劇場公開日 2016年9月17日

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「信じ抜くこと」怒り M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0信じ抜くこと

2020年7月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと 駄目になりそうな時、それが1番大事〜♪

を終わってから聴きたくなった。大事MANブラザーズバンドはほんとに名曲作ったなぁ。

本作のタイトルは怒りですが、3組に共通する言葉は怒りではなく、愛だと感じました。
そしてその愛を守るために必要だったことは、信じ抜くことやったんじゃないかなぁと。それが1番難しいのだけどね。

森山未来扮する田中(山神)は、きっと愛情不足やったんじゃないかなと。世の中の何かにふつふつしてて、鬱憤が溜まっている人って、根本的な心の愛情の器がカラッカラなんじゃないかなと思う。だから、どこかでその糸が切れた時取り返しのつかないことをやってしまうんじゃないかなと。

本作では、泉(広瀬すず)ちゃんのレイプシーンは心がえぐられる気持ちになった。よくやったよ、すずちゃん。でもこの世界の現実には、こんな事が数えられないくらいあると思うと腹わた煮えくりかえる。そこへの怒りのエネルギーが日本の中でもっと高まれば世の中変わると思うのだけど。いつまでも変わらない性犯罪の数に対して日本人はどう考えてるのかね、、、
こういう映画を見て、1人でも多くの人が気づいてくれたらいいなぁ。

どの役者さんも演技が光っています。
それぞれが、どことなく心の中にもやっとしたものを持っている感じが良かった。
未来くんは流石ですね。あのスイッチの切り替わり方。なかなか出来ないと思う。
妻夫木くんと綾野剛くんのカップルは切なすぎた。
病気ってー。そんな展開ありですか?って悲しかった。
ブッキーの泣きの演技好き。
ゲイの世界を覗いた感じになりましたが、あんな遊ぶところあるんですね?独特。若干、2人の出会い方が無理やりで、レイプやん!って、腹立ったけど。
あれはありなんですか?

とにもかくにも、3組の話が交わる事なく終わったのはよかったです。

M hobby