劇場公開日 2015年1月9日

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「96時間 潮時」96時間 レクイエム 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.596時間 潮時

2015年5月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

最強親父、三度暴走!
娘が誘拐され(一作目)、家族皆で危険に巻き込まれ(二作目)、元妻が殺され容疑をかけられ(今回)…毎回毎回家族を襲う不幸はメロドラマも真っ青。
警察の追跡をかいくぐり、自分の手で無実と元妻を殺した真犯人を探す!

おそらく新趣向を凝らしたのであろうが、残念ながらこれが致命傷となってしまった。
このシリーズの醍醐味は、悪党共に情け容赦無いミルズの無双っぷり。
今回大部分が警察が相手故、そのクレイジーな爽快さに欠けた。
逃亡アクションもこれと言って新味ナシ。
事件の背後には悪漢の存在あるのだが、印象薄…。事件の発端を作ったのは何の捻りも無く結局アイツだし。

そもそも脚本や演出が陳腐と言ってしまったらキリが無い。
元妻の死体が発見された場で警官を昏倒させ逃亡したのだから、疑われてもしょうがない。
自らの無実と真犯人を探す!…は聞こえがいいかもしれないが、狂気じみた独り善がりの正義。
そしていつも通り、最後は全ての暴挙が許される。

リーアム・ニーソンもこれだけ似たり寄ったりのアクション映画続くと飽きてくる。
第一作目の時のような意外性は今や昔。「フライト・ゲーム」は面白かったが。
もし、フォレスト・ウィテカーが出演していなかったら…。

これで完結編らしいけど…、次は孫が誘拐されて最強爺暴走!?
でももう潮時だと思う。

近大