劇場公開日 2016年3月5日

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「迫り来る眠気に耐えられず…」ロブスター sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5迫り来る眠気に耐えられず…

2024年2月14日
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鑑賞方法:VOD

「哀れなるものたち」「女王陛下のお気に入り」のヨルゴス・ランティモス監督作品ということで鑑賞したが、見事に撃沈。
まず、設定の突拍子なさをなんとかしたいと思って、「どういうこと???」と一生懸命考えているうちに、画面の地味さと、抑揚のない不穏な音楽が魔法をかけてきて、気がつけば夢の世界。
サブスクでの視聴なので、その度に慌てて30秒程戻すのだが、びっくりすることに、同じ所でまたウトウト…。そんなことを4〜5回繰り返してやっと先に進むが、またしばらく進んだところで、ウトウト…。
私には、よっぽど催眠効果がある映画だったらしい。トホホ。

「独り身」が許されない世界で、性的指向も曖昧さが認められず、嘘は罪だが、ペアになるためにうまく立ち回る者もいる。仲間のように振る舞いながら、いざとなるとその相手を狩って、自分が生き延びる日数ポイントと交換。
そんなデストピアな世界が展開している森のホテルに対して、何の変哲もない「街」が、当たり前の顔をして日常を繰り広げているという居心地悪さが不気味だった。
奇妙な味わいは惹かれるところもあるが、何せ強力な催眠魔法をかけてくるので、申し訳ないがこの点数。
かけた予算が桁違いというのも大きいのかもしれないが、逆に「女王陛下のお気に入り」や「哀れなるものたち」の凄さと完成度を改めて感じた。

sow_miya
きりんさんのコメント
2024年2月21日

sow_miyaさん
僕の何かのレビューにコメントを下さったのですね、通知がありました。
もしかしたら「福田村事件」でしたでしょうか?
残念ながらレビューが削除されてしまいまして、よってsow_miyaさんかのコメントを読むことが叶いません、ごめんなさい。
熾烈な映画に対してこちらも生身の言葉でレビューを返すと、許されない表現や禁止用語が規定であるらしく、掲載はダメなようです。
お詫びとご報告まで

きりん

きりん
琥珀糖さんのコメント
2024年2月17日

コメントありがとうございます。

以前に観たときは不快感が大きくて、特にラストで梯子を外される。
意地悪な作品だと思いました。
今回観た感想は、諍いの理由づけ、
同情より結局はエゴ。
とか、結構大きいテーマを含んでいる映画だと
気づいた感じですね。
「聖なる鹿殺し」はもっと怖かったです。

琥珀糖
きりんさんのコメント
2024年2月15日

この映画、僕もダメでした。最後まで「?」でした。
サスペンスの味付けの社会風刺なのでしょうが、観客に対しては、娯楽作品としてのサービス・スキルが欠けていたかもしれません。
レビューも上げていません。
たくさん観ていれば、たまにはこんな映画にも当たりますよね、映画の内容よりもsow_miyaさんの寝落ちの様子が可笑しくっで、しばらく笑いました。

きりん
2024年2月14日

コメントあり方ございます!あんなに沢山のボディ・サイン、覚えられないよ!コリン・ファレルって、どんな映画でも笑いを誘う俳優ですね!

talisman