劇場公開日 2017年5月13日

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「心地よい余韻」マンチェスター・バイ・ザ・シー masakuroyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5心地よい余韻

2017年5月21日
PCから投稿

泣ける

単純

難しい

レイトショーで鑑賞。

平凡だけど美しい港町マンチェスター・バイ・ザ・シーに根ざした人々で構成される人間ドラマ。

ケイシー・アフレックの抑制された淡々とした演技が素晴らしかった。

甥っ子のパトリックとの軽妙かつユーモアのあるやりとり。

まるでドキュメンタリーを見ているような淡々とした自然な演出も本当に良かった。

一人の人間の人生を追体験しているようですごく感情移入できました。

ケイシー演じるリーとミシェル・ウィリアムズ演じるランディのやりとりが演技がうますぎて、シリアスな場面なのに逆にユーモラスに感じてしまうほどだった。

そのへんのリアルさも表現しているのが凄いと感じました。

映画が終わった後、なんとなく心がデトックスされたような気分になり、しばらくスマホの電源を入れずにぼーっとしてました。

リーが作中で飲んでいた瓶ビールがどうしても飲みたくなり、コンビニに行ったらなかったので代わりにバドワイザーの缶を買い、リーやパトリックのことを思い出しつつ飲みながら、今夜は眠ることとします。

いい映画でした。 見て良かった。

masakuroy