少女(2016)のレビュー・感想・評価
全102件中、21~40件目を表示
ペースはちょっとおかしい
前半は結構暗黒なシーンが多くて二人の少女の過去を描いたり暗いなあーと思わせたりしている。
が後半急に進展があって物語が進んでる感じ。
で最後はすっきりさせた内容で見て気持ち良かった。
何だかバランスねー
すごく簡単な話だが色々要素が入ってきて逆にエンディングが軽かった。
中に敦子の足の話はよくできていると思う。心が強くなりつつ、守りたいという感情が強くなりつつ、もう装いもいらなく素直に自分に向き合える。パンツをよく着る姿が敦子の性格のモチーフにもなる。
対照に由紀はスカートやワンピース姿が多くて、声も太いが意外と繊細だ。彼女の守り方は自分の暗闇を抱きながら、小説を書くことだー
この点はいいだろう。
あと本田翼の演技はもうちょっと自然になって欲しい。
因果応報
原作は夜の綱渡りという本です。
原作を読んでいないです。
話はいくつかのストーリーが混在するなかでも
簡潔に話しがまとまっていたかのように思います。
湊かなえさんらしさがあったように思いますが、
告白ほどの衝撃はなかったように感じます。
少女たちが心の中に秘めている黒い想い。。
それがストーリーとなってあらわになっていく
何かそれと交差する現代のいじめなのかな?
そんな事を想いながら見ていた映画でした〜〜
パズルのピースが繋がっていく
登場人物のつながりがこまかく、みているこっちが騙される作品
最後にあー!と納得できて登場人物が次々に繋がっていっていく爽快感もある。、小説を読んでなくても十分理解できる作品で湊かなえっぽさがよくでてる。個人的にはキャストの児島は評判は悪いけどわるくないと思った!
まさに“ヨルの綱渡り”。さまよえる孤独な2つの心。
【賛否両論チェック】
賛:周りの人間関係から外れた2人の少女が、目の前にちらつく「死」と向き合いながら、少しずつかすかな希望を手にしていく様子に、人間としての在るべき姿を改めて考えさせられる。
否:特に序盤は淡々としているので、興味がないと眠くなりそう。イジメ等、思わず目を背けたくなるようなシーンもある。
片や、
「自殺は敗北宣言だ。」
「この世界には、愛も自由も平等も存在しない。」
と周りから距離を置いて生きてきた由紀。片やイジメの対象となり、周りから距離を置かれて生きてきた敦子。2つの孤独な心がもがきながら、同じように孤独な孝雄や、難病で入院中の子供達とのふれあいを通して、少しずつ希望を見出だしていく姿が、印象に残ります。それはまるで、由紀が劇中で書く“ヨルの綱渡り”さながらで、思わず考えさせられます。
一方で、他と違う者を簡単に迫害してしまったり、己の欲のために何のためらいもなく他人の人生を壊してしまったりと、人間の持つ醜い部分が淡々と描かれるので、その辺りは好き嫌いがハッキリ出そうなところでもあります。
軽い気持ちで観られる作品ではありませんが、闇のように深い絶望の中でかすかに光る希望を描く、そんな作品に仕上がっています。
命を扱った稀にみる秀作
劇場にてつい先ほど鑑賞しました。
今日で終了なのが惜しい秀作だと思います。
友情を描いた素敵な作品でハッピーエンドの結末、本田翼さんの鬼気迫る表情は観る者を魅了し、彼女の笑顔と同等の破壊力を有します。
近年、難しい役が多い本田さんですが演技力と演技の幅も上がっていると感じました。
他の方も書いていましたが、宣伝の仕方がただ怖いだけの作品と受け取られる方向性だったのが残念でなりません。
宣伝の煽りが間違っている
いかにも胸糞悪げな学園サスペンス風に煽る宣伝とは裏腹に物悲しく切なくあたたかい友情物のヒューマンドラマだった。
多感な少女たちから見れば小汚く狡く「ウザい」存在でしかない大人達にもそれぞれ人生があり
それぞれの事情の中で少女達と同じように歪み苦しみ悩んでいる様が描かれており
それを知ることで彼女たちの意識が少しずつ変わっていく。
そういうヒューマニズム的視点で観る作品としてはとてもよく出来ていたと思う。
厨二サスペンスホラー風な売り方で損をしていると感じた。
十代の危うさ
を表現した良作でした。(自分が男だからか、共感まではなかった。その辺は女性の意見を聞きたい。)
本田翼も山本美月もルックス的に女子高生はかなり無理があったが、闇を抱える役が適役だった。校閲ガールといい、安堂ロイドの頃はザ・大根だった本田翼の演技力が徐々に増してきていると感じる。
一部登場人物のクソっぷりが相変わらず湊かなえさんらしい。著者の周りにはそんなに悪い人がいるのだろうか。単なるハッピーエンドで終わらせず、嫌なラストを持ってくるところも彼女らしい。
人の善と悪の両方を描くところは宮部みゆきさんと似ているが方向性は違う。悪意に立ち向かう暖かい善意・正義感を描き切る宮部みゆきも良いが、ほんの僅かだが確かな善を拠り所として圧倒的な悪意の中を強かに生きていく、そんな湊かなえ作品の方が自分は好きだ。
原作者に関する分析に終始してしまったが、そんな湊かなえさんらしさを上手く表現した映画だった。
良かった
レビューで好き嫌いがハッキリ別れてますが、自分はとても良いと思いました。
(簡単に言って良いことかはわかりませんが)世界観がとても好きで、終始たまりませんでした。
原作やパンフレットなどは読まないまま観たため(公式サイトで多少のあらすじは読みました。)、途中で?となる場面もありましたが、終わった後に考えたら、そういうことかなと推測する事が出来ました。
原作やパンフレットを読み、自分の考え(解釈)を持った上で、もう一度、二度見たいと思いました。
自分にとっては何回でも観たいと思える作品でした。
少女たちはこれを見てどう思うんだろう
少女時代ならではの繊細な心の機微を描いた作品なんだろうが、37歳の私にはテーマとして響くものはあまり無かった。
そのためストーリーや台詞より、ゴシック調の美術や照明などの演出を楽しんだ。
(こういう美術は暑い季節に見たいものではないから、もう少し寒い時期に公開すればよかったのに)
その中で、本田翼の深く暗い目だけが、強く印象に残った。
台詞回しなどの演技としては改善の余地があると思うが、あの彫刻のような顔、あの深い目は、今の日本の女優で彼女だけが持つものだと思う。
しかし、制服を着ていればそう違和感は無いが、私服で寄り添う本田翼と山本美月を高校生と思うのはなかなか大変だった。
それと、まさにドクズとしか言いようのないアンジャッシュ児島も良かったな。今も思い出しただけで腹が立つ。
あとはGLIM SPANKYのエンディングも良かった。
映画に合っていたかは分からないけど、最後にあの曲が流れたことで、モヤモヤした気持ちが少し晴れた気がした。
渋谷という土地柄もあってか、観客はほとんどスクリーンの中と同じような女子高生だちだった。
きっと私とはまるで違う感想を持つだろう彼女たちに、話を聞いてみたい。
ラストシーンの希望の光が清々しい
夜の空いた時間で映画観賞
過去3作品共素晴らしい映像
を撮られた三島有紀子監督の
最新作『少女』
17歳女子高生の友情と心情を
“ヨルの綱渡り”に例えた、その
危うさを見事な映像美で表現
バッサーと美月ちゃんが心の闇と
葛藤する少女を熱演、ラストシーン
の希望の光が清々しい。
少女
原作読んでから見ました。
好き嫌いは結構分かれると思いますが私は充分に楽しめました。
本田翼さんの制服姿は学生っぽさがありましたが私服になると大人っぽさが出てて学生には見えませんでした。昴君役の子が、由紀に話しかけた時違和感がなくてすごいなと思いました。後、稲垣さんの滑舌が凄いいいなぁと思いました。全体的に面白かったけど最後の方がちょっと分かりにくかったです。映画も面白かったが原作も読んで欲しいです!
小説よみました。
はしょりすぎて…
小説読んでないと
よくわからないよーな…
最初の始まりは、おもってたのと
ちょっとちがってて、
複雑な演出で、わかりずらかった
実は小説、まだ、ゆきがたかおたかおを探してる途中しかよんでないので
遺書はあの人のだったのかって、
あと、タッチーじゃなかったのかーとか、
発見があったから、面白かったです。
はやく続きを読みたくなりました(笑)
やっぱり二時間半の映像化は難しいんですね
☆1とか2とかつけてる人に、小説読ん
でなかったら読んでほしいです!!
普通に。
面白かったです。当たり前ですが、映画でした。原作読んでません。
映画は映画で面白かったです。伏線回収が素晴らしかったです。主演の二人もですが、子役と稲垣さん。素晴らしかったです。
原作、読んでみたいです。
因果応報。深いです。
原作に忠実に作ればもっと良かったのに。
原作の小説は面白く読ませてもらったので、映画も十分楽しめた。ただ、原作未読の人にとっては、時系列が不明瞭で、追いかけづらい部分があったかも。前半部分と、心象風景的な部分は尺を短くして、原作どおりに展開させ、この映画のテーマである、因果応報にフォーカスすればもっと良かった。原作では、本人たちの意図にかかわらず、主人公の二人の少女はもっとどぎついことをしているはず。本田翼の氷のような表情はキライじゃないですが、過剰演出かなと思った部分があった。
全102件中、21~40件目を表示