそうになった。ペット飼ってる人は自分とそのペットがこうなったら…って思いながら観るかもしれない。
話が進むにつれてアタリ、スポット、チーフ以外のストーリーが希薄になっていって、主要人物(犬?)のラストカットが甘かったから☆-1.5かな。この準主要キャラ的ポジションの犬達のラストカットがちゃんと意味のあるものになってれば良かった。
あと、多分狙いだろうけど音楽がどれも結構不気味だったから映画自体の雰囲気も不気味に感じた。
いろんな愛が溢れる映画
いやーエンドロール終わった時ひさびさにグッときた
日本映画と犬とアニメとデモクラシーへの猛烈な愛情を感じる こういう強い想いが伝わるものが感動する映画なんだなーと
ストーリーとストップモーション、2次元アニメの表現描写が見事にハマって次どうなる?次どうなる?のワクワク感 そこにギャグやあんな音楽入れられたら楽しいに決まってる!
派手では無いが映画好きならとにかく見てほしい!
物語を突き動かしたのはそれぞれの愛
誇張されてポップ調な架空の日本が舞台、だけど全然バカにしているとかではなく日本の文化や歴史に愛がある描写。ストーリーは王道、だけれども世情を痛烈に皮肉るところあり、ハラハラするところは効果的な音楽とともにぐっと攻めるしいちいち飽きない。ヴィジュアルは相変わらずどのシーンを切っても美しいし、ゾワゾワするし、ロマンティックだし、リアリスティックだ。とても印象的だったのは学生たちが立ちあがり、大人の心を動かし、やがて社会を変えるシーン。はじめは一人の少年の無鉄砲ともいえる行動が、学生に伝わり、学生が少年の意志を伝え、学生が闘い作りあげた舞台で大人を動かす。そこには少年と犬の友情があり、女学生の少年への一方的な愛があり、きっと養父の息子への愛情が介在した。
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唯一残念だったのは他の特定の観客の鑑賞マナー。物語が佳境にはいり、観客が食い入るように展開を見守っている時に大声で笑いながらお話する男女二人組。最初の鑑賞マナーの動画すら覚えていなかったようだから、きっと物語を覚えるのに会話が不可欠だったのだろう。次からはDVD化やオンライン配信を待って仲良く家で見てくださいね。
変わってるので一見の価値はある
日本を扱う「表現方法」を楽しむ映画
ストーリーは特に引っかからなかったです私には。
太鼓の音楽や、アニメーションはとても新鮮で楽しかったです。
このような映画は他にはないと思うので一見の価値はあると思います。
声優さんの声にホレボレ
ハリウッド映画が好きで、この監督の映画の良さは特によくわからん人間です。すみません。
でも声優さんにいい俳優さんを使ってらっしゃるのでそれを楽しみました!
スカーレット・ヨハンソンとかブライアン・クランストンとか、、素敵素敵!
ストップモーションも、あと海外の人が描く日本も、なんだか味があって面よかったです。
ウェスアンダーソンはアニメに転向すべき
今までどうも世間の評価ほど好きじゃなかったウェスアンダーソン。彼特有のかわいこぶったテイストが今回はしっくりはまりました。わざとおかしな日本表現も理解できてるからこそ。あと黒澤と三船へのリスペクトもうれしいです。
とても素敵な作品でした
ウェスの新作というだけで見逃すわけにはいきませんでした。
今回はストップモーションアニメなのですが、これがまたすごい。
スクリーンの端から端までびっしりと作り込んだ絵作り、目に飛び込んでくる鮮やかな色彩。
今回も最初からわくわくさせてくれます。
「鮮やかな」と書きましたが、前作「ブダペスト」のようなビビッドな世界ではなく、どちかというとダルトーン。
例えるなら大友克洋の「AKIRA」のような色味を感じました。
今作のポスターを大友氏にオファーしているため、少しそうしたイメージがあったのかもしれません。
ストップモーションなので何となくわかってはいたのですが、1分もすると尋常じゃない作業時間が容易に想像できます。
これ全部手作業かと思うと、うわー…となります。それくらい圧倒的。
そして声優陣がとんでもなく豪華。いわゆるウェス作品常連俳優のビルマーレイ、ジェフゴールドブラム、エドワードノートン、ハーベイカイテル、ティルダスウィントン、マーリー・エイブラハム等、日本からは渡辺謙、夏木マリやオノヨーコ(役名も同じ)までも。
使われる言語は英語と日本語でかなりチャンポンなのですが、これは完全に意図しての事だと思います。
ここら辺もオリエンタルで雑多な文化の日本を表現したかったのでしょう。
また二つの言語ですが、犬と人間の言語の隔たりにもうまく作用しています。
日本語には字幕が入らなかったりする(物語の進行に必要な部分は入ります)ので、日本人的にはさらに美味しいです。
そしてその作品は今回もとてもキュート。ウェスのディープさも含め、やっぱり絵本みたいなんですね。
心温まるとても素敵な作品でした。
二本愛に溢れた犬映画
アンダーソン監督のイメージの中の「なんちゃって日本」なので、細かいことは言いっこなし。
要は、黒澤、小津など過去のいろんな映画をちゃんと見たうえで、日本のイメージを構築しているので、なんちゃってでもそこに愛があります。
エピソードに「ありえない」展開がありすぎて、かなり不思議な作品なんですけど。
ストップモーションアニメならではの、パペット・フィギュアをアーティスト達が動かして作り上げた、動きと画面が芸術的。
飲み物のラベルなど、細部にわたって作り込んだ小物を見ても面白い。
あと、何より犬が事実上の主人公なので、かなり好き。
かなり期待して観たけど期待以上。とにかくアニメーションがウェス好き...
かなり期待して観たけど期待以上。とにかくアニメーションがウェス好きにはたまらん。映像の楽しさはまだまだあるねぇー。
パンフレット買っちゃったけど写真が少なくて残念…。
むかし むかし
物語の原型、出奔と帰還。
絵づくりに近年の日本アニメの影響も色濃く出ている。
うす汚れたワンコたちのサバイバルを描く前半が特に好きです。
メデタシ メデタシのエンディングも良し。
文字情報多すぎ
面白かったけど、視覚情報が多すぎてメチャメチャ疲れました。アンダーソン酔いです。
基本、細かいギャグが面白い映画だと思います。個人的にはあのヘンテコな言語センスが大好きで、ウニ県メガ崎市とか字面だけで最高ですし(メガ崎って縦書きだと漢字っぽい)、随所にちりばめられた日本語で書かれた文字が良いです。黒板を見ると「6年間の思ひ出」とか。リンクしてるようでしていない感覚が好みで、文字が出てきたら早速目で追ってしまいました。
その結果、後半はすっかり疲れて、物語もきっちり把握できずじまい。面白かったけど、どんな話だったっけ、という感じで終わっていきました。
負け惜しみではないですが、本作はいつも以上に物語よりもヴィジュアル優先な作品だと思いました。
あと、最近のウェス・アンダーソンらしく、本作もポリティカルな背景があり、本格的なディストピア映画でしたが、ポップに終わっていくのも意外です。これまでの作品に見られる、彼独特の無常感や寂寥感はさほど感じられなかった。
個人的には、比較的よく出てくる『バイクとサイドカー』が本作には出てこなくて残念。今か今かと待っていたのですが。
前作の『グランド・ブダペスト・ホテル』やストップモーションアニメの過去作『ファンタスティックMrフォックス』の方が好みで、ウェス・アンダーソン作品の中では今ひとつだと感じています。
ウェス、ありがとう
もう言う事なしです。
日本を愛し、こんなにも心に残る作品を作って下さったウェス・アンダーソン監督に両手を挙げて拍手したい気持ちです。
キャラクターや美術の緻密さは言うまでもありませんが、気の遠くなるようなアナログ作業で作られた一つ一つの動作がとても面白くて美しい。
ストーリーも心が温まる話の中に、ちょいちょい入るギャグが楽しくて可愛くて仕方ない。
音楽も和楽器の躍動感が物語と相まって最高です。
とにかく愛おしくて愛おしくて頭から離れない。
個人的に今年ナンバー1です。絶対もう一度観に行きます!
シュールさのレベルが高すぎてギャグなのかどうかがよくわからなかった...
シュールさのレベルが高すぎてギャグなのかどうかがよくわからなかったぽいです。けっこう笑い声上がっていたのでたぶんギャグだったんだとは思う。
画面内の情報量が多いからか普段映画を観ている時よりも目が疲れました。
こんなストップモーションアニメ観たことない
初めの和太鼓から心わしずかみにされた
字幕でも日本語多いとは聞いてたけど予想以上に多くてびっくりした
日本人は是非見てほしい
字が少し小さくて見えずらかった
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