劇場公開日 2017年5月27日

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「【”弱視、盲目の方でも、”音声ガイド”を通じて、世界の光を感じる事が出来る”。河瀬直美監督の視覚を越えて、映像をつたえる大切さを描いた作品。】」光(河瀬直美監督) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”弱視、盲目の方でも、”音声ガイド”を通じて、世界の光を感じる事が出来る”。河瀬直美監督の視覚を越えて、映像をつたえる大切さを描いた作品。】

2022年11月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■人生に迷いながら単調な日々を送っていた美佐子(水崎綾女)は、とある仕事をきっかけに、弱視の天才カメラマン・雅哉(永瀬正敏)と出会う。
 命よりも大事なカメラを前にしながら、次第に視力を奪われてゆく雅哉の葛藤を見詰めるうちに、美佐子の中の何かが変わり始める。

◆感想

・永瀬正敏の弱視になりながらも、カメラマンとして生きようとする姿とその所作に魅入られる作品である。

・映画製作の際に、”音声ガイド”を作る人々の姿も、キチンと描かれている。
ー 画面が見えなくとも、その映画の内容を伝えようとする人々の努力。-

<人生で多くのもの(今作では視力)を失っても、大切な誰かと一緒ならきっと前を向けると信じさせてくれると思わされた作品。
 河瀬直美監督の映画愛に溢れた作品である。>

NOBU
CBさんのコメント
2022年11月17日

> 河瀬直美監督の映画愛に溢れた作品である
うんうん。ホントに。

CB