イット・フォローズのレビュー・感想・評価
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それなりに面白かった‼️
捕まった者に死が訪れる存在「それ」につけ狙われた女性の恐怖を描く。低予算ながら斬新なアイディアでタランティーノから称賛。全米で話題となった作品。
ジェイ!う、うしろーーー!
これだけの低予算で特別なメイクでもないのになぜこんなにこわいのか!とくにジェフの学校でのカメラがぐるぐるパンする中エキストラは止まっていて「それ」だけがこっちみて歩いてくるシーンが印象的であった。
テーマ性病を描いてるともとれるが、小説の引用からして人は死ぬけどそれでも生きていく話。怖いのにみた後、心地よい感情が湧く映画でした。
睡魔との闘い。鑑賞失敗作。
作品そのものは、否定しないが、好みに合わなかった。
ストーリーがつまらなかったこと。
あまり恐怖を感じなかったこと。
せいぜい気味悪さ程度。
スローテンポ、何なの?!状態があまりにも続く似たような展開ぶりに飽きてしまった。
そんな展開ぶりに影響されてか、恐怖心を煽る効果音までが、まるで子守唄のようになってしまった。
劇場内の程よい暖房など。
このような影響のせいで、睡魔と闘ってしまう羽目に。
せっかくの劇場鑑賞、もったいない精神で何とか鑑賞完走できたので、最低点にはならずに済んだ。
アップテンポ、直接描写、ビジュアル面を強調されたものが、好みならば、鑑賞はオススメできない。
究極の絶望体験
この映画を見終わってから後ろが気になって仕方ない・・・。それくらい怖い映画だった。
我々に与えられる情報は「それはどこまでも追ってくる」「速度は遅く、歩いてくる」「姿を誰にでも変えることが出来る」「他人とSEXすることで移すことが出来る」「移した相手が死んだらまた自分に戻ってくる」程度だ。そんな限られた情報で最後まで結局、それが何だったのか分からない。これだけ実に後味が悪く、最高に厭な気分になる映画だ。まさか、こんな所でシャイニングに似た厭な感じを体感できるとは感動だ。音の使い方なんかも似てて見てるこっちの精神まで犯してくるような絶妙な効果を発揮してくれる。
展開はゆっくりだが緩が長い分、急が来た時の危機感も倍増しだ。そうは言っても中盤がやや冗長気味に感じた。ここだけが残念。
終わり方も希望と絶望がうまく合わさっていて気持ちがいい。人によって様々な捉え方が出来る本作は様々な姿に形を変える「それ」のようだ。
ホラーは滅多に観ないのだけど。
全体的に、居心地の悪さが漂い続ける。
効果音は、下手なバイオリンの旋律のようにちょっと音が外れたようで気持ち悪い。端末で小説を読める文明がありながら、古臭いTVからは時代遅れの怪獣ものが流れてくる。大人の存在がありながら、ほとんど身近な大人が出てこない。警察が来てくれる現実みがありながら、得体のしれない「IT」に追われる焦燥感に息が乱れる。そして、気付くと、画面の奥のほうからゆくりゆっくりと歩み寄る「IT」...。
この映画を、安易なセックスに警鐘を鳴らした映画、と観るのは容易いこと。
だけど監督はテーマは愛だという。
誰かに移したところで、いずれ「IT」がまた現れるかも知れない落ち着かなさが引っかかったまま、気味の悪さを引きずり続ける。
結局、「IT」は何なのか?
映画は、何を暗喩しているのか?
ゆっくりと変化もなしに忍び寄るのなら、それは「時間」なのか?
恐れるものであるならば、「老い」なのか?
ラストシーン、二人の後ろからついてくる「IT」。
おいおい、後ろから来てるよ!ってビビるのがいいのか、二人で歩き続けていさえすれば追いつかれることはないと前向きにとらえたほうがいいのか。
運命を共に生きようと誓ったように思えるポールとジェイの手が繋がれているところを見るならば、後者ととるべきだろうか。
脅かし&じんわり
追跡者の出現フラグで流れる音で身構える。
ジェイの家に進入して来た時が一番怖かった。
全裸オヤジが屋根の上から見てるのは、笑った。
グレッグはセックスされて即死だし、悪くない死に方かなー
自分が感染したらどうにかして檻に監禁して海外行ってsexする。
遅いが頭はいいとは言っていたが、全裸など明らかに分かりやすい姿で登場したり、時々アホ。
面白かった
恋と友情、恐怖、そしてエロといったような楽しい要素が詰まった青春ホラー。セックスするのが怖くなった。
恐ろしい代償が待っているのだけど、童貞みたいな幼なじみがセックスさせてもらえてよかったなあと思った。
お化けが銃で殺すダメージを与えることができるのが面白かった。歩いて来る割にけっこう足が速かった。
タランティーノ監督が褒めた割にかなり面白かった。
「ザ・フォッグ」を思い出した
「ウルトラQ」の一編を
ジョン・カーペンターが撮ったら
こんな感じになるかもなぁ…
と思いながら観てました
おいら的には
来てるぞ来てるぞ!って話より
来そうだ来そうだ…わあぁっ!て方が
好みなようで。
ITが出てくるたび鳥肌が立った。ベットの目のアップとプールの中水中...
ITが出てくるたび鳥肌が立った。ベットの目のアップとプールの中水中苦しい場面が怖い。あの女の子最後はすっきりしてとてもきれいだった。これも一風変わった青春恋愛映画。
米作品らしからぬじわじわ感。
特殊効果少なくじわじわ怖さを感じさせる演出は日本風で今までない感じ。真昼間から‘それ’は何にでもなれちゃうわけだからただの人でもいいわけで…で、それが意外にも怖さにつながっていてアイデアはうまい!って思った。
チョット、ビックリかましの音に騙された感はあるけどね。
アジア映画と違い何故それが感染しだしたかは全く追求しないとこが潔いのか考えられないのか…。
とは、いいながらホラー作品としては上出来だと思う。
テーマはおもしろいのに・・・
始まりからストーリーに引き込まれますが
何せ結末がイケてない!
結局肝心なアレの正体は何なの???
て言うのが明かされないまま
物凄く中途半端な感じで話が終わります。
プールサイドで何の為に電化製品並べたのかも
よくわかんないし…
最後まで中弛みなく観れるだけに
非常に残念なラストです。
いやあ、くっそお、惜しいなあ・・・
10代にとって(限らず?)、セックスとは、特に初めての場合は、好奇心と強迫観念と、そして罪悪感に囚われる。
と言うんで、全部語っちゃったような気もするが。
「イット・フォローズ」
主人公の女の子ジェイは、ちょっと知り合ったイケメンと車で「こと」を行い、「それ」がついてくるようになる。「それ」から逃れるためには、だれかとエッチしなければいけないのだ、という本作、あのジャパニーズ・ホラーの、アレな設定。
これだけで、本当は十分怖いんだけど、この映画、「それ」の設定の練り込みが圧倒的に足らないので、先の一文のテーマはしっかり描けているが、ホラーとしての強度は非常に弱い。
テーマがそうであるなら、「それ」はもっと、統一感があり「かつ」もっと訳の分からないものでないといけないのではないか?
ただ、気持ち悪いおっさんや、ババアや挙句の果て、お母さんがゆっくりのっそり襲ってくるのである。
ゆっくり、はいい。だが「セックスの営み」を生と性で描くのであれば、こんなバケモノでは全く面白くない。「セックスの営み」と「それ」が全く結びつかなすぎるのである。
いやそれならむしろ、「セックスをすると見えるもの」は見えなくていいのではないか?
冒頭の被害者の死に方も「性」を感じさせないし、主人公が女で、性への興味真っ盛りであるならば、周りの妹、女友達も、主人公とは違った形でもホラー映画の一員(あるいは被害者と言ってもいい)であるべきだ。そのおいしいネタを全然扱っていない。
主人公ジェイは、不安が走ることで、「ちょい悪幼馴染」と寝たり、「それ」をさらに遠ざけるために、海辺の野郎どもに近づき、ビッチ化するのになんのためらいもなくなる。
まさしく「不安」を遠ざけるためのセックスだ。
その一方、「チェリー臭のする幼馴染」には、「オレがもらってやるから」と言われても、単純に「その魅力」がないため、ことは始まらない。
それこそが、「セックス」で見えてくる「性(サガ)」ではないか?(なに力説してんだ、オレ。。。)
最終的には、チェリー臭と「こと」はするのだが、このとき主人公ジェイが「積極的」に「上位」で「腰」を動かすことに注目したい(いやいや、映画を観るって意味だよ)
まあ、つまりは「愛」「喜び」ってことなのだけれども。ラストは甘く、「それ」が来ようとも「手を握っていれば」。それは最初のイケメンとは真反対の行為。
その帰着は全然良いんだけど、それに対しての「IT」がつまらなすぎるので、最終的に評価はあげられない。
しかし全編、80年代風の安いシンセでおどろおどろしく煽る。ジョン・カーペンターや、どっちかというと、ダリオ・アルジェント、の趣。ちょっと前だと、レフンの「オンリーゴッド」(最高!)の音使いも思い出し、ずっといい気分だった。
画面の色使いも70,80年代風ホラーの色合いをキープしており、それもやはり「イタリアン・ホラー」のテイストに近いように思う。
また、携帯も登場するが、劇中登場する映画やテレビや音楽があえて古臭く、劇中の舞台がいつの時代のことなのか、分からなくしていることなども、本作の取り上げているテーマが普遍的なことを意味している。
追記
このデキかあ。
いやあ、くっそお、惜しいなあ・・・もったいないなあ・・・
絶妙な設定と映像の美しさが印象的。
低予算ってことだけど、まったく安っぽくない。シンセらしい音楽もちょっとメランコリックなジョン・カーペンターみたいでかなり好い。そして、ホラー映画といってもお化け屋敷的なびっくり演出や直接的なグロ表現はほとんどない。そういう怖さとは少し違う、もう少し根源的な不安や恐怖を描いている。だから、ホラー好きじゃなくても十分に楽しめる作品だと思う。
「それ」は人間の姿でゆっくりと歩いて近づいてくる。「それ」は感染者にしか見えない。「それ」は誰の姿で現れるかわからない。「それ」に捕まると死んでしまう。「それ」はセックスで人に移すことができる。ただし、移した相手が死ぬと戻ってくる…このパンデミックものともゾンビものとも違う、地味な感染システムが、独特の、静かな、けれども決して逃れられない不安を効果的に演出している。
この映画、タランティーノが褒めたとか褒めてないとかいう話は別にしても、あちこちでやたらと好意的な批評を見かける。釣られて観た結果、面白かったわけだけれど、あんまりハードルをあげるのもどうかとは思った。アイデアや見せ方は素晴らしいし、郊外の冴えない若者たちの思春期の物語としてとても魅力的だけれど、展開的には荒削りなところがかなりある。
特に主人公の女の子ジェイに「それ」を移すジェフの言動にはかなり無理があるように思う。まず、セックスの後、ジェイに状況を理解させるために、下着姿のまま気絶させて車椅子に縛り付けたり、その格好のまま後手に手を縛って家の前に捨てて行ったりする理由が解らない。行方を眩ましたあと、ジェイたちに探し出された時も「一緒にいない方が良い」みたいなことをいう。これも理屈に合わない。ジェイが殺されたら「それ」は自分のところに戻ってくるのだし、一度感染している自分は「それ」が見えるのだから、どう考えてもジェイを殺させないために協力するのが妥当だろう。
もちろん、ジェイの最後の選択とエンディングを見れば、物語の要請上、それがジェフの役割じゃなかったことは理解できる。それにしても、もう少しうまくやれなかったものかなあと思わざるを得ない。あと、ゾンビものではお約束なんだけど、友だちの別荘でジェイが捕まりかけたときの「それ」の手際があからさまに悪すぎる。終盤の父親の使い方なんかは良かっただけにもったいない。
セックスとドラッグで頭がいっぱいのバカな若者たちがシリアルキラーに惨殺されていくのを、ポップコーン片手にゲラゲラ笑いながら観る…といった類のユルいホラー映画とは対極にある作品だけに、それ系にありがちなユルさはもっと徹底的に排除してしまった方が、よりテーマ性の強い、刺さる作品になったんじゃないかと思う。まあ、そのあたりは次回作に期待かな。
微妙だけど!
町山氏の言う通り一度見ただけではよくわからなかった。映像は綺麗だったが低予算いう事でチープさは否めなかった。しかしなんかひっかかる映画でまた見に行っちゃうかも。こういう映画は後で人と話すのがたのしいんだよね。
最後のテロップ、あれはどんな意味があるの?
結構楽しめたけど、全くいい作品とは思えず
確かにお話のアイデアは面白いと思うし、ハラハラさせられる場面もあった。しかし、新しさというものとは無縁のものだと判断せざるを得ない。
内容自体、スティーブン・キングとかナイト・シャマランの焼き写しのようなものであり、雰囲気はサスペリアとか13日の金曜日といったもの。
構図やカメラワークはいいとは言えないし、展開もかなりいい加減に感じてしまい、それはないだろう!?という怒りのようなものも感じた。
もともとB級ホラーだし、そう思って見ればなかなかよくできた作品と思ったかもしれないけれども、半ば大作のような触れ込みで公開されるとアラばかり目立って駄作という烙印を押したくなる。
キービジュアルがまさにこの映画を物語っている。これを見た上で、見るか見ないかの判断をしてほしい。決して、これを超えるような作品ではない。それさえわきまえておけば、決してつまらくはないので、気軽に楽しめると思う。
全146件中、121~140件目を表示