バジュランギおじさんと、小さな迷子のレビュー・感想・評価
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シンプルで力強い
一人の男が国境を越えて迷子を家に送り届けるというシンプルな物語だけど、インド、パキスタン両国の複雑な背景が物語に深みと面白さを与えている。
長尺だし、インド映画らしく歌や踊りも盛りだくさんだけど、伝えようとしているテーマはシンプルで力強い。
全てを超えて行け!
面白かった。
子どもも飽きずに観てたのが印象的だった。
ただ愛のために、宗教も国同士の問題も、
国境も自分自身の価値観も超えて行く様に
感動しました。
全体的な雰囲気も明るくて良かった。
実際そう上手く行かないだろ!とは思うけど、
登場人物みんなの根底に愛がある優しい雰囲気に
ホッコリ出来ました。
ムンニーの底知れぬ可愛いさも
ヒットの要因の一つだと思う。
「憎しみには誰もが興味があるが、愛には興味がない」
という台詞が印象的だった。
どこの国も一緒だ。
日本も韓国との関係が悪化してる今こそ
観るべき映画なのではないかな?と思いました。
ボリウッド童話
旧インドは英国の植民地政策で不満を逸らすためにヒンドゥー教徒とイスラム教徒の反目を利用してきたこともあり、独立時にインドとパキスタンに分裂した。統一を願ったガンジーも暗殺され今では核でにらみ合う最も危険なエリアと言われて久しい。
製作・脚本・監督のカビール・カーンはムスリムの父と、ヒンドゥー教徒の母の間に生まれ、自身も2児の父である。今の大人たち世代では難しいとしても子供たちの時代には平和が訪れるように願って童話のような話を創ったのでしょう。もちろん親が観てもよほどの偏屈でなければきっとほっこりと癒されるでしょう。童話といってもボリウッドのプロが作っていますから映画に遜色はありません、お約束の歌や踊りも、童話ですから多少怖い話も、そして奇跡が起こります・・。
二本立て二本目、今日の本命。 期待度マックス、満点を願ってた。だっ...
二本立て二本目、今日の本命。
期待度マックス、満点を願ってた。だって少女が可愛すぎる。
しかし、始まってみて少々ガッカリ。随所に見える。女性蔑視といきすぎの宗教信仰。踊りはほぼ男性のみ、幼い少女の人身売買。少女の行く末が心配。真面目すぎて周囲を危険に晒す主人公にもイライラ。加えて時代錯誤の拷問警察。
しかし、ラストは魅せます。分かっているのですがやられます。宗教を超えて人間としての愛を、というメッセージも良かった。でも最後もやっぱり神?というのがまことに残念。印パを始め、宗教に毒された人々に届けて欲しかったのだが。
ゆきすぎた宗教崇拝、もうやめにしませんか。世界の争いはほとんどがこれ。せめて他の信仰を許容できる寛容さを。切に願います。
反則と思えども心動かされるハートフルストーリー
物語は結構冗長。筋もまあまあ予測できるもので、全体的に力業感がある。
なのに、抗えずに心動かされるのは、何故なのか。
迷子の子役の愛らしさは、もう理屈ではない。台詞のない役を、仕草や表情で力一杯表現する演技力は壮観。
また、発信するメッセージが解りやすくブレがない。国を越え、宗教の違いを越えた、人と人との、尊重、共感、思いやり。紛争や諍いの絶えない現代に、ホッと温かさをもたらし、自らの身を振り返らせてくれる。
ヒンドゥー、イスラム、どちらに片寄る事なく、双方に不理解と寛容さが描かれているのがいい。敬意をもって、相手の宗教の仕草で感謝を表したラストシーンは感動した。
ハヌマーン神を信仰する、朴訥で正直者の主人公というのが寓話的でもあるが、非現実な奇跡に偏りすぎず、現実のままならなさをもしっかり描いているのも、この映画では良かった気がする。
青年と少女、途中からもう一人加わって、都会から山岳地帯まで美しい景色の中を、人々と出会い、トラブルをすり抜けながら旅していく様は、ロードムービーとしても楽しめる。
長い上映時間や深刻なテーマも、歌や躍りやコメディ要素、たっぷりの愛と人間性に交えて、苦を感じさせず見せ抜いてしまうのが、インド映画のパワーなのだろう。
語るより、とにかく見て!伝わるから!と言いたくなる映画。
究極の愛と平和
笑いと涙に包まれる究極の愛と平和の物語。肩が震えるほど感動し涙が溢れ出た。ストーリーも緻密で丁寧に少女の誕生から入念に作り上げられている。要所要所で流れるミュージカル音楽も気分転換になってより一層楽しめる。
そして、何と言ってもシャヒーダー役の天才子役・マルホートラが実に素晴らしい。声を発せない難役を動きと表情だけで見事に演じきっている。彼女のキュートで愛らしい姿に完全に打ちのめされた。
個人的にはバーフバリやダンガルを超えるインド映画ナンバー1作品。映画大国インド恐るべし。
2019-110
今年上半期1位、いや、もしかして人生トップ5入
スケールが大きくて感動、ユーモア、絶景、キャストの演技、などなど魅力満載、映画館で観てよかった!
長くても長さを感じなかったし、子役の女の子がホントにかわいいし、バジュランギの純粋さ、彼の周りの人々のあたたかさ、
ちょっと無理に辻褄つけているところも、エンディングがベタなところも映画的でむしろ楽しめるし、次に観ても泣いちゃうと思う。
今年上半期は間違いなく1位だと思うし、今後も心に残る映画の上位になりそう。
日本で劇場鑑賞できる歌って踊りすぎないインド映画(特にロードームービー的な)には当たりが多い。
【チャーリー】【きっとうまくいく】などもお気に入り。
冒頭から前半 ☆☆☆ 前半から中盤近くウトウト…と (-_-)zz...
冒頭から前半 ☆☆☆
前半から中盤近くウトウト…と (-_-)zzz
中盤 ☆☆☆★★
この辺りから段々と面白くなって来る。
後半 ☆☆☆★★★
そして…。
クライマックス ☆☆☆☆★
もうあかん。(/ _ ; )
これ搾り取られるヤツだ!
なんとか決壊は免れたのは、前半部分に乗り切れなかったからで。もしそこをクリアしていたらクソやばかったな〜。゚(゚´Д`゚)゚。
2019年4月7日 イオンシネマ市川妙典/スクリーン2
シンプルに楽しい!
インド映画らしい、楽しくてスッキリと後味のいい良品。
とにかくシャヒーダーちゃんがめちゃくちゃ可愛くて、パワンの度を越した正直さが笑えて、後半のロードムービーも楽しくて、もちろん音楽も最高で、小難しいことを知らなくてもシンプルにエンタメとして楽しめる。
最後まで観るともちろん「国境や宗教や歴史を越えて、人と人とは分かり合えるのか」みたいなテーマについて考えざるを得ないわけで、あんまり洋画とか社会派の映画は観ないっていう人の入門編としてもとてもいいんじゃないかなぁ、長いけど。
ただ、ラストの兵士?のセリフと行動は、現実にはこうはならないよな…と思ってしまった。それとも日本と違って、インドやパキスタンではあの行動はリアリティがあると受け止められるんだろうか。
これ、今の日本と韓国に置き換えて作ることも可能だよな。
韓国から旅行に来てた口のきけない子供が親とはぐれて、日本人のレイシストと出会って…みたいな。誰か作ってくれないかなー
3回繰り返します、これは世界一
過去最高作品じゃないかと思える映画なので、書かせてください。
映画を見終わった後の階段で、若い女性が「インドとパキスタン、仲が悪かったんだ。」という会話が聞こえました。
映画の役割って、これだと思うのです。
知らなかったことを知らせること。
世に広げること。
彼女たちが見ようと思ったきっかけが、どのようなものだったかわからないけれど、見終わった後には、自分が少し変化する。
この映画がどれくらいの評価を得たのか知りませんが、私はこの作品にノーベル平和賞並みの価値を与えたいと思いました。
一人でも多くの人に見てもらいたい。
この映画で涙を流すことができて、すごく嬉しかったです。
最後のシーン。
国境の鉄条網を挟んだ両側にいた人々の数。
私がいちばん感動した場面です。
あれはただのエキストラだったのでしょうか。
これだけの人たちが、変えたい 変わりたいと願っているのなら。
世の中は確実によくなるという、希望をもたせてくれる映画でした。
主人公の信念を曲げない生き方にも感銘を受けました。
真心をもつ者には、真心をもつ者たちがが寄ってくる。
映画の力を感じさせてくれる作品でした。
出逢えてよかった。
とても素敵
シンクロ率80%、涙腺120%今年のtop10の1本
インドもパキスタンもとても豊かになりましたね。
昔はインドとパキスタン、殺し合いをしていたのにね。
モスクに異教徒が入っても良いというのを始めて知りました。
バジュランギ叔父さんみたいな人が沢山居れば世界はもっと平和に成るのに。
「復讐は、ニュースになるが、愛は、ニュースにならない。」←TV局
昨年公開の「パッドマン」に続き素敵な映画を作ってくれてるポリウッドの皆さんありがとう。
最後の3~40分涙腺大洪水。
すごいすごいすごいすごいすごいすごい!
9 いやあ 感動した。もう多くの人の評価で言い尽くされてるけれど、俺も「観て感動した人たち」のひとりになれて、ほんとうによかった! 阿佐ヶ谷まで来た甲斐があった‼︎
インドで迷子になったパキスタン人の喋れない6才の女の子を、インド人のひとりの若者がビザもなしに、パキスタンまで送っていこうとする話。
送るはめになる前半、実際に送って行く後半、それぞれじっくり見られます。
なにせ159分。インド映画だから当たり前とはいえ、2時間40分ですからね。送るハメになるまでが、時間的には、長い長い。
オープニングの祭でフルコーラス5分踊りまくり、主人公パワンの人生振り返りを15分みっちりやり、少女を笑わせるために、またフルコーラス5分踊り、と「だから長時間になっちゃうんだよ」と教えてやりたいくらいだけれど、本編は思いの他長く感じないんだよね。
どのエピソードも必要に思えるのと、音楽がインド音楽でありながら欧米的にもなってきているからだろうか?
それにしても、シャヒーダの可愛さはずるいよね。全編通してそれがぶれることはない。エンディングまでずっと。ずるいよ、泣けるよ。
インドとパキスタンの関係、ヒンドゥー教とイスラム教の関係、クリケットが両国でどれくらい人気か、が手っ取り早くわかります。こんなに犬猿なんだな。
パキスタンのモスクで、主人公に「君らはどう祈るんだったかな」と聞かれたイスラム教の導師が、主人公が信ずるヒンドゥー教風に祈るのを見て、導師の懐の深さに、少なからず心を動かされた主人公が、エンディングまでに、果たして同様の行動をするだろうか、という点も注目して観てね。
ああ、面白かった!
Smiling Buddhaは笑えない!
映画にもなった実在の死刑囚へのオマージュ、芝居、言葉、わからない事が多過ぎる。
その複雑さはグリーンブックよりも、クランズマンよりも複雑なのかもしれない。
なにしろ、核兵器(Smiling Buddhaは笑えない!)を突き付けあってるひとたち同士。
しかし、その映画のレシピは、ブックよりも最大公約数は下げて、クランズマンよりも笑って踊る。
火中の栗を戻しに行く主人公。
インドとパキスタンのひとに向けて叫ぶキャスター。
もう争いは終わらせよう!
でも、もっと印象的で雄弁だった事。
迷子の女の子はインド人にもパキスタン人にも、ヒンズー教徒にもイスラム教徒にも微笑んでいた。
手を合わせるのもヒンズー教式、イスラム教式、両方ともやっていた。
大人が非常識な上に、金や争いの事しか考えないなら、
政治は子供に任せればいい。
子供にはできない?
無理?
不可能?
少なくとも、嘘はついたが隠蔽は無い、なんていう子供はいないでしょ。
おでこに手を当てて、、、あちゃー。
Easy to be happy♪って感じ
親とはぐれたパキスタンの女の子をインド人青年が故郷まで送り届ける話。
カシミール地方を巡っての両国の緊張状態とかくらいしか知らないけど、日本に置き換えたら北朝鮮に返す感じか?
とてもじゃないけど主人公のようにはできないな。
ともすると重くなりそうな話でも、いつものインド映画らしく、「細けぇことはいいんだよ」とばかりに歌って踊って笑わせて最後に泣かす。
人生はもっと単純に考えても良いんじゃないかと思わせてくれます。
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