劇場公開日 2017年9月22日

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「女の世界はメンドウっスネ」あさひなぐ 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5女の世界はメンドウっスネ

2021年10月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

単純

萌える

二ツ坂高校に入学した運動音痴な元美術部の東島旭は強くなりたいと薙刀部に入部する。
しかし、楽だと聞いていたのに練習は辛いものばかり。絶対的キャプテン宮路真春に憧れ、頑張って練習を重ねるが、インターハイを賭けて臨んだ予選に現れたのは、國陵高校に転校してきた1年のエース一堂寧々だった。

乃木坂ちゃんたちの薙刀青春映画。
存在はなんとなく知っていたけど、当時は乃木坂について何も知らなかったので、スルーしていた。
「アイドル映画なのに防具で顔が見えないのが致命的だ」と誰かが言っていたけど、確かにそれはある。
ツッコミどころも多く、乃木坂ファンのための映画だなといった感じ。
お寺で修行した割には(悪いけど)あまり成長が見られないし、練習試合で終わらせるという続編作る気のような終わらせ方だし…
苦悩とか葛藤とか描けているようで描けていないというか。なんか惜しい。

演技についてのダメ出しが多いけど、彼女たちの演技は個人的には好き。
特に生ちゃんとまりっかは自然で良い。
生ちゃんは舞台路線だけど、もっとドラマや映画に出てもいいんじゃない?
ツルツル頭が綺麗過ぎる江口さん、結局ポジション不明の森永くん、乃木坂メンバーの中で際立つ個性的な脇役が多いけど、一番のクセ強は中村倫也じゃない中村倫也。
ノリが福○監督作の時みたいだけど、宮路真春の言い方とか話に入ってくるタイミングとかいちいちうるさくて好き。

でも、全体的にイライラさせるような登場人物ばかりで、ストーリーにももう少し深みが欲しかったかな。
この頃はこのレベルが普通だったけど、賭ケグルイ・映像研・東リベと成長が見える英監督作。
乃木坂との相性は良いので、是非またなんか撮ってくださいな。

唐揚げ