スイス・アーミー・マンのレビュー・感想・評価
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安定のポール・ダノ
人生に悲観した男と一体の死体が心通わせるファンタジー映画…と言葉にするとくだらない映画に聞こえますが、とても印象に残りました。
狂気だのサイコだのと片付けてられそうですが、死を直面し、生きる希望を見出し、色の無い世界に色を付ける。それに笑いと下ネタを含ませてるので暗い雰囲気が薄れています。
ジュラシックパークを口ずさむのが印象的
とても面白い映画でした。
最早ツッコメない奇天烈映像
ダニエル君(死体)が腐敗ガスという名のおならでジェットスキーをしてみせるというのが冒頭に持ってこられているのが最高に良い。最初からブッ飛んでいる。
過去の思い出を取り戻す事でマルチな能力を開花させ、無人島で野垂れ死ぬ寸前だった男を助けてゆく という破天荒なストーリー。
ダニエル君のマルチパワーがいちいち爆笑モノで、主人公も遠慮なくそれを使う為にダニエル君をいろんなとこに叩きつけたりしてるのが圧巻。
森の中に色々な飾り付けをしているのもとても本格的で視覚に楽しい。
こんなに笑わせておきながらラストはすごく切なくて泣かせてくれるというズルさ。
下ネタがややきつく、中盤しつこいのが個人的には嫌だったけれども、そこを差し引いてもおつりが有り余るサバイバル・コメディだった。
レビュー
かなりエッジの効いた設定で興味がそそられ、下品よりのギャグと明るい音楽で軽く見せながら、話は進む。いわゆる思春期の社会性との葛藤を、映画でしか出来ない演出で楽しませながら魅せた手腕はすごい。キャスト起用含め、まとめあげた手腕に感服😅
前代未聞のオナラ映画(褒め言葉)
途中まで「俺は一体何を見ているんだ……?」という気持ちになるけど、中盤以降物語のテイストは変わり、この映画の本当のストーリーやテーマが見えて来る。
前代未聞、荒唐無稽なオナラ映画だけど、ラストシーンでは思わず涙が……。
開発されて行くラドクリフ
馬鹿げていた。これはどういう意味だ?と考えるのはやめた方が良い。
最初から最後まで狂っていた。
ポールダノがどんどん頭がおかしくなって行く話かと思ってたら、話自体が狂っていた。
やばい奴のヤバい行動なんだけど、なんかもういいやとはならない。
それはラドクリフがしっかり死んでるしポールダノが真面目に悩んでるからだと思う。
基本的には最低最悪だけど、
ガスを噴射して飛んだり、水を出したり、武器になったり、火を出したり大人が馬鹿なことを本気で作ってる所は最高だった。
ひどい冗談
悪いけど、ひどい冗談だと思った。
それが最初のフロント写真。
サンダンスが評価していなければけっして観なかった映画。
最初は、「ぐずぐずしないで死ねよ」って印象。
それが最後までつづく。
つまり、ひとを勇気づけるなにひとつない。
くずは、いつまでもくずだってことを映画で証明している。どうでもよい話だ。つまり、どうでも良い人たちがどうでも良いことをしているけど,最終的にどうでもいい。はっきいおうクズはクズでしかない。後援者から引き上げられたり、なんらかの価値を認められることはない。
はっきりいう。クズが、「すばらし」っていうのはどうでもよい。
努力した人達が、物語の中心であるべきだ。
だから、ぼくは努力する。
「何なの?」
『スイス・アーミー・マン』を観た。ダニエル・ラドクリフ(ハリポタ)を人形のように扱う単なる1点突破型映画かと思いきや、案外に結末がしっかりしていて期待以上に面白かった。でも、全編観終わった後の感想、まじでラストのヒロイン(に祭り上げられていた人)の一言に尽きると思う。
ダニエル・ラドクリフの死体が爆走するシーンが感動的
ダニエル・ラドクリフが死体役でポール・ダノが遭難者という設定の映画というと、観るべきかどうか微妙な感じがします。が、全く想像がつかない方向に物語が進んでいって、感動的な感じがします。
よくここまでデタラメが出来るなーと感心しますが、ダニエル・ラドクリフの演技はハリポタ以降爆発していることは皆さんご存じと思われます。しかし今回はホントにオナラで爆発という、役者としてばかりでなく人間としての限界に挑んでると言うか…この映画の制作者サイドは江頭2:50のことはまさか知ってるわけないと思いますが。知ってたら出来ないとも思われます。
ポール・ダノについても、全く救われない情けない役柄で、このセリフのひとつひとつは一体なんなのか深く考えさせられました。だいたい物語上ではこの後どうなるのか気になってしまうくらい情けないのですが、ダニエル・ラドクリフが屁を推進力として海のかなたに走り去ってしまうので、映画が強制的に終わってしまうのですよ。
最高にシュールで笑いました!やたら壮大な音楽もシュールさを加速させ...
最高にシュールで笑いました!やたら壮大な音楽もシュールさを加速させており最高でした
しかし笑い一辺倒ではなく、自分の醜い部分を曝け出す尊さや難しさなど、考えてしまうテーマも抱えておりとても充実した映画でした!
笑いと感傷
ダニエル・ラドクリフの死体っぷりが最高。最初は出落ちかと思いましたが、ぐいぐい物語に引き込まれ、最後は凄く切なくて。
鼻歌が音楽になるという斬新さもとてもしっくりします。
大好きな作品になりました。
ただ、人に説明する時『死体に乗ってオナラを動力に無人島から脱出して…』といっても、ポカーンとされるだけなので、ぜひ斬新でバカバカしくて愛おしい死体を見てください。
これまでにないブッとんだ友情映画
オナラや下ネタのオンパレードに耐えられるだろうかと不安もあったけど、なぜか終わったら清々しい温かい、そして切ない気持ちになる。なんといってもダニエルの演技、ほんとに死体に見えるし表情も限られてるのに、おかしさの中に哀れさもあって、生き返ってくれないかなと願ってしまう。ついていけないくらいブッとんだ世界だけど、一度価値観を捨てて入り込めば、生きる根源とは何か、考えさせてくれる映画だと思う。
屁。
生活を捨て、冒険をせよ
と、どっかの偉人が言ったような名言じみた言葉が浮かんだ。
劇中には全く関係ないが。帰りの車の中でふと思った。
もし。今の生活を捨てて冒険的なことができるだろうかと。
色々思うところがある。だけど。
無人島に何もない状態で生活するとなると話は別。必要な道具がないと火を起こすことも、寝床を作ることも難しいかもしれない。あわあわしていたら日が暮れ、猛獣の餌になって終わるか、飢え死にか。
万が一、流れ着いたゴミで釣りをしたり、火を起こせたとして延命しても、ずっと孤独で喋る相手がいなくなるとその生活が苦でしかなくなり、自殺まで考えるだろう。
もし、自殺寸前で漂流してきた死体を見つけ、助けようとしても死んでいるのならば墓でも掘っておしまい、なのが普通。
が。この物語はここから始まる。
死んでます。死体です。
オナラしているのです。結構な勢いで。
そのまま、海に行くわけです。
自殺しようとした彼も「え?うそだろ!?」
と追いかける。そのままオナラし続ける死体に引っ張られ、まさにジェットスキー状態
(死体がダニエルラドクリフなので、ジェット“ラドクリフ”スキーか。ジェラドスキーか。)
ここでタイトル、ズバァァン!!!
冒頭15分でもう取り込まれました。
バカじゃん。
だけども。それで終わらせないのが映画。そんな映画が大好きだな。
その後、無人島から奇跡の生還を果たすが、流れ着いたのも無人島?で。
とりあえず、助けてもらったラドクリフ似の死体を担いで洞窟に。
そこで眠れないので話し出す主人公。
死体は喋らず、雨露に濡れたまま主人公は寝てしまう。
翌朝、目がさめると
やれ雨露を溜め込んだ死体がウォーターサーバー以上の噴射で水を出すわ、
何故か喋り出すわでもう、もう…
主人公ハンクはビビって殴って避難。
それでも「痛いなぁ…」と喋り続ける死体メニー。
そこから奇妙な共同生活。
メニーは記憶をなくしていた。何もかも無知でいたので色々と教えつつ、ハンクはメニーの便利機能を多用していく。
前歯カッター(髭剃り)
空気銃(口から凄い勢いで物を飛ばす。)
裁断(死後硬直で硬いのか、反動で木を割る)
摩擦での火起こし
等々、、、、
暮らしていける環境、話せる友人ができ楽しくなる生活。
それ以上に元の故郷へ帰りたい気持ちの方が強いので、ハンクはメニーの記憶探りつつ、帰る道を模索して行く…
とまあ…
厨二病です。完全に。
だけどね、健全に育ってきた人は絶対思ったことでしょう、
あんなこといいな!
できたらいいな!
って。それがリアルに、死体として、ダニエルラドクリフとして出てきただけなのです。
見ていて何より楽しかった。リアルファンタジーですこれは。
孤独を抱える人々に、ちょっと形は変だけど
微かな希望をあたえてくれる、お話だったと思います。
笑えて、最後はぐんと切なくなる。
まさかこの映画で泣くとは…
(ブレードランナー2049とは違う“まさか”)
素晴らしいです。これはね、誰かと見た後話したくなる。
バカだけど愛すべき作品。
こりゃあ、僕の中の2017年間トップ5に入るなこりゃ。
苦笑
ものすごいシュールな映画。最初の死体ライドシーンの出オチの映画だと思ったけど、よくここまでストーリーにしましたね。全編シュールなシーン満載で笑えました。ラドクリフさんは、死体役はハマり役(笑)それにしても、ラドクリフさんは悪役とか、キワモノばかりで不憫です。
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