猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)のレビュー・感想・評価
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ウィルスの蔓延で人口が激減し知能の進化した猿達が優位に立った近未来...
ウィルスの蔓延で人口が激減し知能の進化した猿達が優位に立った近未来。”大佐”率いるアルファ・オメガ隊の襲撃を辛うじて鎮圧したシーザー達の元に息子ブルー・アイズが新たな居住地の探索から帰還。砂漠を越えた所に理想のオアシスがあるとの報告に興奮する仲間達をまだ移住の準備が出来ていないと諭すシーザー。その夜、シーザー達は夜襲を受けすぐさま交戦するが、大佐はシーザーの妻コーネリアとブルー・アイズを殺害し退却。悲しみに暮れるシーザーは仲間達をオアシスへ向かわせ、大佐への復讐の旅を決心する。
ほぼギャング映画だった前作に対して今度はマカロニ・ウェスタン調の幕開け。前作で自ら殺めた部下コバの幻影にうなされながら旅を続けるシーザー達の前に次から次に現れる謎。壁の落書きに滲んだアノ映画のオマージュに膝を打つと今度はアノ映画やアノTVドラマのオマージュが映像に滲んでくる。しかしそれは飾りに過ぎず驚愕の事実に被さる壮大なドラマが何度も涙で霞みました。
68年の地獄のラストを現代に蘇らせた最高傑作!
WAR FOR THE PLANET OF THE APES
人類との共存を模索するシーザーは狂信的な男「大佐」に家族を殺害され復讐と裏切りの中で葛藤しながらも互いの種族に答えなどない戦争に巻き込まれる傑作アクションドラマ。最終章にして最もダークで68年の地獄を現代に蘇らせた。
今作の魅力は観客が類人猿とその窮状に同情を感じること。暴力に悩まされ情緒的で愛、家族、名誉の為に没頭しなければならないシーザーの葛藤を全面的に描いている。そして、雪に覆われた風景の中で緊迫に満ちたアクション満載の最終戦争が行われる。
人間と類人猿の共存を掛けた派手な闘いを描いているが実際は旧約聖書、アメリカの奴隷制度、市民運動を暗示していて観客の予想を裏切る展開が立て続けに発生する。人間が高慢で愚かな種族であることに異常な不快感を隠しきれないが人間性を守る為には闘わなくてはならないメッセージなのかもしれない。
クルツ大佐にそっくりなウディハレルソン扮する狂信的指導者「大佐」の企む計画は両種族を脅かす恐ろしい計画である。類人猿と人間との共存が出来ると信じる指導者シーザーに対して皮肉にも人間への復讐を望み殺害された革命家コバが正しかった。シーザーがコバに見えてしまうのも今作の魅力の一つ。
リアルなのに非現実的
人類史で人気のあるキャラクターがいくつかある
その中にウイリアムテルという人物がいる。
映画を観終わって
ウイリアムテルが猿だったら
という映画を見ていたのかと思った。
この原作にながれる思想がどこかにぶっ飛んでしまっているようだ。猿である必要があるのか?このストーリーなら中世の英雄とかで十分だ。
なぜ、猿の惑星なのかという哲学を失っている。
中世英雄映画としてならわるくない出来だ。
完全に猿側に感情移入
コバの残党が人間側につくとか面白い展開。
ウィルスのせいで例え生き残っても人間が言葉をしゃべれなくなるなんて、もう人間側に未来はないはずなのだが、新天地で猿たちと無邪気に戯れているNovaを見たら、普通にハッピーエンドに見えてしまった程、猿側に感情移入してしまいました。
今作も唸るほど出来が良い
前作も素晴らしかったが、今作も非常に出来が良い
各キャラの描き込みが巧みで、みんな表情が豊か
冒頭から引き込まれ、容易に感情移入してしまう
ハラハラドキドキのサスペンスに
笑いあり涙ありのエンタメでありながら
今回も巧妙に社会問題を織り込んでいる
ノヴァが大泣きするのを
シーザーが注視するシーンにはグッと来た
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