メッセージのレビュー・感想・評価
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超エモい。
最近の若者言葉で「エモい」というのがあるそうで、
嬉しい・楽しいといったポジティブな感情と、
切ない・悲しいといったネガティブな感情が入り混じった感覚を表すらしく
つまり古語で言うところの「いとをかし」が、「超エモい」となるわけだ。
これを知ったとき、千年以上も昔から感受性というか、
そういう気持ちがしっかり受け継がれていることに僕は嬉しさを感じた。
さて本作の肝も、個人的にはこの「エモい」ところ。
構成の妙であるとか謎解き要素であるとか、
観る人を引き付ける力は十分すぎる程に魅力的。
だが最終的に提示されるテーマは「『今』を生きる意味」なのかな、と。
あらすじだとか、あまり前情報を入れない状態で観た方が楽しめると思う。
「観るべき」と強く推しはしないけれど、少なくとも観て損はない良作。
一度の人生で出来ること
サラ・コナーじゃん
人間は愚かで弱い生き物だけど運命を受け入れることに決めた彼女は本当に強い
人が一生に出来ることは限られている
過ぎてしまえばどれも何にも代えがたい経験だったと言えるが
自分だったらどうするのかと考えさせられた
悲しいけど悲しくない希望も感じられる物語り
理解力のある方ー!
と言いたくなるくらいに人と話したくなる映画である。
物語としては謎のUFOに接触をはかる言語学者と数科学者の話ではある。
結局のところ、どうやって彼らとコミュニケーションを取れるようになったのやらとか思ったし〔多分大量のやり取りがあったのだろうけど〕結局彼らの目的もよく分からん。
彼女は未来が見えるスペックがあるということ?
映画としては、「彼らの目的」という謎が物語を引っ張り、独特の緊張感があるためど派手な見せ場とかが無くてもスクリーンに引き寄せられるし、最初の娘の話が過去ではなく、未来というある意味物語をひっくり返すという仕掛けも面白い
ただ理解が追いつかないのだ
この映画の独特の雰囲気は好きだし、グイグイと引き込まれたがどうしても理解が追いつかないまま終わってしまった
他の人のレビューなども見てみたい。
追記
少し理解できたかも
あと前半画面が暗いかな
個人的には日本の出現箇所が北海道だったのがちょっと嬉しい笑
魂の共振が起きているかのような
現在で知る瞬間、未来で知る(思い出す)。未来で知る(思い出す)瞬間、現在で知る。
現在と未来が同時に起きているかのような…というか起きているのでしょう。
映像を見返す度新たな気付きがあります。
そのことに初めて気づいた時、戦慄が走りました。
それはシャン上将との未来での会話です。
妻の最後の言葉は映画では訳されませんでしたが「戦争に勝者はいない。寡婦がいるだけ。」でした。
劇中の未来の主人公が初めて気づいた時、私も初めて気づいた。
見返す度ひとつひとつの場面の主人公の気づきに、わたしも気づかされました。
インターステラもですが劇中の主人公に魂が共振するかのような感覚の素晴らしさです。
まさか映画化されるとは
原作が好きなので映画化と聞いて、「いやこんなの絶対無理でしょ、超絶前衛映画になっちゃうでしょ」と思ってたが。
映画オリジナル要素は、大作映画として成立させるためなら許容範囲でしょう。チャンの作品は作者の出自を連想させられることが微塵もないので、映画観て驚いたけどね。
某お菓子にそっくりでもだんだん荘厳で神々しく見えてくる宇宙船とか、イカスミ?なのにだんだん美しくすら見えてくる墨文字とかは、映像だからこそ。
娘とのシーンが差し込まれるたびに、それがどういう意味を持っているのか「知っている」身としては複雑な気持ちになった。
ある意味メタ体験だったのかも。
十年後程の近い未来は、もしかしたら大筋が決まってしまって居るのかも...
十年後程の近い未来は、もしかしたら大筋が決まってしまって居るのかも知れない。
でも三千年後の人類の行方はまだ定まっていない。
ならば、いま未来の為に希望に満ちた言葉を紡ぐより他ない。
そのようなことを思わされた。
もしもこの先の事が全て分かったとしたなら 幸せな日々は何倍にもなり...
もしもこの先の事が全て分かったとしたなら
幸せな日々は何倍にもなり
立ち直れると分かっている深い悲しみは
怖がらずに待つことが出来るような気がする
それが分からないから未来は未知数に広がると思う
静かなSF
知的SF
SFと一口に言っても色々あるが、時間や空間や異種交流を話の柱に据えた作品は見応えがあります。
そんなSF作品は数も出回らない、なのでおのずと評価も上がってしまいます。
原作未読ですが、考えさせられた。映画の感想を人と話しあいたくなるでしょう。
この監督、トーンを抑えた美しい映像と印象に残る音楽をいつもセットでお届けしてくれます。これ以降、音楽のヨハンヨハンソンという方気になりました。
ドゥニ・ビルヌーブ監督要チェックですね。
原題は ARRIVAL
arrivalは 到着 の意味。
この映画のストーリーが[メッセージ]というタイトルから ややずれたように感じるのはこのためだと思われます。
でっかい ばかうけ から送られる「メッセージ」は、SFとしての主軸であれども 物語の主軸にはあらず。
この物語の主軸は 「到着」。厳密に言うと、可逆的な時間への、あるいは可逆的な時間の中での「到着」がテーマであると言えましょう。
それゆえに 「ARRIVAL」は単に到着であるだけでなく、到着と同時に存在する、出発のニュアンスをも含んでいます。
その観点から見ると この作品は とても衝撃的で面白い映画体験となるのではないでしょうか。
じんわりよい
けして派手じゃないんだけど、物語が進むにつれて、意外な展開や進展があり、静かな感動がじわじわと盛り上がっていく、そんな名作。
SFとしてもミステリーとしても人間ドラマとしても楽しめる。
地球外生命体とのスリリングなコンタクトと結末。
言葉は世界を規定するものであるから、こんな夢物語のようなこともいつかあるのかもしれない。
音楽も映像も美しくて、エモいシーンに胸を締め付けられつつ。
素晴らしい鑑賞体験でした。
一人一人が幸せについて考えさせられる作品
すごく良かった。この世界をどうとらえるかで、感想も違うんだろうな。過去に縛られたり、未来に縛られたり、そんな呪縛から逃れた先の人類がどうなるのか、、、たぶん変わらないと思うなぁ〜。争う奴は争うし、欲深い奴は欲深いままだとおもうな。国家も同じ。そんな気がする。
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