アスファルトのレビュー・感想・評価
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予想以上にずっとずっと良かった!
フランス映画については、いつも「70%理解できればオッケー」という低め設定なのですが(笑)、そんな期待値を超えたとても素敵な作品でした。
同じ団地に住む人たちに起こるちょっとしたハプニング。
登場する男女3組の中では、Isabelle HuppertとJules Benchetrit(監督の実の息子さん)のシーンが好き。玄関越し?の会話とか、ああいう男女の関係というのはやっぱりフランス映画という感じで素敵だ。
Samuel Benchetrit監督、名前覚えづらいですが、、、これからの作品も期待しています。
優しさが溢れている
エレベーターのオチは笑えるし何とも皮肉で哀愁が漂い切なさも。
宇宙飛行士とお母さんとの遣り取りが微笑ましく別れは観ていて辛いが滑稽でもあり面白い。
若者と中年の女性との関係は恋愛とも友情とも取れて素敵な関係だった。
謝罪してエレベーターの代金を払えば良いのに夜中にコソコソ外出する哀れな姿。
しかし愛に目覚めてしまい素晴らしい出逢いを経験し必死に会いに行く姿は可愛い。
優しくないとこんな映画は撮れないなぁ。
素晴らしい
この、裏打ちの"笑劇"で醸し出されるのは、途方に暮れるも切なくも暖かい幸せの情感。
誰かが言ってた「ジムジャームッシュの詩情とアキカウスマキの哀愁」。。
もちろん#イザベルユペール の"背景"もボトムになるけど、三様の個室劇が"爽やかな曇り空"に帰結する。素晴らしい。
つまり、前夜のまどろみが枯渇した身には、シミジミとありがたや…な日曜の午前☺︎。。。そして、カウリスマキ好きな人にとっても(^^)。
#シネマカリテ
#裏打ちの笑劇
#爽やかな曇り空
#トランティニャンのお孫さん
軽妙
虚栄心を持った冴えない中年男性と孤独な中年女性看護師、母子家庭の少年と落ちぶれた女優、不時着した宇宙飛行士と服役中の息子を持つ母親の3組がある団地を舞台にそれぞれ交流する群像劇。
みんなそれぞれキズや寂しさを抱えているけれど、素直に心を通わせたら救われる。大きな盛り上がりはなく少し突飛だけれど、そんな日常の延長を描いたホッコリさせてくれる優しい作品。
映画って素敵と思える、映画
『アスファルト』を観る。9/3公開の映画を試写会にて。なんとも清々しく気持ちのいい映画だろうか。観終わってホントにいい気分になれた。そこそこ映画を観ているつもりだが、改めて「映画っていいな」と思えて胸を張って誰にでもオススメできる。今年のトップ3に入る勢い。1つの団地から6人の男女が見事なハーモニーを奏でてくれる。ここで何を書こうと、良さを伝えられないもどかしさ。6人の登場人物は老若男女とそれぞれで個性たっぷり。そのやり取りにほのぼのしている間にあっという間に100分が終わってしまうのだ。登場人物も良いが映像が綺麗なこと。団地は落書きたっぷりの灰色のキッタナイものなのに。それが故に人の表情、動き、雰囲気がとても美しく映し出される。度々映し出される、空も灰色なのに魅了される。劇中に流れる、不気味な音もセンスが良い。とにかく、必見の清々しい映画。
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