猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のレビュー・感想・評価
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まさかの黙示録だけど間違いではないのか
鑑賞後にオリジナルの1作目を観たが、そうしない方が良かったのか。オリジナルでは結局エイプ達が人類と変わらないことを繰り返しているのだから。
だが今作を観たあとでは、シーザーの遺志をついだエイプたちが数世代を経てオリジナルのような種に堕してしまうのか?という違和感がある。そもそもこの時点での人類に亜光速の宇宙船など作り出せるわけもないので、やはり違う時間軸、異なる並行世界と考えた方がいい。いまさらなんだけど。
今作は【アンディ・サーキス】の演技の確かさが映像テクノロジーの進化によって浮かび上がってきている。今まではサーキスの仕事ぶりがどのレベルなのかがCGIに覆いかぶされていたが、とうとう時代が追いついたようだ。当代一のモーションアクターがオスカーにノミネーションなるか、と期待されているのも頷ける。
今作のシーザーはかなりヤバイ。復讐心に囚われた彼の姿を見せられて「知能や知性とは」を考えさせられる。あの大佐をして「感情的すぎるぞ」と言わしめるほどだ。しかしそういうシーザーも人類も最後は自然の脅威によって救われもするし滅ぼされもする。このオチはありがちとは言え上手い。
見事な落とし前をつけた今シリーズはこれで成功したと言えるだろう。そして【アミア・ミラー】の今後のキャリアに期待しよう。
よかった
前作の事をあまり思い出せないまま見ていたけど、それほど問題ないようであった。本当によくできているのだけど、やっぱり猿が登場人物なせいか、誰にもあまり気持ちが入らなくて他人事のようなまま最後まで見終わった。キングコングはあまりのかっこよさに惚れ惚れしたのだが、シーザーも悪くはないのにあまり好きにも嫌いにもなれなかった。これが人間で描かれていたらどうだったのだろう。それは見ていないのでなんとも言えない。
子猿がかわいかった。久しぶりの再開で全力で走って来て抱きつくところがよかった。
猿から学び猿に泣く
ついに猿と人間の争いが佳境に入る話。
今作のシーザーはリーダーとは何かを
身をもって示してくれてます。
猿たちのリアルな表情を見ると
猿の方にしか感情移入できず、
人間がSF映画の宇宙人に見えてしまう。
これもシーザーのかっこよさ、
信念の強さなのかもしれないですね。
今の時代だからこそ作れる作品。
旧作に負けない作品!
納得のシーザー最終章。とことんAPE目線で人間の愚かさ、醜さを表現しています。これほど人間以外に入り込める映画は初めてかもしれません。APEが人間と同様に進むのかは旧猿の惑星シリーズを再鑑賞して楽しまないと。
長すぎじゃないかな
気になっていた映画なんだけど、もう一日一回上映に格下げされていて、なんとなく不安を感じたけど、月曜日はレイトショーより安く観られるし、1830スタートで時間も良いので観に行ったよ。
真ん中の列の真ん中より少し後ろの席をキープ!ってか、一席も埋まってないじゃん!!
下の階で、ザックやゴルフ用品を物色して、定刻通り入場。……俺しかいないじゃん!と思ってたけど、cm中に2人だけ入って来た。
で、結論だけど「まぁソッコー格下げもいたしかた無いかな。」ですね。おそらく前の作品も同じ事思ったんだろうけど、俺の年代って昔の「猿の惑星」イメージが強烈すぎて期待しちゃうのがやめられないんだろうなぁ。
今のシリーズは出演猿を昔のまんまの名前で、時系列に作っているから、次辺りが第1作目のストーリーだったりしないかなぁ。とまた期待しちゃってるし…術中にハマっているのかな?あと、やっぱ話に比べて2.5hは長すぎ。途中で1カット何秒か計ってみたんだけど、平均して15secくらいかけてるんだよね。おそらく編集やり直せばもっと見やすく出来るんじゃなかろうか?
と思いながら大戸屋で晩飯食って帰ります。
シーザーに学ぶ
本作でも猿と人間の戦いを描いていますが、平和に暮らしたいだけのエイプたちを襲う人間の残忍さに、何度も胸を締め付けられるようでした。人間の側にも理由があるのはわかりますが、やはり納得できません。不安や恐怖を暴力で振り払おうとする思考は、短絡的ですが、現実社会では支配的な考え方かもしれません。そんな中、怒りと憎しみの連鎖を断ち切ろうとするシーザーに尊敬の念を禁じ得ません。
こんなふうにエイプたちに感情移入できるのも、その心情が表情や細かな動きからしっかりと伝わってくるからです。もはや実在するとしか思えないエイプたちの映像は圧巻です。昔テレビで見た「猿の惑星」は着ぐるみと特殊メイクだったことを思うと、人の創造力はすばらしいなと感じます。人間の知恵と技術を決して間違った方向に使ってほしくないと改めて思いました。
どうしたって猿に感情移入してしまう
「猿の惑星」につながる三部作のラスト。人類と猿の最後の戦いを描く作品。
モーションキャプチャーによる猿の演技がとにかく凄い。話も前2作同様、猿へ感情移入する作りとなっている。人類が滅ぼされるっていうのに感動してしまう自分に戸惑う。人類との共存の可能性も残しながら終わったのは救われた。
でも、最後の戦いにしては意外にちゃちな争いだったし、猿が戦争に勝ったというよりは雪崩から生き残ったみたいな終わり方は釈然としない。迫力はあったが絶賛するほどではなかったかな。
ラストに崩れた自由の女神が出てくるのかと思ったが、そんな映像は作らないか…。
みんな戦いに散ってゆく
初代メンバーがみんな散ってゆく。聖戦記の前に、新世記を見た。コバが発端で人間との戦争が本格化。その流れを組む聖戦記では人間対人間対エイプという過酷な時代。そして初代メンバーが散ってゆく。家に帰って創世記を見直すと、全ては113から始まっている。バイオハザードとも構図が似てると思った。
猿じゃなくてもいんじゃない?
支配されていた者たちが、支配していた者たちと戦う話。
この話。人間とサルでなくちゃいけない必然性が感じられないんですが・・・
宇宙人と地球人でもいいし、白人と黒人でもいいし、白人とインデアンでもいいし・・
なんで置き換えられるんじゃないかなぁ?
未来へ繋がっていく
「映画の三部作目はつまらない」
という考えを覆してくれる作品ではないでしょうか。
少なくとも個人的には2作目より楽しめました。
こういう作品を観ると、人間がいかに自分勝手で傲慢か思い知らされます。動物的なのはどっちかと。
2作目で描かれたコバとの闘いもしっかり思い出させ、そしてコバにどんな影響を受けたのかも伝えてくれる。見せ方が上手かったです。
そして人間が死んでいくのが、自然災害っていうところに妙に納得しました。
オリジナルの猿の惑星だけ観ると、猿が人間を滅ぼしたのか?と思えますが、この作品で人間がほとんど滅んだ理由は雪崩。
猿たちは自分達の能力を使い、木の上に登り難を逃れます。
人間には無い猿の能力に、思わずガッツポーズが出ました。
あと新キャラとして出てきたバットエイプが可愛かった。双眼鏡を逆にして見てたときは吹きました。
最後にシーザーがみんなを見届けながら、ゆっくり、眠るように息を引き取るのが脳裏から離れません。
カメラワークが上手く、シーザー目線で、仲間を見届けたように思えます。
ずーっと涙が止まりませんでした。
三部作、全て好きです。
猿のCGに違和感無し!
驚いたのがまずCGの違和感の無さ。
猿のする表情が最早人そのもので不気味の谷を超えたリアルさ、というより自然と言う次元まで来ていて物語に集中できた。
人に見えるとはいえ、泣くシーンなどは動物が泣く独特の表情をする。この辺りは流石のモーションキャプチャー技術だと思う。
内容も緩急あって楽しめる。
シーザーはやっぱり賢い。
チャールトン・ヘストンが主演したあの映画につなぐ一作ということになっている。
シーザー(アンディ・サーキス)を中心に広がっていく猿たちの世界。
そこへ猿たちを根絶やしにしてやると意気込む大佐(ウッディ・ハレルソン)が現れる。
この全面戦争と思いきや、大佐がただの悪役ではない複雑なバックボーンを持っていて、ウッディ・ハレルソンの力量を示している。
マット・リーブス監督もやや手慣れた感じになっていて、見やすい映画になっていた。
こうして地球は猿の惑星になったのか。
武器庫❌猿たち❌兵士たち
地獄の黙示録である。
シーザーの息子が登場する。
猿たちは、ゲリラ兵士だが、身体能力は抜群で、大木によじ登ることも地下の穴に潜ることも楽勝だ。
人間ぽい猿たちだが、知能を持った猿たちだ。
人間の言葉を喋りまくるのは二匹だけ。
組織とリーダーについての映画になっている。
人間側に、狂気の大佐が登場する。
ウディ・ハレルソンを久し振りに見た気がする。
適役で、しかし、どういう理由で戦争が始まるのかというのもなるほどなという尤もらしい理屈がついている。
シーザー対大佐。
本当は大佐対本軍の闘いに、シーザーたちが巻き込まれるの図だ。人間同士の殺し合い。
ここで人間たちは、武器庫を失う。
どこかに町や工場や農地はあるのか。
口のきけない女の子がすごくよかった。
猿たちにも物語にもなじんでいる。
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