メッセージのレビュー・感想・評価
全669件中、161~180件目を表示
sfをダシにしたヒューマン
レビューを見ると賛否両論ですが、この映画の面白さは壮大なsf(矛盾が多数な設定)を語ると見せかけて、[未来が見えてもその運命を受け入れますか?]っていう、ヒューマンなオチに持っていったことだと私は思いました。
そりゃ粗を探せば沢山ありますよ。粗を見つけて吠える人はそもそも作り物の映画を観る資格がないんです。
個人的に宇宙を題材にした映画の最高傑作はインターステラーだと思っていますが、粗のレベルで言えば噴飯ものの設定だと思っています。
限られた時間の中で主題を伝え、かつsfの矛盾を完全に除去するのは不可能だと私は思います。そこらへんは暗黙で流し見できない人は見るべきではないし、創作物は見ても理解できないだろうから河原で雑草を眺めていればいいんじゃないでしょうか?
賛否両方の意見が低レベルだと思いました。
難しいけど理解したら素晴らしい作品
一回だけでなく何度も見たらより理解が深まり面白く感じると思う。
映画の撮影の仕方もとてもよく見ていてよかった。
言語学者と一緒に解読しているかのようでおもしろい。
サントラも映画の描写とあっておりとてもよかった。
ルイーズの子供のハンナ「HANNAH」のスペルと同じように物語も最初と最後で繋がっているんだなと思いました。
映画の途中途中にハンナのシーンを入れることによりそういうことか!とより理解出来るためとてもいい作品だと感じた。
複雑だが面白い
地球にやってきた未確認生命体と言語学者ルイーズの対話が中心となるこの作品。
それだけではなく時系列の複雑さや言語に関しての専門的な用語で混乱しそうになるが、最後まで見るとなるほどと納得してしまいます。
伏線の回収というか話がラスト収束するのが非常に面白かった。
言語学を少しかじっていたので用語は問題なかったものの初見の人はかなり入りづらいかも。
海外(特に中国)の反応がテンプレ過ぎるのと、物理学者としてやってきたイアンが役立たずなのが少し微妙な点。
悲しいことがこの先あっても大切もののために運命を受け入れた設定は好き
過去が未来だったとは。
設定は好きだけど、結局宇宙人は何を伝えたかったのか、人類にもっと協力しなよ的なことなのか、3000年後よろしくね的なことなのか、科学的に発達しているなら地球の共通言語でコミュニケーション取ればいいのに。
まー時間の概念がないということがイメージ出来ないため難解。しばらくしたらまた観たい。
単なるSF映画ではない
未来が分かっていてもそれを受け入れ、その瞬間を大切にする主人公の決意に涙。映像も音楽もストーリーに合っていて心地がいい。メッセージという邦題より、原題のarrivalのほうがしっくりくる。
ゾクッとした
途中で展開がわかった瞬間、ぞくっとした。なんか、「君の名は」を観たときに感じた気分と似てた。自分の思い込みをガシャーンと激しく壊される感じ。
哲学的な映画が苦手な方にはつまらないかもしれないが、個人的にはすごく楽しめた。ただ、全体的にやや淡々と進むので、途中少し飽きてしまった。
自分は何も知らず生きてて、これは幸せ…なのかな?と思った。
苦手。
この手の静かな映画は苦手です。長く感じました。ネットの解説読んでたらこんな深いんだとそこで初めて面白く思いました。
ツッコミどころもあります。シャン将軍の鶴の一声で中国の軍隊はどうにかなるものなのでしょうか?それにルイーズがシャンに言った言葉も教えてくれないし。
難しい内容ですが....
難しい内容でしたが、今まで観たエイリアンものの中でこんなに美しい内容は初めてでした。映像が素晴らしいというのもあるのですが。
中盤から後半はグイグイ引き込まれてしまいました。
最後はあーそうなんだ!って感じがいい。
ストーリーはいつもの結果だった。 あんまり新鮮感はなかった。 なぜ...
ストーリーはいつもの結果だった。
あんまり新鮮感はなかった。
なぜ中国人役が助けたか、気になる。
中国のスポンサーあったのかなw
ただのSFじゃない
のっけから引き込まれた。で後半盛りさがっていく映画も多いが、さらにぐいぐい引き込まれる。つっこみどころも無いわけじゃないが、SFにしては奇跡的に少ないと言っていい水準で、どっぷり非日常の世界へと誘われてしまった。女の子が愛くるしいのがもう切なくて。音楽もすばらしかった。
表意文字、墨汁、書道...どこか東洋的な異邦人でもあった。
言語学者と数学者が異星人の意図を得ようとする
ルイーズが異星人との交信を始めてから時折見ていた夢の事は初めてよく分からなかったが後に異星人の時間という概念の内容の意味を知り納得がいった
そしてまたイアンもルイーズに「夢を見るか?」と聞いていたのでルイーズと同時期に未来が見えるようになっていたのでは
異星人の言語が現代の人間の書く文字では到底表せない文字だったことが良かった
彼らが宇宙船の中に入った時異星人との間に壁が出来ていたのは爆破されることを異星人は知っていたからルイーズとイアンを守るために張っていた
彼らと同じ感覚で『時』を理解できるようになる
映画「メッセージ」(ドゥニ・ビルヌーブ監督)から。
言語学者が、異星人とのコンタクトを「言葉」で繋がろうとする物語。
そこには、言語学者らしい「言葉」に対する定義が溢れていた。
「当時は、言語は芸術とみなされていた」
「言語は文明の基盤だ、人々を結び、対立時には最初の武器となる」
「話すとおりに書くだけの人間の言語は、無駄だと思われているかも」
「ある論文を読んでみた、外国語を学ぶと考え方が変わるって」
「サピア=ウォールの仮説ね。つまり「思考は話す言語で形成される」
「これは贈り物よ、『武器』は『言語』よ。言葉が教えてくれたの」
「言葉がわかって何になる?」
「彼らと同じ感覚で『時』を理解できるようになる、未来が見えるのよ」
「言葉の力」に、興味関心が強い私にとって、メモが輝いていた。
日本語以外の言葉に対しては、他の国の言語も、異星人の言語も、
私にとっては、あまり変わらない気がする。
感情の起伏を、どんな単語を使って、どうやって表現するのか、
そんなことが気になって仕方がない。
言葉に含まれている、ちょっとしたニュアンスを感じとれないと、
大きな誤解を生むことになるから。
異国の人や異星人と、同じ感覚になれるかどうか、
言葉の持つ力って、そんな事ではないだろうか?
全669件中、161~180件目を表示