劇場公開日 2016年4月9日

  • 予告編を見る

ボーダーライン(2015)のレビュー・感想・評価

全184件中、121~140件目を表示

4.5ノンフィクションのような緊張感が持続する

2016年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

いや〜100本に一本出会うカンジの、

ヤバい作品です。

いつものように、

劇場予告編だけの情報だけど、

スルーしなくてよかったぁ!

素晴らしいのは、

この映画に段取りくささや、

ヒーローモノ的な甘さは無い。

それが全編にわたって、

とてつも無い緊張感を持続してるんだな。

米国の隣のメキシコで、

凶悪な麻薬カルテルと戦う捜査官のお話。

目を背けたくなる描写が、

終わらない麻薬抗争を浮き彫りにしていく。

しばしば主観的に描かれるカメラワークに、

いかにもその場に居合わせてるような臨場感。

監督の思惑にやられて、

劇場では固唾を飲んで見守るしかないよ。

とにかくリアルに振り切ってるのが、良かった。

まるでドキュメンタリーを観てる感覚になり、

終始フィクションなんだとリセットしました。

尺の都合、都合のいい部分もあるけど、

それ以上に演出が上手い。

実験的な構図や映像や音響も差し込んでくるけど、

決してテーマから逃げてない。

そしてカメラがいいなぁと思ってたら、

スカイフォールなどの名匠、

ロジャー・ディーキンスさんなんですな。

監督との次作、ブレードランナーも、

超楽しみです!

カルテルに家族を殺され、

正義なんかどーでもよい、

復習心に燃えた捜査官の演技は、

オスカー級だった。

あんな目で追いつめられたら、

死を覚悟するしかない。

もう心は生きてないからね。

彼がとったラストの行動は、身震いがした。

これこそリアル。

普通の映画なら、ぬるくなってるんだろうな。

ちなみに、実際家族を

麻薬シンジケートに殺された捜査官は、

結構いるみたいですね。

そんな現実も、恐ろしい。

演じたベニチオ・デル・トロさんは、

脇役で様々な作品で見たことがあるけど、

すごいキャリアの名優。

いい作品に出会えて良かったね!

その意気込みがジンジン伝わってくる。

ジョシュ・ブローリンも渋いね!

エミリー・ブラントも

プラダから実力派で頑張ってるけど、

このアクの強い二人とは、

勝負にならなかった。

けどね、

唯一この映画でぬるかったのが、邦題だよ〜(笑)

配給さんだめじゃん、

こんなテレビドラマみたいな安直なのつけちゃ!

キャッチコピーも「その善悪にボーダーはあるのか」って、

もうそんなナメた話じゃないでしょ。

「SICARIO シカリオ …とはスペイン語で」なんて、

ご丁寧に冒頭でタイトルの説明までしてくれてるのにさ。

きっと本国で監督はプンプンだよ。

こんなふうに作品のカタルシスが失われそうな場合は、

オリジナルタイトルでの公開を英断してほしい。

せめて、サブタイトルにするとか。

それが映画に対しての、

当たり前の敬意だと思うのですよ、うん。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
Cディレクターシネオの最新映画レビュー

5.0ヨハンヨハン

2016年5月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

緊迫感がすごかった!
BGMや効果音がとてもそれを煽って、見事にマッチしていて素晴らしかった。
これぞ映画館で観て良かったと言える映画。

ただ邦題の「ボーダーライン」は善し悪し。
“国境” “善悪の境” “人種観による信頼関係” など様々なボーダーが確かに描かれているが、タイトルにしちゃうことでそこを意識させ過ぎちゃってるなーと。
個人的には良い邦題だとは思うけども。

エミリー・ブラントは実際に美人FBI捜査官とかでいそうな感じの風貌がとてもグッドだった。

そういえば男女間のボーダーについてはあまり触れられてなかったな。

49

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ヨッシー

3.5デル・トロがいるだけで。

2016年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

これがメキシコ麻薬戦争の実態だと云わんばかりに凄惨な映像が続く。
そもそもフアレスって聞いただけで過去作思い出してゾッとするのに
何でまたこんな美人お姉ちゃんが送り込まれるわけ?って凄い違和感。
結果、この違和感が最後には活きてくるんだけど、そもそもメンバー
にデル・トロがいたらさ、こりゃヤバい!って普通思いますわよねぇ^^;
明らかに違うもの~佇まいが。平和な日本人には理解しきれない度を
超え(すぎ)た戦慄の殺害場面も多くとにかく皆殺しってのが怖すぎる。
(向こうじゃ普通か)ナニ正義振りかざしてるんだこのアマ!って言い
たくなるほど大甘な期待は崩れ、さぁどうする?的最後の選択も地獄。
私だったら?もちろん黙ってますよ。だって死にたくないですからね。

(サンダル履いた奴を信用するな、には笑えた~。ブローリンだし^^;)

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ハチコ

3.0冷酷非道な名脇役俳優2人組み

2016年5月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

J・ブローリンとデル・トロの容赦の無さ。

特にデル・トロは優しさを見え隠れさせながら最終的には冷酷な行動で。

理不尽で納得がいかない事ばかりでしかも命の危険性100%で主人公なのに劇中活躍もあまりしない主役っぽく無い感じが良い。

つうか誰が主人公って話でも無く思った程アクションシーンなどの派手な見せ場は少ない気がしたが最初から終わりまで永遠に不穏感が映像に音楽に表れている。

ラストのボスに辿り着き敵討ちまでが若干、雑な演出にも感じた。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
万年 東一

3.0結局なんなの?

2016年5月10日
Androidアプリから投稿

惜しいなぁ 前半のメキシコのシーンくらいまでは良かったのになー
後半なんかスピード感と内容がよくわからず???てなった

とりあえずメキシコやべぇ くらいしか感想が思いつかない

コメントする (0件)
共感した! 3件)
たつ

4.0境界線の真意は

2016年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アメリカとメキシコの国境の町フアレスで麻薬組織ソノラカルテル撲滅に向けて極秘任務が遂行される。
冒頭からカルテルの意味を妙に意味深があるような伝え方で演出するのがドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の特色でもあり、雰囲気で監督の世界に自然と入り込めるのは異質で心地よい。
まず言いたいのは世界観が非常に素晴らしい。FBIと聞けば警察のエリート集団というイメージがあるが、それも冒頭のシーンで覆される。迅速に制圧する突入部隊だが、悲惨な現実を目の当たりにすると嘔吐するものまで。この様子はかなりリアリティを追求しているものと思われる。
ここからカルテル撲滅のために物語は展開していくわけだが、とにかくフアレスという麻薬に染められた町がどれだけ危険かという雰囲気作りが他のクライム映画に比べ突出している。
重低音が響く汽笛のような音が連続する音楽、夜の行動を暗視ゴーグル主観や上空からの空撮映像と巧みに使うカメラワークもリアリズムを生んでいる上にこちらにも興奮度が伝わってくるのは魅力的。
更に言えば冒頭の突入を含めこれまでの成果が認められ今回のフアレス制圧に抜擢された女性FBI捜査官ケイトをはじめ、個性あふれる人物が多いのも特徴の一つ。特に異様な雰囲気を醸し出しているのがベニチオ・デル・トロが演じたコロンビア人。これに関してはデル・トロに感服するしかないがこの存在は本作の大黒柱といっても過言ではない。そして、ケイトのエリート捜査官という肩書の意義がラストに集約されているところで、ただのクライム映画とは一味違うところを証明してくれている。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
森泉涼一

5.0容赦ゼロ

2016年5月3日
iPhoneアプリから投稿

容赦という言葉を忘れてしまう映画です(笑) 細かいところを深く描かれてないのは、『察しろ』って事じゃないでしょうか(^_^;) いい映画でした!

コメントする (0件)
共感した! 3件)
taxahiro

3.0前半後半が少しちぐはぐ

2016年5月3日
iPhoneアプリから投稿

デルトロはいいし、前半の描写は期待させるけど全体としては?もつく。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ゆういち

2.5境界線

2016年5月2日
Androidアプリから投稿

アメリカドラマで見たようなお話。
少し目を覆いたくなるような場面もあります。
もっとドンパチやるかと思ってましたが
割と静かに淡々と争いが進みます。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ちょこれー

3.0見応えはあるけれど

2016年5月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

スゴくいいわけではない。
エミリーはSWATというには華奢すぎるし、ベニチオ デル トロも、いうほどはまってるとは感じなかったなあ。ちょっと全てが嘘くさく思ってしまった。
でもでも、料金分は見る価値はあると思います。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
マクラビン

5.0面白さよりも怖かった!

2016年5月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

急に銃撃戦や爆発が起きるので、毎回
ビックリしました!
映像も凄く綺麗で、そんなシーンの中
で流れる重低音の音楽がもの凄く緊張感
が出てて怖かったです!
ストーリーも申し分ない面白さで最後
まで見入ってしまう!

コメントする (0件)
共感した! 3件)
John

4.0メキシコ怖い

2016年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ゼロダークサーティーに似た雰囲気であったが、ストーリーは超緊迫かつ練りこんであった。4/28に上映終了予定で、あせって見に行ったら何故か延長になった。評判が良かったのかな。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
hanataro2

3.0主人公の役割って?

2016年4月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

緊迫した場面が続く。
前半を観ると主人公がどんな活躍をしてくれるのか期待してしまう。
しかしだんだんとレレレ?な展開になり、最後はそういう事かと納得はするが
任務を全うして得られるはずの達成感や爽快感は無かった。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
toshijp

4.0原題の意味は暗殺者、邦題の意味は国境。真の主役はB・デル・トロ

2016年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

メキシコ麻薬戦争の闇

コメントする (0件)
共感した! 2件)
消されるので公開しない

4.0法と正義と秩序

2016年4月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

法と正義と秩序、そして国の境界線、「ボーダーライン」とは上手く名付けたと思う。
主人公もボーダーラインにいて、境界線の内側には決して入れないところがドキュメンタリー作品のようで、観ている自分も現実とフィクションの境界線でグラグラと感じた。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
はらぺこ

3.0致命的なまでに「緊迫感」が無いのが…

2016年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

単純

兎にも角にも「緊迫感の無さ」が最後まで気になった一本。

ネタ的にもっと「焼け付くようなヒリヒリとしたモノ」を期待して行ったのだが、蓋をあければ間抜けなオネエチャンが主役でやけに牧歌的な印象だったのが残念だった。
煮え切らない度ではこちらも中々だが、「悪の法則」の描写のほうがずいぶんと良い。

監督が監督だけに、単純な仁義無き報復とドンパチばかりを期待したわけではないのだけれども。
主人公の”お飾り”感は、現実はどうあれ映画にするなら要らなかったな。
自分だったら主人公の黒人部下を仲間に入れるし、もうちょっと骨太な描写にしてこんな学芸会みたいな話運びにはしない、観たくないし。

ともあれ南米マフィアは恐ろしく、自己主張が強すぎ作戦を引っ掻き回す馬鹿がいるのも事実だということを伝える作品。
監督、こんな凡打を撮る人じゃ無かったと思っていたのだけれど。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

4.5リアル

2016年4月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

51本目。
こういうストーリーは好き。
リアルだしね。
今、アメリカが抱えている問題の一つだと思う。
後半にかけての進み方もいい。
強いて言うなら、もう少し緊張感があるといいと思う。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ひで

3.0かなり後味悪い

2016年4月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

のでスカッとしたいからアクションを、と思ってこの映画を選んではいけません。世界の闇組織の恐ろしさ、毒をもって毒を制す危うさを目の当たりにします。嘘かまことか国家権力が猛毒を使い、その毒によって優秀な人材がダメになっていくという…。やりきれなさが残ります。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
A.Camelot

4.0邦題が珍しくはまった!

2016年4月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

スタートから臓腑を掴まれそのままボーダーラインへ放り込まれる。個人的には主人公にイライラすることしばしばだったが、其々の立場や立ち位地で抱える思いは違うもの。陸地に引かれた目に見える国境に色々と考えさせられました。
画の綺麗さと音楽の緊張感が、素晴らしく世界に溶け込んでいて、中々の一本でした。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
lynx09b

4.5ドキュメンタリーみたい

2016年4月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

久しぶりにこういった映画見て面白かったです。
新興国での麻薬や抗争を取り巻く負のスパイラルを表現されていてドキュメンタリーを見ているみたいな作品でした。

個人的にはスゴく好きでした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
T-hey