劇場公開日 2017年5月12日

  • 予告編を見る

「ピーターの出自の謎に迫る!」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ピーターの出自の謎に迫る!

2023年5月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

劇場版3作目の公開前に、予習のために鑑賞。2日前に1作目を観たばかりなので、前作とのつながりもよくわかって、とてもおもしろかったです。

ストーリーは、ピーター率いる「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の5人は、惑星ソブリンから依頼された仕事を果たしたものの、ロケットがソブリンから大切な電池を盗み出したために大量の追手を差し向けられてしまい、その窮地を謎の男・エゴに救われるが、彼が「ピーターの父親」だと名乗ったため、ピーターたちは戸惑いながらも彼の星へと向かうというもの。

前作で語られずに残っていたピーターの出自に関する謎が、本作で盛大に回収されます。それどころか、後の作品にも登場してくるセレスティアルについてもしっかり語られており、緻密に計算された設定に基づくMCU展開には改めて驚かされます。そんな見応えある内容を軽妙なトークやギャグを交えて楽しく展開していくので、最後まで楽しく鑑賞できます。デビッド・ハッセルホフなどのマニアックなネタもかなり楽しかったです。こういうセンスはたまらなく好きです。

前作では利害関係だけで結ばれた即席チームだったガーディアンズも、年月とキャリアを経て、仲間の絆を感じさせるチームに成長しています。そんな彼らの姿が観られてなんだか嬉しくなりました。中でも、前作ラストからちょっぴり成長したベビー・グルートがとってもキュートで、挿し木を懸命に世話したであろうロケットの優しさも伝わってきます。

さらには、脇役であるヨンドゥにもピーターへの秘めた思いがあったことが描かれます。それがエゴと袂を分かつこととなり、部下から見限られることに繋がるわけですが、そこにヨンドゥの人柄が色濃く滲みます。ラストでのロケットやピーターとのやり取りやラヴェジャーズの追悼シーンは、涙なしでは観られませんでした。エゴとヨンドゥの姿から「生みの親より育ての親」という諺が頭に浮かびましたが、一方でガモーラやネビュラとサノスの関係性を思うと、大切なのは血縁だとか親子関係だとかいうものではなく、相手を思う深い愛なのだと改めて感じました。

キャストは、クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイブ・バウティスタ、ビン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、マイケル・ルーカー、カレン・ギランらの前作俳優陣に加え、カート・ラッセル、ポム・クレメンティエフ、シルベスター・スタローンが参戦。前作以上に盛り立てています。

さあ、これで準備万端!いざ最新作へ!

おじゃる
寝落ちマン(次男)さんのコメント
2023年5月6日

懐かしレビュー(読み返し恥ずくなり削除しがち)に共感ありがとございます。
PCに入ってるので少し観直し、コントラクシアでアイーシャ様がブルーカーペットにいざなわれヨンドゥに近寄るシーンが改めてツボだなと❄️

寝落ちマン(次男)