マイティ・ソー バトルロイヤルのレビュー・感想・評価
全273件中、21~40件目を表示
単独作でこんなに高評価したの初めてじゃん。
ハイ出ました初の高評価!バンザイ!マーベルファンでありながら、マーベル単独作に悉く低評価を積み重ねてきたこのハイパー高望みファンが通りますよ!!!!(大興奮)
『キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー』以降のキャプテン単独作に関しては、もうほぼアベンジャーズに呑み込まれて単独作とは言えなかったので別として。いやぁ今までのマイティ・ソーの作風からして、今作も大して期待してなかったんですが(失礼だな)、いきなり面白かったなぁ。
1作目はフツーーーな感じで、2作目はバトル…まあそんなもんだよなという感じ。が、今作はコメディ色が強く、過去作とガラッと雰囲気を変えてきました。何でこんなに雰囲気が変わったのかと思ったら、監督がタイカ・ワイティティだったのか…納得。
始まってすぐからギャグテイスト全開で、(見飽きないという意味で)この方向性は正解だったと思います。特別コメディが好きというわけではなく、ほとんど見たこともありませんが、MCUのストーリー全体がかなりシビアな展開になってきているなか、こういう緩急つけるのが上手い監督がここでワンクッションを入れてくれるのはありがたい。正直、今後ずっとシビアな展開を暗い気分で見守る時間が続くのか…と思ってたので…
ギャグを差し挟むタイミングが絶妙で、というのは以前『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』か何かの時にも書いた気がしますが、今作は『シビル・ウォー』よりかなり頻繁にギャグシーンが入ります。それでも全体のバランスを大きく崩すことなく、またシリアスな雰囲気の時はそれを損なうこともなく、纏まりのある1つの作品として仕上げているのは素晴らしい。
インタビューによると、どんどんアドリブを入れ、面白かったらどんどん採用!という自由な空気のもと作られたそうで、俳優陣がかなり生き生きして見えます。
そして面白いのが、俳優の表情…よく見てると、メインで喋ってる俳優の後ろで多分素だろうな…という感じでニヤーっと笑ってる俳優がいたり、微妙に笑いをこらえてるような顔をしてたり、そういうシーンをそのまま使っているところ。これが作品の雰囲気をぶち壊して駄作に成り下がらないのは、なかなか凄いことだと思います。
そして今作もいつもの顔ぶれで終わるかと思いきや、何とドクター・ストレンジが。前情報なしで見たので、ドクター・ストレンジ(のマント)が好きな自分はテンションが急上昇。
それから今作初登場のソーの姉、ヘラ!20年前からお顔が変わらないケイト・ブランシェット様ご降臨です。流石の演技でした。
身体どうなってんの?と思うくらいワイヤーアクションでもブレないし、定点カメラで真横から撮っても美しい姿勢を維持されてるんですけど…体幹もしかして鉄骨入ってる???
ソーやロキなんて「黙れ小僧!」の一喝で地球の裏まで吹き飛ばせそうなレベルの差を感じました。エエ。何十年もトップ張ってる人は違いますなあ…でも、あれだけの人を雇ったらもっと出番あっても良かったんじゃない?いやでも、ソーが主役だしな…
MCU全体から見た作品の立ち位置としては、恐らく次作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』への繋ぎの役割であり、そこに何もないのもアレだし…とヘラ様を出してきただけなのかなぁとか思ったりするんですが、それを感じさせないテンポの良さがありました。
ただ、日本語版のタイトル『マイティ・ソー バトルロイヤル』って…バトルロイヤルは仲間を集める通過点であって、そこまで重要なシーンではなかった気がするんですが。ちなみに原題は『Thor: Ragnarok』。全然ちげぇー!
バトルロイヤルといえば、こちらも今作初登場のヴァルキリー。かなり前にアメリカ本国で、「ヴァルキリーはコミックでは白人女性なのに何で黒人にしたんだ!」と文句が出たとか何とかいう記事を見たんですが、自分はこのヴァルキリー役の人、良かったと思います。
コミックのヴァルキリーはキリッとしたマッチョな白人だったんでしょうが、正直ハリウッド映画界は白人美女にばかりこだわり過ぎて、「アイコニックでキリッとしたマッチョな若い白人美女で、できれば他と契約してない演技力のある俳優」なんて条件で探そうとする時点で結構難しいと思うんですよね。既にいるキャラと雰囲気が被ってもいけないし。
今作のヴァルキリーは、俳優が決まってからそのようなキャラ設定にしたのか、キャラ設定を決めてから俳優を探したのかわかりませんが、あの作風で、あのキャラ設定で、ハリウッドでよく出てくるタイプの白人美女だったら合わなかった気がします。
あの作風にあのキャラ、だからあの俳優の「美女ってほどじゃない、でも笑うと何か愛嬌があって、他とは違うけど何が違うかわからない、上品過ぎず、でも下品になりすぎないナチュラルな魅力」が完全にマッチしていたと思いますね。ええ。
全体にビビッドな色合いというか、いつもの派手さは健在でしたが、ヴァルキリーの過去をざっとおさらい(?)するシーンが宗教画調だったのも、印象深かったです。あのシーンだけ完全に何世紀か前の油絵の色味で、合成技術なのか全部CGなのか知らんけど、あの表現凄いなあ…改めてディズニーの映像技術と、監督の発想力に脱帽でした。
ロキは可愛い可愛いとファンからのコールをよく聞きますが、今作はギャグシーンが多かったので、やはりギャグ要員だった気がします。相変わらずブラコンファザコン拗らせてますが、今回はドクター・ストレンジによって遊ばれて(?)、なかなかのキレっぷりで序盤から笑わせてくれます。可愛いかどうかは置いといて。
……いつも「ソーの単独作」と言いつつソー以外のキャラばっかり掘り下げてるのは勘弁してくれ。周りの方が何かキャラ立ってんだよ。
ソーは今回、色々冒険することになりますが、これも次作『インフィニティ・ウォー』に向けてなのかなーと思うと、次作は今までと比べてかなり大規模になるんですよね。自分はアベンジャーズシリーズは『エンドゲーム』から見始めた阿呆なので、何で宇宙に浮いてたかの謎が漸く解けそう。
いやー本当に、そろそろ単独作はもう全部すっ飛ばして『アベンジャーズ』だけ見て終わりにするか!?と考えてたんですが、見て良かったです。これであと単独作は残すところ『キャプテン・マーベル』のみとなりましたが、そちらも評価が高いようなので見ることにします。
『マイティ・ソー』シリーズ2作目まで見て、イマイチ…と思っていた人に、今作はぜひお勧めします。
ロキ様とヘラ様が最高すぎる!!!
これまでの作品と違って、マーベルの世界に没入できて、楽しかった。これはすかっとする!
ちょっとシュールなかんじの笑いの要素もあって、好きですわ。相変わらず、ロキはかっこいいし。ケイトブランシェットのヘラがやばい!強すぎる…かっこいい…
かなり笑えソーな作品。
闘いにおける最後のトドメの一発!といった場面でブラックアウトするという物足りなさは何なのだ?こうした場面がが3回ほどあったのですが、もしかすると、痛々しいカットは笑える場面に取っておいたのかとも感じました。笑っちゃいけないのに笑ってしまう、どことなく『ガーディアンズ』シリーズにも通ずるコメディ映画(?)でありました。しかもお笑い担当キャラはアベンジャーズ側全員。こんな映画だったのか・・・『マイティ・ソー』の2作目も未見、『ドクター・ストレンジ』も未見でしたが、初見の人でも大丈夫です(わからないのはロキが嫌われてるエピソードくらい)。
ストーリーはいたって単純。アスガルドの王子ソー(クリス・ヘムズワース)が父オーディン(アンソニー・ホプキンス)を探して地球に向かい、再会したときに世界の終わり(ラグナロク)が迫っていると告げられる。そこに現れたソーの姉でもある死の女神ヘラ(ケイト・ブランシェット)が現れ、ソーの最強の武器ムジョルニア(ハンマーの凄いヤツ)を破壊してしまう。そして宇宙の辺境サカール星へと飛ばされ、武器を持たない彼は手練れの賞金稼ぎヴァルキリー(テッサ・トンプソン)に捕まり、グランドマスター(ジェフ・ゴールドブラム)が主催する闘技場にグラディエーターとして参加させられるのだ。
そこで闘うべき相手がアベンジャーズの同僚ハルク=バナー(マーク・ラファロ)という偶然。直接対決の勝敗はブラックアウトです。一方、ヘラはアスガルドに乗り込み、支配者の座を我が物にしようと試みていた。やがて、弟ロキ(トム・ヒドルストン)、ハルク、ヴァルキリーを説得してヘラ討伐へと向う一行であった・・・
最初からレッド・ツェッペリンの「移民の歌(Immigrant Song)」が聞ける。『ドラゴン・タトゥーの女』のようにカバー曲ではない、モノホンのツェッペリンだ。激しい戦いのシーンだというのに、聞きほれてしまって、細かいアクションを見逃してしまったかもしれない。音楽でよかったのはこの曲だけだったのですが、2回も聞けたことに満足。しかも「移民」ということでしっかりテーマにも合っています。笑えるシーンも程よいペースで訪れるのでオススメです。
【2017年11月映画館にて】
AC/DCをレッド・ツェッペリンと勘違いしたスパイダーマンにも繋がってるし、MCUは音楽でも繋がってるんだなぁ・・・
第3の敵、現る。
お父さんの王を亡くし、あの嘘つきの弟の戦いになるかと思ったら、
今度は最強の姉が登場したりして、予想外。
それぞれの役どころが際立ってとても話も分かりやすい。
個人的には集合隊のアベンジャーズより個別のシリーズの方が好きだな。
ただ、この映画にハルクも出てきたな・・・。
死の女神の復讐がはじまる
2019年9月16日
#マイティ・ソーバトルロイヤル 鑑賞
原題 THOR: RAGNAROK
コピー「死の女神の復讐がはじまる」
ヘラ役が #ケイト・ブランシェット だったことには最後の方まで気付かなかった。
#マット・デイモン が出てるそうだがまったく気付かなかった。
#浅野忠信 にはすぐ気が付いた。
開始三十分で大変な事に?ここからソーの新時代だ!(笑)
前作までの様々なヒキが開始三十分で解明されてて、そのスピード感にまずは度肝を抜かれたが、この物語速度が、ラストまで減速しないのに二度びっくり(笑)
それでいて鑑賞疲れしないのは、随所に光る軽妙で洒脱なユーモアがあるから。
この辺はもうタイカ・ワイティティ監督の面目躍如と言ったところだろう。
もちろん、クリス・ヘムズワースの芝居も素晴らしい。
ソーって可愛いというか、面白い所があるよなーと思っていた自分としては大満足。
もちろん、アクション、スペクタクル面も完備。
粒ぞろいのMCUの中でも頭一つ抜けてる感じがする傑作。
『ウィンターソルジャー』以来の感激でした。
メッチャ楽しかったー!
ワイティティ監督有り難う!思ってた通りで楽しめました!
ナンダカンダで未見だったので、観てみましたが…本当に楽しかったです!
流石に全く違う設定だと 受け入れ難い人も居るかも知れないけれど、ソーを(全面?)コメディ色で仕立てたら 今までよりも 別の意味で楽しかったし、こういうのはアリだと思います(笑)。
アメコミにあるパラレルワールドとはまた違うけれど、偏った目で観なければ十分に楽しめると思いました。
凄い俳優さんを(劇中劇で)サラッと出してきたり、ジェフ・ゴールドブラムの独裁者のチョッとマヌケそうな感じも良かった。
ロキを演じるトム・ヒドルストンも楽しそうでしたね。「助けて」戦法?(笑)も繰り出し、そんな仲の良い?兄弟にほっこり(笑)。
今回の目玉の一つ、ヘラを演じたケイト・ブランシェット!カッコイイ女性は強い女が良く似合います(笑)。無双し過ぎて誰も倒せないので、どうなることやらと……。
ドクター・ストレンジとのやり取りも面白かったけど、満を持して登場したハルクが良かったし、バナーに戻った時のキャラも良かった。
ムジョルニアもヘラにブッ壊され、どうなっちゃうんだよ〜と思いましたが、ソーが覚醒したことで最強キャラが更にもう一つ上を行く最強に!
ヴァルキリーなんかも出てきて、神話とか詳しくないんだけど「パズドラ」を良くやってた頃を思い出した(笑)。
変に恋愛要素とか入れないで、ヘラを倒してアスガルドの民を救う為に皆で戦ったのが良かった。
バトルシーンで流れる レッドツェッペリンの「移民の歌」でノリノリだ(笑)!
頭空っぽで観る映画としては最高峰
正直言うと、これまでのMCU作品は微妙だったんだが、この映画は文句なく楽しめた。
場面転換が多くボリューム感があるが、
テンポもジョークも小気味好く退屈しない。
エンターテインメントとして高い完成度だった。
役者も豪華だし。
頭を空っぽにして観る映画としては最高峰の出来ではないだろうか。
人間ドリル
タイトルはハンマーを失くしたソーの攻撃の1つ
私が見た配信サイトのサムネではソーが横を向いてて左側しか映ってなかったので意味のあるサムネだったと思う。
ソーには実姉がいてそいつがめちゃくちゃやばいから倒してほしいっていう死んだ父ちゃんの遺言から始まる。
ソーの仲間の戦士も簡単に倒されてしまう。今後の活躍期待していたのにあっけなく死んでがっかり。それでシフだけ登場しない。
ジェーンと別れたソー、2作目の時シフはジェーンに変な目を向けていたことから来年公開される最新作で2人が関わるのかな。
ロキの死亡寸劇はお見事。寸劇のソー役、やたら似ていると思ったがクリス・ヘムズワースの実兄らしい。ロキは悪役なのに愛されキャラでマイティ・ソーシリーズでの癒し係。今回も兄弟の掛け合いが面白かった。
とりあえずクリス・ヘムズワースの肉体が素晴らしいこと、短髪でもめちゃくちゃかっこいいこと。
少し前の「シビルウォー」ではソーとハルクが一切出演しなかったので今回ハルクを出したのはバランス取れてGOOD。ただハルクの強さを利用して無茶させてないかなって思う。ハルクがまともに炎の巨人スルトを殴ってるし飛躍力もすごい。初期値であれだけできるなら良いが、攻撃に困ったらハルクってならないようにしてほしい。
残念なことといえば死の女神ヘラを倒すってのは最初から分かっていたことなのに惑星サカールでの下りが長すぎたので残念。副題の「バトルロイヤル」より「ラグナロク」のが良かったんじゃないか?映画を見る前はソーがひたすら色んな人と戦うだけなのかと思ってたが、実はほんの1部だけだった。
次作のアベンジャーズ、ガーディアンシリーズも関わってきて宇宙ステージになりそうだから是非アスガルドが元に戻ってほしい。
それにしてもトニーのTシャツのセンスが悪すぎる。
Immigrant Song
ロキの魅力全開だった。
ヴァルキリーもかなり良いキャラ。
ハンマーはお前の力を制御するものだ→雷様覚醒→通用しないのでアレで倒す。という流れなのがなんか。最後の展開は姉はなんとか倒すが別の原因でラグナロクというのを期待してしまった。カンバーバッチ出番少な過ぎ。
過去作品でダメだった人にこそ見てもらいたい
全体的にまとまりが良くて面白い!
過去2作品のソー映画からガラリと雰囲気が変わりよかった。
レッド・ツェッペリンに高額なギャラを払い使用したと言われる、Immigrant Song(移民の歌)が間違いなく映画の面白さを引き立てている。最高にマッチしていますよね。
ただただ何も考えず面白く観れるし(MCUのその先を考えると悲しいんだけど…)、コミカルさが気持ちいので見返したくなる作品。
全273件中、21~40件目を表示