怒りのレビュー・感想・評価
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怒り
ありとあらゆる人の怒りを見れる映画でした。
最後の方まで犯人が全くわからず、誰だ誰だってなりながら見ていました。
演出が上手いのと演技の上手い女優俳優さん達だったため見入ってしまいました。
高畑充希さんのちょい役にびっくりでした!笑
とにかく人が豪華だからという理由で見ましたが、豪華なだけあります。
特にあの若さでこの豪華俳優女優さんの中にいても負けないくらいのインパクトを残す演技をしていた広瀬すずさんがすごすぎました。
見る価値もあると思いました。
ストーリーも面白いし満足でした。
3つのストーリーで深みを増していく
原作は未読でしたが、最後まで誰が犯人なのか分からない非常に丁寧な作りだったように思います。
事件を軸に別の物語が進行し、ストーリーが繋がることはないのですが、怒りという一点で物語がリンクします。一つの事件に対して様々な側面からスポットを当てることで様々な感情が溢れて素晴らしい作品だったと思います。特に最後一度信じた人をあるきっかけから報道を見てその人を信じられなくなってしまう姿、そしてそれを後に後悔し自らに怒りをぶつけるシーンは涙が出ました。最後の展開は唯一の救いでした。
とにかく俳優陣は豪華。そして模写はえげつなくやるせないシーンばかり。妻夫木くんのゲイ役そして社会では普通に生活し苦悩する姿が、つらかった。後すずちゃんは体当たりでよかった。森山未來のイカれた怪演も。
息をするのも苦しい2時間でした
3つの街で生じる疑惑が、交わらずに、全く違う3つの結末を迎える…
10代の私は感じたことのない感情・感覚でいっぱいいっぱいの2時間でした。
終わったあと、あの映画が「怒り」と表されたことがどうも飲み込めず、
「今のこの感情も[怒り]なのか?」という自問がしばらく続きました。
出演している役者さんがとても良くて
特に妻夫木さんが涙しながら歩くシーンと、
宮崎あおいさんの自ら通報してしまった後の演技が印象深いです。
ハッテン場?でのファーストカットの綾野さんの儚さ、少年ぽさ、にもハッとしました。
佐久本宝くんも素晴らしかった!
(映像化が難しいと言われていたからか)3つの街の切り替えの撮り方があまりにわかりやすすぎる、というか、チープな気がしてしまいました…。
(20年弱しか生きていませんが)人生で1番衝撃が大きかった作品です。10代のうちに出会えて良かったと思います!
非常にエネルギーを使う
原作を読んでいたので映画で見たときの壮大さのギャップを感じた。もっと淡々と見せていく感じかと思いきや音響の大袈裟さ、また千葉編での渡辺謙と宮崎あおいの演技に胃もたれというか…ちょっと目を逸らしたくなった。(演技が上手いからこそなにか見ていられなくなるという意味で)
妻夫木くんの涙には本当に辛くなって自分も泣いてしまった。個人的には森山未來さんの演技力に驚かされた。原作とは一部違うところがあったがあっけなく死んでしまうより良いと思う。何より見終わった後おそらくほとんどの人が疲れたと感じる作品。かなり作品の中に持っていく力は強い方だと思う、それ故に感情移入しやすい人は気をつけた方がいいかも。
伝わってこない。
終盤まで、誰が犯人何だろう?と思わせるあたりはサスペンスっぽかったけど、結局森山未來だって分かったら、今度はじゃあ松山ケンイチのホクロは何だよって思っちゃった。
良い役者が揃ってて、皆むき出しの演技でさすがだなと思ったけど、作品のメッセージとしては、何が言いたいか良く分からなかった内容。見終わった後は、暗さしか残らない。
こういう怒りが色んなところに散りばれられてるから、人を簡単に信用しちゃいけないなぁとは思ったけど…。皆が幸せになれてなくて、虚しさと暗さが残った。あとすずちゃんファンとしては、ただただショッキングな映像で、体当たりで頑張ったすずちゃんを褒めてあげたい母心。
としまえん、1人で。
重いが内容はしっかりしてる
原作は読んでいての鑑賞です、登場人物が足りなかったりラストが不完全燃焼な所はありましたが俳優さんの演技が半端なく凄くて長い映画でしたが飽きることなく観れました。広瀬すずのシーンは想像より抑えてありましたが足の動きはリアルでした、原作では未遂に終わってますが映画ではレイプされていました。あと友達役の佐々本宝くんは新人にしては迫真な演技でラストは見物です。妻夫木聡と綾野剛はレスリーキーに写真集にしてもらった方が売れるんじゃないと脱線してしまいましたが良い演技でした。宮崎あおいはたぶん発達障害か軽度の知的障害を抱えているかのような役を熱演されていました。全体的にしっかりされていました。オススメ出来ます、その代わり覚悟して観てねと付け加えて。
豪華俳優陣
豪華俳優陣の演技が素晴らしかったです。
下手なアイドルなんかが出ていないので俳優さんの演技が素晴らしかったです。
綾野剛と妻夫木聡のベッドシーンは俳優魂みたいなのを感じました。。。
ストーリーは何処の出処か分からない目の前の人間を信用することができるのか、どうなのか?というのがテーマでした。
宮崎あおいと妻夫木聡は信じきることができずに、信じることが出来なかった自分を責め、
沖縄の少年少女は信頼していた人間に裏切られやり場のない怒りをどうする事もできずに終わるような映画でした。
後味は悪いですが、見た後に色々と考えさせられる映画でした。内容を三日くらい引きずるような映画です。笑
有名人が出ている割には…
1つの殺人事件を起点とし、犯人の似顔絵公開から、3つのストーリーが進展していくのですが、それぞれの俳優の演技はいいのに、内容が薄っぺらい感じがしました。秀逸の演技は見るに耐え難い「すず」さんの外人と思われる人に襲われるシーンでした。また、最初のゲイシーンもイケメンがやればいいというものでもないし、そのシーン自体の必要性も感じなかった。
最後にどうして殺人事件が起きたかの理由があったが、そこまでのプロセスに3つのストーリーが必要だったか疑問しか残らない。
不完全燃焼
なんか胸くそ悪くなる映画でした。個人的に。
個々の演技は素晴らしかった、ほんとに。
でも1つの作品に3つのストーリーがあるので、それぞれが薄い。正直、結局なにがしたかったの?って感じでした。
見応えあり。
ボディブローのようにずっしりと後からいろんな感情が来る。
笑えるシーンは一つもない。クスッとしたりほのぼのしたりするシーンが少しあるだけ。
観る前は、犯人探しがメインで千葉・東京・沖縄それぞれの話が最後に繋がるものだと思ってた。
森山未來はウォーターボーイズの時から個性的でいい役者だと思ってたけど、歳を重ねて更に魅力が増したと思った。すごく穏やかな感じから狂気的な感じとのギャップが凄い。体もマッチョではないけど、ちょっとした時に腕に浮かぶ筋を見ると常に鍛えてるんだろうなと思わせる。
妻夫木聡と綾野剛の絡みや広瀬すずが暴行されるシーンは思わず目を背けたくなるほどリアル。
面白かったとか泣けたとか感動したとか一言では言い表せない。絶対観るべき!と人にお勧めするのも違うけど、自分では観て良かったと思う。
ところで指名手配犯人の写真は綾野剛、松山ケンイチ、森山未來の誰にも似てる感じで上手く作ったなーと思って観てたけど、後でパンフレットを読んだら、それぞれの人に似るように3種類作ったと書いてあった。やっぱりパンフレットは必ず買って映画を観た後にじっくり読むべきだね。
信じることは、愛することより難しい
とても面白かった!
これだけの俳優の極限の演技合戦が見られるだけでも十二分に楽しい。
単純に映画3本分のストーリーが入ってるので、とてもお得な気分になった。
個人的に印象に残ったのは、まず森山未來。
謎だけど優しい兄貴分、というキャラクターから本性が現れていくというオイシイ役ではあるけど、他の役者では考えられないというような説得力があった。
役作りのために撮影の3週間前から一人で無人島で生活するというのはやり過ぎだろうと思うが、苦役列車の時といい、彼は自分を追い込んでギリギリまで役と同化したいタイプの役者なんだろう。
あとは、「日本で一番悪い奴ら」「リップヴァンウィンクルの花嫁」と本作で、ヨダレを垂らしたり全裸になったりと大奮闘の綾野剛。
上記3作で驚くほど違うキャラクターを演じているが、どれも違和感なく「これは彼が演じるべき役だ」と思えるのが凄い。
他の役者も、宮崎あおいの無垢で危うい存在感、広瀬すずの健全な精神が陵辱される前後の表情、松山ケンイチの不器用なのか危険なのか判断できない視線、妻夫木聡の成功者としての余裕と人間としての小ささ、とそれぞれの演技を堪能するだけであっという間に時間が経っていた。
しかし、ラストはどう決着をつけるんだろう…と思っていたら、やられた。
妻夫木聡演じる優馬と一緒に、後悔して泣いた。
それぞれの結末、それぞれの後悔。そこから始まる、それぞれの人生。
人が人とが初めて対面した時、何をもって相手を信頼するのか。
プロフィールや肩書きがあれば信頼できるのか。
「目を見れば、酒を酌み交わせばいいヤツかどうかは分かる」のか。
生活を共にしても、惹かれあい愛しても、疑念は簡単にその間に忍び込む。
そしてその疑念は、外れているとも限らない。
考えてみると、信じることは愛することよりも困難なのかもしれない。
少し気になったのは、クレジット。
渡辺謙が主演になっているが、見た人なら誰もが違和感を抱くのでは。
タツヤ役の佐久本宝君と渡辺謙の役にそれほど差があるとは思えない、どころか、佐久本君のほうが重要な役どころだとさえ思える。
これだけの大作映画、大人の事情はあるだろうが、観客にはそこを見せないでほしかった。
それと、「悪人」の時もだが「怒り」というタイトルもちょっと合っていない気がする。
原作そのままのタイトルなので仕方ないが、この人物たちを統括する言葉はそれではない気がしてならない。
ところで、犯人の山神の回想シーンは誰が演じていたんだろう?
とても森山未來には見えなかったが、実際に彼が演じていたとしたら凄い。
深い…のか
話が3つに区切られるとこんなにも感情移入が難しくなるのかと思ってしまった
誰に心を寄せることも難しく感じた
森山未來の豹変ぷりにはびっくりした
個人的には宮崎あおいの話が好きだった
というか他2つがバッドエンドすぎて
胸糞悪い
人を信じてあげられなかった悲しみ
信じた人に裏切られた悲しみ
両方おなじくらい傷つくよなーと思った
役者さんが最高
一人一人の役者さんの演技が絶妙でした。カメラマンの撮り方?も個人的にはすごく好きでいかにも後ろから殺されそうなドキドキさせてくれるような感じでした。それぞれのストーリーも良くて感動しました。
3日引きずる
李相日さんの作品は「フラガール」「悪人」に続く三作品目の鑑賞。
フラガールが大好きで、悪人は良さがいまいち分からなくて、今回も暗い感じだから悪人みたいな感じかなあと思ってあまり期待せずに観ました。
けど、とてもいい映画だったと思います。
キャストも豪華で、みんな素晴らしい演技で、感動しました。
脚本は、3つの舞台を切り替えて進んでいくので、飽きることもなく観れました。
ひとつだけ言うとすれば、広瀬すずの最後の海で叫ぶシーン。
あの場面、彼女の怒りの描写はあの方法しかなかったのかなっていう点。
広瀬すずの問題じゃなくて、脚本の問題。
どうして、こんなにも人を信じることって簡単じゃないんだろう、って自信をなくして、3日くらい引きずってしまうほど、良い作品でした。
胸が詰まって息ができなくなる......
結局誰が犯人なのか、前作の悪人の傾向とか、前半の描かれ方を振り返って考えればわかるんだけど、最後までわからなかった......
三人の男それぞれを犯人かと疑ってしまう。
犯人の怒りより、
犯人以外の怒りの方が、やるせない怒りだった。
また、犯人以外の怒りは、
自分に向けられてるというのが共通点としてある。だからやるせないし行き場がない。
何かを傷つけたりしない。
どの怒りにも、胸がつまされる思いがあった。
役者と映像美
実力派役者陣と4つの物語を同時進行させる構成で、長さを感じさせない力作。
ただ、かなり絞り込んだのだとは思うが、まだ整理しきれなかった感はある。
広瀬すずが襲われるに至る、酔っぱらい少年の彷徨が、何とも不自然。ここが本作で一番説得力がない場面だ。
森山未來の怒りの深層は見えず、ただの狂人と理解して良いのか。
綾野剛は何故働きもしないでいられたのか。
松山ケンイチはヤクザの借金取りに見つかったのか。
別件で取り調べられた男は、何故詳細に八王子事件のことを語れたのか。
訳あり登場人物が多いだけに、個々の描写は制限されてしまうのは、仕方がない。観る側の解釈に委ねる方法も良しとせねば。
結局、役者たちがすばらしいことと、彼らを引き立てる映像美が本作の特筆すべきところ。
観る価値がある作品。
最後数分で笑いました
原作読まずにみました。
並行して進む3つのストーリーの設定等々はいいと思いましたが、一個一個のつめが甘い感じがしました。
「怒り」というタイトルから想像されるような激しい怒りが話の軸になっている感じはしませんでした。それを期待してみてしまったので終わった後のなんだこれ感が半端なかったです。
そろそろ時間的にやばいけどこの話ちゃんとまとめて終わってくれるの??と思っていたら
暗転からの 「怒り」 渡辺謙
みたいな、なんか「えーーー怒りっていれりゃいいと思ってんのかーーい」とツッコミを入れたくなり、思わず笑いました。
原作読んだり、元ネタとなる実際あった事件などを詳しく調べてからみたらまた何か違ったかもしれませんが、3時間弱におさめられる内容ではなかったのではないでしょうか?俳優陣の演技は素晴らしかったですが、とにかく話のつめが甘い。伏線っぽいのも全く回収してないし、悪い意味でもやもやしました。とはいっても伏線回収系好きだからそう感じたのかもしれませんね。
でも今でも何かにイラつくと一緒にみた友達と「ほんとイラつくわーーーー、怒り、渡辺謙…」とネタにできているのでいい思い出です。
ふらふらになった。
この作品を見終わったあと、頭にかけめぐったのは「なんで」「どうして」「信じていたのに」だ。ふらふらとした。
突如、東京・沖縄・千葉のそれぞれに素性不明の男が現れる。その三人の男は、今も逃げ続けている残虐な殺人事件の犯人によく似ていた。その事実に翻弄される周りの人々。疑念の影はやがて、愛を、信頼を、光を、すべて飲み込んでしまう。
人は、なにを持って他者を信じ、愛することができるのか。
《信頼》と《愛》の本質を問うた作品であったと思う。
沖縄編が壮絶だった。
田中の《怒り》は、どこに向けられていたのか。虫けらのように扱ったのは、本当にあの住人なのか?世の中の不甲斐なさに対するものなのか、彼の中で積もり積もったフラストレーションの結果なのか。
辰哉の《怒り》を受け、泉の叫びを聞いたら彼はなにを思うのか。
原作も読んでみたいと思いました。
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