ダンケルクのレビュー・感想・評価
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撤退による勝利はない。だが、この救出劇は1つの勝利だ。
映画「ダンケルク」(クリストファー・ノーラン監督)から。
作品冒頭に「ダンケルクで兵士たちは運命を待った。
救出に望みを託し、奇跡を信じて」と書かれたテロップが流れ、
(フランス北部の)「ダンケルク」という場所で繰り広げられる
救出作戦が奇跡的に成功したストーリーだと想像できてしまい、
なんとなく物足りなさを感じた。
台詞も少なく、メモに残したいフレーズが多いとは言えないが、
逆に、実際の戦争は、それほど喋らないのかも・・と、
よりリアルに、戦争の場にいる錯覚を感じたほどだ。
戦争における「撤退」は、ほぼ負けに等しく、
人・モノ・金を失い、大きな犠牲を払うこととなる。
にも拘らず、作品のラスト近くに、こんなフレーズを見つけた。
「撤退による勝利はない。だが、この救出劇は1つの勝利だ。
奇跡の脱出に感謝する」
作品の説明を、わざわざ文字で説明しなくてもいいよ、と
感じながら、鑑賞を終えた。
実話に基づいた戦争の奇蹟的な救出劇という視点でみれば、
私は、映画「ハクソー・リッジ」の方が好きかもしれないなぁ。
過度の演出はせず、リアルにすくいあげ、その中で人の愚かな部分と英雄...
過度の演出はせず、リアルにすくいあげ、その中で人の愚かな部分と英雄的な行為を描いてる。
退屈。。
終始退屈だった。。
なんだろう、設定としては面白いはずなのだけど、旧ハリウッド的演出?のせいで感情移入できない。。
ハラハラして欲しいのは分かるけど、そのために終始BGMを鳴らしっぱなしは安直過ぎると思う。
ただ、映像はとても美しかったです。
他の監督がリメイクするなら見てみたいです。
スピットファイア!
ダンケルクの制空戦を戦ったのはほとんどがハリケーンだとか時期的にスピットファイアの仕様がおかしいとか言う人はいるだろうなと思うのですが、そう言うことは脳内で補完しましょう。
時系列が前後しながらクライマックスに向け収束するという形式なので、前もってその構造を知ってないと混乱する人もいるかな。
あと歴史的な経緯や状況についての知識も無いと何が起きてるのかわからないと思う
スクリーンで見てこそ体感できる映画。
始まってすぐに戦場の只中に入ってしまったような緊張感。
一発の銃声が聞こえるだけで、まるで自分のすぐそばを掠めたような気さえした。
近年の戦争映画に見られるような死体描写などはない。
それでも確かにこの映像、そして何より音にリアリティを感じた。
ストーリー云々ではなく、戦場の只中に放り込まれたような演出。
これは"観る"ではなく"体感する"映画だ。
家で見るときにはぜひヘッドホンをつけてほしい。そして視界いっぱいにスクリーンの向こう側の戦場を感じ取ると良いと思う。
全てを終え緊張の糸がほどけた時、安堵とともに言い知れぬ感動が待っているはずだ。
臨場感最高の映画
映像の美しさ、臨場感は最高だと思う。IMAXでぜひ見たかったが、DVDでも十分味わえるリアリティ。
そして、その臨場感から感じるものは、人は戦争、災害やテロなどに巻き込まれたとき、誰もが、全体像が見えず、ただ、もがいて、必死で生き抜くしかないということがわかる。
歴史ものを見るとき、私たちは結果がわかっている上で見ているわけだから、その時の英雄の発言や行動を その視点で見てしまう。
でも、現実に自分がそこに巻き込まれたら、無我夢中で怯えながら必死で逃げるしかないのだ。その恐怖は、体験した人にしかわからず、後から知った私たちは、そんなことしなければ良かったのになんて、無責任に考えるものなのかもしれない。実は、本当の恐怖と戦いながらも国を守る、仲間を守ると命をかけて思えるのかどうか、人としての生きる価値はそこから生まれてくるのかもしれない。
新しいタイプの戦争映画
戦争の苦しみを、まるで自分が体験しているかのような気持ちになる。
台詞も少なく、緊迫感ある音楽がずっと流れています。
映画の8割が苦しい状況ですが、終盤2割になると、まるで解放されたかのようなシーンになります。
これは観ないと分からないと思いますが、新しいタイプの映画でした!
期待はずれでした。
映像は良かった。
音楽というかバックの音楽は全編通して印象的。
ただ、視点がバラバラで、感情移入し辛い。
また、最近の戦争映画にあるリアルなグロいシーンを敢えて無くしてあるのが自分にとっては違和感あり。
また、俳優陣もヤケに美男ばかりなのも違和感でしか無かった。もしかしてノーランてアレ?なの。
監督は戦争物に向いてないのかも?
前半少しテンポが悪く、眠たくなったぐらい。
観て損はないと思うが、今回は残念な感じ。
最後、あのパイロットはトム・ハーディだったのかー。て思った。
鏡のような映画
何も歌い上げてはいない。出来事を、そのまま切り取って提示する。
見ているうちに、生理的な嫌悪感が込み上げてきて、最後には一つの疑問に変わる。
なんでこんな奇妙なことやってんだ。
見事な戦争行為の異化。
反戦のメッセージが幼稚に思える、人間の行いを見据える強固な視点。
これが私たちのストーリーであると。
ラストで引用されるチャーチルの演説は無力感を感じさせるが、単なる古きパラドックスには聞こえない。
迫力の映像
実話は知らなかったのだけど、第二次世界大戦中のある救出作戦を描いた、たった数日間の話。
陸、海、空、それぞれの世界の時間軸が徐々に重なりつつエンディングへむかってゆく。クリストファー・ノーランらしい演出。
疲れ果てた兵士たち、色のない戦場、言い争い、飛行機の爆音、空からの景色、襲ってくる銃弾、ひたすら続く航海、沈没に次ぐ沈没・・・
シーンは淡々と続いていくのだけど、音と映像のリアルさというか説得力が凄く、特に戦場シーンへはぐいぐい引き込まれていき、見ているだけでも辛い。
ラストの安心はひとしお。心の底からほっとした。
助け出そうとする人々の人間ドラマにも胸が熱くなる。
敵軍の兵士の顔が一切出ないことが気になった。
底の知れない恐怖の演出?戦争の意味=敵の存在 をわざと空虚にする?
特殊な映画
クリストファー・ノーランらしさ全開だと感じました。
この緊迫感、絶望感、暗さ。
ダークナイトを思い出します。
昼のシーンが多く画面や映像が暗い訳ではないのですが、なんとなく雰囲気が暗い。でもこの暗さがいい味を出してます。
分かりやすい娯楽映画ばかり観ている人には理解しにくいかも。
緊張感
陸海空の時系列をまとめ上げるノーランの手腕さすが。緊張感が途切れずにどんどん閉塞感が増していくのが凄い。もう後半はスピットファイア頑張れ!!!としかいえなかった…。
最後にさまざまなすれ違いがあって切ない。頑張ったパイロットがいる横で空軍は何やってたんだとか言われるし、目が見えないおじさんが毛布を渡して「目も合わせなかった」とか言うし…。でも「解っている人間もいる」んだよなあ。主人公も生きるためだけに頑張ったように見えて少しだけ他人のために頑張ったりしてそれは無駄だったかもしれないけど勝利の一部ではあるんだなあ。
戦場とは
戦場とは、というテーマなのか。
た、退屈だった。
とにかくダンケルクという場所?に置き去りにされた兵たちの撤退劇。
三行でわかる内容、これだけだった。
全くノーランは当たり外れが極端だなや〜
これは外れだなや〜
映画館いかなくて正解?行こうとしたんだがね。
歴史の勉強にもならん。そういえば、ヨーロッパ戦線もほとんど知らない。
フランス軍と共闘してて米軍が出ないところみると、ノルマンディー上陸前の話だよね。
しかし、フランス軍とイギリス軍のヘルメットクソださい(笑)
第二次大戦のときもこんなんだっけ?
なんかイケメンばかり出てる感じしたし女子受け狙い?
誰が主人公かもわかんないし、むなしく脱力感だけが残った。
ああ、ノーランよどこへいく〜
とにかくBGMの映画
冒頭から最後まで止まらない。
セリフ2割、BGM8割と言ってもいいくらいの感覚。
逃げる者、助ける者、守る者の感覚を劇中全体を通してBGMを主に緊迫感を表現している。
空中には爆撃機、水中にはUボート、海岸に迫る独軍。逃げ道がないその状況の中でも独兵の姿を映すことはなく、それら作品全体の雰囲気が露骨に恐怖感を掻き立てる。前置きなし説明なし、主人公なし、ストーリーや感情移入もない。始まった途端に戦場の中に放り出された気分になり、落ち着いた頃には映画は終わっていたような感じ。
初めてのパターンの戦争映画を観た。
しかし、最後まで防衛線張ってくれる仏軍て…(°_°)
鑑賞記録
2020/2/10
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