劇場公開日 2017年4月29日

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「死なない侍の壮絶な死闘の数々!」無限の住人 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0死なない侍の壮絶な死闘の数々!

2024年4月8日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

単純

興奮

原作はまだ見てません。
映画館で見た時に面白くて、漫画も見てみようと思ったのですが、今に至った次第です。
マンガの方がグロいって話も聞いてるので、興味はあるのですが・・・

さて、本作品。やっぱりキムタクの存在感がハンパないですね。何をやってもキムタクなんですが、万次というキャラクターがメチャカッコいい。原作を見ていないので、比べるものはないのですが、最高のキャラに魅せられました。
杉咲花に、殺された妹の幻影を重ねてはいるのでしょうが、彼女のために死闘を繰り返すさまは、ホンッとかっこ良かった。

ただのチャンバラじゃなくて、変わった武器を使う連中との闘いってのが本作の魅力ですかね。苦戦に次ぐ苦戦の連続で、まさに死闘のオンパレード。
万次の設定が死なない侍なんで、たとえ斬られても平気なはずなのに、ドキドキしながら見ちゃいました。

北村一輝さん、市川海老蔵さん、戸田恵梨香さんとの闘いが壮絶でした。そして、それぞれがみんなカッコいい。敵の一人一人、みんなが魅力的って見せ方がスゴいですよね。
特に敵の総大将を演じる福士蒼汰さん。最初に出てきた時には、とんでもない悪役だと思ってたんですが、話が進むにつれ、見方が変わってきます。まぁ、カッコいいのは終始なんですが。
そして、もう1人、市原隼人さん。これまた、癖のある狂気を見せてくれます。ある意味、如何にも三池作品といったキャラじゃないでしょうか。

三池監督の作品って、好き嫌いが大きく別れるものが多いと思います。本作もかなりグロい部分があるので苦手な人は多いんじゃないでしょうか。ホラー大好きオヤジの自分は、この作品好きです。
特に最初と最後の1対多数による壮絶なチャンバラは、ホンッとスゴいと思います。
傷つきながら死体の山を築いていくって感じ。
ただ、不死の侍である万次が後半でも同じような闘いをしてるのはどうかなってのがちょっと気になりました。斬られても直ぐに再生して斬りかかるっていう死闘も迫力あるんじゃないかな。ただ、負けることはないから、ドキドキは感じないか。

ratien