劇場公開日 2017年3月10日

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「吹き替え版グッジョブ!次は字幕で見る」モアナと伝説の海 うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5吹き替え版グッジョブ!次は字幕で見る

2024年4月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

洋画アニメ作品の日本語吹き替え版は、近年、観客動員数が伸びているようで、それにつれて、吹き替え版の作り込みも要素も増していますが、残念なのが作品の質を落としていることでした。代表的例として『ファインディング・ドリー』を挙げておきますが、まあ、細かいことにはここでは触れません。

とにかく、『モアナ』吹き替え版は最大限、いい仕事しています。
それでも、数少ない上映館を探して、今度は字幕版を見てみたい。これは純粋に、作品の内容に感動して、ぜひもう一度見てみたいという気持ちと、歌唱シーンの楽曲の良さに惹かれたので、オリジナル版も聞いてみたいと思ったからです。

『アナ雪』は、子供と何度も劇場に足を運ぶ作品だったので、大ヒットしましたが、『モアナ』は、子供たちには少々ハードルが高いようです。時間が長すぎました。

南方系のモアナもマウイも、美男美女とは言い難く(失礼)ディズニーはキャラクターの方針を新しい方向に向けたようで、これは大英断と言えるでしょう。より身近になったヒロインが繰り広げる冒険は、驚異の映像と、キャラクターの細部にまでこだわった遊び心で最後まで飽きさせません。

特に、冒頭のモアナと海の出会いのシーンは予告編でも使われていますが、素晴らしい映像美と、知的好奇心を刺激してくれるアイデアの数々で、私の心は一気に南の島に飛びました。

余談ですが、マウイのタトゥー、子供が真似したら、ディズニーとしてはどういう見解を示すのでしょうか、少なくとも、奨励はしないでしょうが、次のハロウィンあたりで、たくさんの馬鹿野郎どもが全身タトゥーで闊歩していそう(風邪ひくなよ)

うそつきかもめ