ナイトクローラーのレビュー・感想・評価
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予告編から想像されるストーリーから捻りはないが
脚本はいいと思いますし、映像が素晴らしい。この監督、撮影監督、スタッフの映画ならまた見てみたい。ジェイク・ギレンホールの演技も勿論見所のひとつですが。
ジェイク・ギレンホールのギラギラと光る目力がとても不気味な映画。最...
ジェイク・ギレンホールのギラギラと光る目力がとても不気味な映画。最初、主人公はやたらと暴力的なのかと思ったけどそうでもなく、とにかく成り上がりたくて、そのためなら何でもする、という人物。あまり内面は描かれないけど、ほんっとに嫌な奴。
ナイトクローラーというのは、事件現場の生々しい映像を撮影してテレビ局に売る人たち。アカデミー賞ノミネート映画です。
惜しすぎる意欲作!
とにかくジェイク・ギレンホールの演技は最高だし、意外なオチも面白い。題材も新鮮で迫力ある画も多い。だけれどもっと設定をいかせたんじゃないかとも思う。今ひとつエスカレートし過ぎない行動はサスペンスファンとしては物足りないかも。
あとは音楽のダサさも気になった。都市型サスペンスならもう少し「今」っぽい音楽でも良かったのでは。
人間関係ももう少し踏み込めたのではと。
色々文句もありますが、普通に楽しめるとは思います。評価が高いので期待値を上げすぎてしまったかも。
開いた口がふさがらない衝撃作
事件の現場の撮影しテレビ局に映像を売る人の話。
テレビ局の闇を描いた衝撃作!
視聴率のためにはなんでもする登場人物たちに鳥肌がたつ。
最初はただお金を稼ぐためにカメラマンの仕事を始めたのに…最高を求めたばかりにとんでもない事件が起こってしまう。
僕は勤勉で目標のためには努力する。
冒頭でこう喋るジェイク演じる主人公ルー。
最高の映像を手に入れるためルーの暴走が始まる。
そしてルーの狂気が爆発した瞬間から恐怖が止まらない。
でも見入ってしまう、面白い。
終盤は彼の言動に驚き、困惑し、開いた口がふさがらない。
決してスッキリする話ではないけど恐怖からくるドキドキワクワクが最高に気持ちいい作品!!!
ネットで学ぶだけだとこうなるのかも。
脅威ですね。モラルなんて守ってるとこういう仕事はできないんだなと。最後まであっという間でした。映画だけであってほしい内容。
ジェイクに釘付け
何か大袈裟な芝居をしてるわけでもないのに、一挙手一投足のすべてが気持ち悪い。静かにヒートアップしていく、理路整然とした饒舌が最高に怖い。中でも物語中盤で報道番組の女性ディレクターを口説くシーンは珠玉。もっとサイコが表に出てくる終盤ももちろんいいけれど、この一線を越えてないシーンの気持ち悪さこそジェイク・ギレンホールの真骨頂だと思う。いやあ、いいものを見せてもらったなあ。
最低過ぎてサイコー!
主人公のヒトデナシっぷりが行き過ぎてて、逆に清々しい。
身近にいたら本当にイヤだろうけど、ベンチャー系企業のトップなど、案外こういう人間達が世の中を動かしているのかも知れない。
視聴率競争でどんどん過激化するマスコミは恐ろしいが、確かに自分の中にも、もっと凄いモノが見たいという欲求があるから、主人公たちを完全には否定できないことに気づかされる。
冒頭からの映像もカッコイイ!
話のテンポも良し!
役者たちの演技、演出も素晴らしい!
最低な主人公の最悪な話だが、最高に面白い社会派エンターテインメント。
サイコパス!この映画G指定はアカン
いい子は観ちゃダメ。ゼッタイ。
レネ・ルッソは監督の奥さんでしたか。しかしフリッガを演じた時には感じなかった老け様は一体・・・え、61歳なの!?それはそれは。
でも旦那さん、もうちょっと綺麗に撮ってあげてもいいのに。
悔しいオチがいい
登場人物の誰一人として良心が見えず、どこにも感情移入できない、いい意味で胸糞悪かった。
なんかギャフンと言わせたい! と思ったけど、それじゃあ普通過ぎて面白くないんだろうなとも思うので結果このオチで良いんだろうと思いました。
しかし、ジェイクジレンホールは怖くて気持ちわるいなぁ
闇を這う者
取り憑かれたように闇を這い回る男の話。今までの人生が投影されたかのような人格と他人対する冷酷さが、これでもかってくらい出ていて面白かった。
狂気こそリアル、リアルこそ狂気?そこに、自分の居場所を見つけてしまったのね。アート作品のように現場を撮り続ける姿が、これまた恐ろしい。
ジェイクギレンホールのイカれた眼つきと怪演が素晴らしい。この人の目力は、ほんと凄いと思う…
あの勢いで攻められたら、言いくるめられても仕方ない。反論の余地なし!怖すぎる。最低なクズ野郎だけど、なぜかそう言い切れない崇高な何かを感じてしまう。
構成もしっかりしてて、見やすいし、もっと大々的に公開してもよかったんじゃ?と思うほど。
最高のサイコパス
ジェイク・ギレンホールの目が、怖すぎる( ゚д゚)!
サイコパスなルーの淡々とした感じとか、どんどん所業がエスカレートしていくのに、本人は自信が増してく感じとか、いい。怪演!
こんな優秀なのに、なぜコソ泥でくすぶってたのか謎…。
現実社会と報道と自己顕示欲が織りなすサクセスストーリー
映画好き以外あまり知名度のないタイプの映画ですが、
ファーストディで1100円ということもあって、平日の昼間の回なのに満員!
本作は、職を求めるうちに「パパラッチ」と呼ばれる報道カメラマンになった男が、マスコミの世界でのし上がっていく姿を描いたサクセスドラマ(!?)で、
2014年度の米国アカデミー賞脚本賞にノミネートされています。
主人公は、真面目で努力家で勤勉、そして、知識が豊富で頭がキレる。
頭でっかちでリアル社会との関わり方がわからない秀才オタクって感じです。
そのため、自己顕示欲が非常に強く、知識をひけらかしたり、相手より優位な立場に立ちたがる。
反面、犯罪に対しての意識が低く、特ダネのためなら何でもやらかす。
あちゃちゃなことも、顔色ひとつ変えずに平然とやりぬく。
それはどれも、現実社会と自分の行動が地続きになっていない様子。
そんなダメ人間なハズなのに、
巧妙な話術・交渉術のため、彼と関わる人は全員説得されちゃって、どんどん危ない道を進むことになっちゃいます。
ここで描かれるのは、
報道の恐怖と共に、アメリカの失業率の高さからくる、金のためならなんでもやらざるを得ない社会状況。
一部の所得者を満足させるための娯楽としての報道。
その報道の分だけ、低所得者に犯罪が降りかかる。
それを描いた映画を観て面白がっている観客。
ニンゲンに好奇心がある限り、この負の連鎖に終わりはないということです。
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