プリデスティネーションのレビュー・感想・評価
全47件中、1~20件目を表示
!?!?!?!?
よくわからないまま物語に引き込まれていき、わかってきたぞ〜というタイミングで驚きの展開が続き、え、え、えーー!?となり終幕。
面白かった!
それにしてもサラ・スヌークの男装がカッコよすぎて辛い。なんだあれは。
性転換した未来の自分と恋に落ちる、なんて文字だけ読むと流石にないわ〜と思ってしまうけど、彼女の変貌ぶりが凄すぎて自然に受け入れてしまった。
必見!!
2回観たくなる系!面白い!
「ニワトリが先かタマゴが先か」
あらすじを読んで何となくウォッチリストに入れっぱなしだった本作品。
パラドックス系も大好きだけど、これは度肝を抜かされた展開だった!
もう何も調べず先入観無しに観て欲しい。
分かると驚愕
入りから、「何が起きたんだ?」から始まり、バーの場面になる。青年が実は女優さんが演じてることにびっくり。マスターは、青年の生い立ちを聞き、過去にタイムスリップして絶望に追い込んだ男を殺しに行こうと誘う。全てが偶然じゃなくて仕組まれたことで、最後まで見ると「ん?」と何回か戻って確認したくなった。
確かに顔が燃えて、全然別人になったって言ってたし…。自分を絶望にやったのが実は自分って所に驚いて、え~ってなってたのに、実はあの爆弾魔も?!ってなって、混乱した。いや、でも予想外すぎて面白かった。
ただ宿命ってやつをかざして 立ち向かうだけなんだ
爆弾魔フィズル・ボマーがニューヨークを震撼させていた、1970年とあるバーにて。
“女子”だったと言う青年はバーテンダーに身の上話を始める。
孤児院で育ち、周りと少し違っていた“彼女”は、18歳でとある男性との子供を妊娠する。
しかし、その彼は失踪し、自身の子供も誘拐される。
自分の人生を壊した男への復讐のために、秘密を抱えたバーテンダーと共にある行動をとるが…
前情報ゼロで観た方が面白い。
途中でこの話のタネに気づけばオチは想像できるけれど、オチが分かっても十分面白いし、このタネに気づいてからガラッと印象が変わる。
察しのいい人なら、冒頭の整形で気づいてしまうかも。
青年の身の上話から、てっきり男たちへの復讐劇的なジェンダー作品なのかと思っていたのだけれど…
時空を跨いだ壮大なストーリーに見せかけて、本当はとても狭い世界で繰り広げられる内輪モメ。
自分が自分と出会って、
自分が自分に話して、
自分が自分に同情して、
自分が自分を助けて、
自分が自分と恋に落ちて、
自分が自分とヤって、
自分が自分の子供を妊娠して、
自分が自分の子供を拐って、
自分が自分を追って、
自分が自分を殺す
自分の尾を食う蛇は食べるのをやめたのだろうか。
宿命からは逃げられない。
自分に対しての被害者も加害者も、結局自分だったりじゃなかったり。
タイムパラドックスを利用した巧妙な時間&ループモノ。
イーサン・ホークの演じ分けとサラ・スヌークの見事な男装も素晴らしかった。
ってか、あのほんの少しの描写だけでR-15って…
何でもありになっちゃった
前半は淡々と進みすぎて、「これどうなるんだ」と思ってたら急展開。
緩急のある展開が良かったです。
実は同一人物だというのが連続で続くのはいいけど、爆弾魔だけは無理矢理ですね。
記憶に不具合がありますだと何でもありになっちゃう。
全員同一人物というのを目指したいがための言い分。
エレガントな話にしようとしすぎましたね。
観てる側を騙したいなら、登場人物をもっと多くしないと。
顔を替えた人=これまでに出た人物の誰かだろうと予測できるから、他にいないですもんね。
鶏が先か卵が先か
12モンキーズのように、タイムマシーンを利用して、未来に起こる惨劇を未然に防ごうとする話。さらに、もうひとひねり加えられているかが。
タイムトラベルで常に起こりうるタイムパラドックスの問題を、敢えて逆手にとって面白さに変えた タイムトラベルものの傑作のひとつだ。
冒頭はいかにもSF映画らしい出だしだったが、その後すぐに主人公がバーテンダーになっていて、その店にハンサムな男性客がやってくる。ジョークを言ってくれないかと言われ、バーテンダーが「鶏が先か卵が先か」の話をする。あとで、この言葉がまさか重要な伏線になっていたとは思わなかった。青年が、「私が少女だった頃・・・」から始まる独白が延々と続き(私もバーテンダー同様、青年が私が“少女”だった頃、と言いだしたのには驚いた)、タイムマシーンものの映画にしては関係のない話が長すぎないかと思ったが、あとでこれも重要な話だったことがわかる。個人的には、彼(彼女)のこの話が一番面白かった。このエピソードをもとに別の映画にしたほうがよかったと思ったくらいだ。この女性、どこかジョディ・フォスターに似ていて、最初はそれほどでもなかったが、映画が進行していくうちにだんだんとその魅力に引き込まれてしまった(好きになってしまった)。
肝心の、主題のほうは、タイムマシーンものでは常に矛盾が生じるが、この映画でも同じ疑問が生じた。しかも、こちらはさらに時空の無限ループのなかでの「鶏が先か卵が先か」という問題も生じている、というか、それがこの映画が言いたいことだったと思うが、どうしても矛盾がしっくりこない。ただ、逆説的に言い換えれば、このタイムパラドックスそのものを楽しむ映画かもしれない。
いずれにしても、前述のとおり、私が少女だった頃の話には惹きつけられた。眼鏡をかけた彼女は魅力的で、このエピソードの部分だけでも見る価値があった。あとで知ったが、ジェーンとジョンが同じ役者だったとは驚き。
衝撃の展開に開いた口が塞がらない。事前知識は無しで観た方がいい。
「タイムリープもの映画」を調べていた時に見つけ、結構評価が良かった本作。
内容に関する事前知識はほぼ無く、「タイムリープもの」という程度の認識で鑑賞いたしました。
結論、タイムリープ作品の面白さをこれでもかと詰め込んだ名作でした。
・・・・・・・・
過去と未来を行き来することができる時空捜査官(イーサン・ホーク)が、各地で発生する連続爆破犯を捕まえるために1970年に訪れる。バーテンダーとして身分を隠して働いていた彼のもとに訳アリの小説家であるジョン(サラ・スヌーク)が客としてやってきた。ジョンから、過去に出会った男によって人生が狂わされたという身の上話を聞かされたバーテンダーは、ジョンとともに過去へと渡り、男への復讐のチャンスを与えたのだった…。
・・・・・・・・
この映画、「タイムリープもの」という事前知識がある状態で観ていると少し驚かされます。映画冒頭に爆弾魔との格闘シーンがあったかと思いきや、時空捜査官である主人公はバーテンダーになっていて小説家の身の上話をしばらく聞かされます。多分上映時間の半分近く小説家の身の上話を聞くパートです。全然タイムリープしません。ひとしきり身の上話を聞いた後に、ようやくタイムリープマシンが登場し、過去に移動します。
映画観ていて何となくわかることですが、この映画のストーリーの肝は小説家の身の上話です。小説家が過去に経験したものの中に、自分が過去に行って干渉した事象もあるということですね。正直序盤の退屈な身の上話をしっかり聞いていないと後半の展開についていけないので注意が必要です。以前私がレビューした大泉洋主演の『アフタースクール』という映画と同じような「比較的動きも無くて退屈な前半パートをしっかり観ていないと後半の伏線回収が楽しめない」ってタイプの映画ですね。
原作小説の邦題が「輪廻の蛇」というそうです。多くの方が自分の尻尾に噛みつく蛇であるウロボロスを想起すると思いますが、映画の終盤でこのタイトルが回収されます。映画の劇中に何度か「卵が先か鶏が先か」という話が出てきますが、このセリフも結末を暗喩するものになっています。
この映画を観て実感したんですけど、伏線回収系やどんでん返し系の映画は「どんでん返し系ですよ!」っていう触れ込みで観てしまうと面白さ半減する気がします。少なくとも本作に関しては、映画の結末に繋がる重要なキーワードを比較的分かりやすく提示している映画ですので、伏線を探そうとして身構えてしまうと「これ台詞は伏線だな」と気付いてしまう構成になっていたため、ラストにある「衝撃の結末」「衝撃のどんでん返し」が中盤で分かってしまい、そこまで衝撃度は高くなかったように感じました。多分「どんでん返し系映画」という事前知識が無ければ気付かなかったと思うので、記憶を消してもう一度見直したい気持ちでいっぱいです。
衝撃の展開が楽しめるタイムリープ作品としては非常にレベルが高い作品だったと思います。オススメです!!
えっ、え〜!!
という途中からラストまでの怒涛の展開。タイムトラベルものは何度もされるとついていけない。テネットもそうだったけど。結局ジョン、ジェーン、爆弾魔は同一人物だったと言うのが何となくわかった。自分と自分の間に生まれた子が自分って、、今まで無かった。ラスト、ジョンはこの先爆弾魔になってしまうのだろうか?他のサイトではロバートソンも未来の自分とありましたが、そうなると究極の一人芝居。複雑だけど、重厚なストーリー。鶏が先か卵が先か、どっちなんだろう。。
複雑で、シンプルな物語でした。
複雑すぎるSFの物語。でも、全ては繰り返しのシンプルな構図。正直、自分が理解し切れているかどうか不安なのですが、全ては繰り返しの物語だと理解しました。冒頭で、「鶏が先か卵が先か」という問いかけが、物語の全てを象徴していて、その繰り返しであるという構図がとても気に入りました。ただ、結末がモヤモヤとしたままなので、少し消化不良気味。自分の理解不足のためかもしれませんが。ネタバレするなら、たった一言。「全部俺」
どんでん返しには驚くが、満足度は★★
『未来は変えることができるかもしれない』と希望を抱きながらも、結局そうでないとわかり、絶望の末、最後には爆弾魔となってしまう男の数奇な人生を、タイムパラドックスという手法で描いたSF作品。
全て1人の男(女)の物語であると分かる最後のどんでん返しには驚きを感じたものの、タイムパラドックスの設定が逆に取っ付きづらかった。
個人的には手法どうこうよりも、人物に重きを置きたいと思う方なので、出生、出会い、別れ、妊娠、子供を奪われる、両性具有・・これだけでも内容が濃い上に、時間が行ったり来たりするので、共感しづらかった。
数奇な宿命を背負った主人公が最後には爆弾魔になってしまうまでを、イーサン・ホーク演じる主人公視点でもっと描けていたら、作品としてより見応えがあったのではないかと思う。イーサン・ホークなら、ホアキン・フェニックス演じるジョーカーに匹敵するくらいのものが出来たのではないかと感じる。そういうものを見たかった。
時系列が複雑
大変面白かった。
ただ趣味じゃないので3.5。
時系列が複雑でどうして?なんで?って思うことが多々ありついていけなくなった。
特に何故ボマーになったかの説明がないためはてなマークで終わっちゃったかな。
一回見ればわかる様もう少し単純にして欲しかった。
🐕自分の尻尾を追いかける犬🐕
話が抜群に面白かったわけではなく、話が解らなくならないようにとの緊張感で、一切寝落ちせずに食い付いて観てましたが、
一つ一つの場面はなんとなく理解できても、振り返って繋げてみた時に、
え〜と‥だから¿?🤨¿?となってしまい、それは私の脳のスペックがこのお話を作った人よりも低いから🤦🏻♂️
メビウスの輪かエッシャーのだまし絵の通路の上を歩かされてるような気分になるお話。
自分が未来から来た自分に会って、産んだ子が何故か自分で、任務に失敗して焼けた顔を再生したらもう1人の方になって、それが爆弾魔になって🙄❓❓‥ 🤯 いや、やっぱり人にちゃん解説できるほど理解できてないや😑
タイムマシンなんかできちゃったら好き勝手に行くヤツが絶対居て、もうそれこそ世の中わやくちゃになりますわ🤷🏻♂️
でもそのぐちゃぐちゃの混沌の中で奇跡的に取れた均衡が今の世の中だったりして🤨
実は意外と骨太な人間ドラマで、見応え十分❗️
『自分の尾を喰らう蛇』の話が2回くらい会話の中に出てきましたが、この古代文明の頃から伝わる象徴〝ウロボロス〟の絵を想起させる脚本がなかなかニクイ、というか親切な配慮で、途中で時間の流れが混乱しちゃう私のような頭の鈍い奴でも、最後に合点がいくように導いてくれたのだと思います。
終わってみたら、見事に納得。まるで、ラングドン教授の象徴学による謎解きのようでした。
ところで、前半の告白です。
私が少女だった頃…
何気なく語り始めた、〝彼〟のこの台詞。
「メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を…」
と同じくらい、え?なに?どういうこと?
と一気に引き込まれました。この作品はSFだけど、実はヒューマンドラマ要素が強いのだよ、とそれとなく観るものの感性を誘導する効果が、確かにありました。
そう思って振り返ってみると、生きる目的が〝自己の成長〟ではなく、〝過去の自分の修正〟にすり替えられていく過程が『自意識との格闘』というテーマにも繋がって見えてきます。
そもそもどちらが先だったのかよく分からなくなっていく描かれ方は、妄想と現実の境目がよく分からなく描かれていた『勝手にふるえてろ』と同じようにも見えるのでした。
想像を超えた結末。
こんなに何回もどんでん返された作品は他にはないですね。結局、4回ぐらいひっくり返されましたかね(笑) 大オチについては、エンドロール入った瞬間は「どういうこと?」って混乱したけど、エンドロール中に整理できて、このすっぽりハマる感覚は見事でした。ジェーン、ジョン、ジェーンを捨てた男、ジェーンの娘、バーテンダー、フィズル・ボマーが全員同一人物だったというオチはなかなか衝撃的でした。まどろっこしいタイムパラドックスなんて、クソくらえ!と言わんばかりに同じ人間が接点持ちまくりな展開は潔くて斬新です!
ただこの大オチ以外の部分は意外とシンプルな作品でした。前半のジョンの自分語りが長かったこともあって、ストーリーのボリューム的というか起伏はそこまで大きくなかったです。
まさに、このオチの一点勝負!といった印象です。まあ、この大オチだけでも見る価値はあるんですけどね。
あと、なぜR−15の設定だったんでしょうか?グロテスクだったり、エロティックな描写はなかったような気がしましたが。。
前半の回想話にて先読みしようとする悪い癖が出た私
ある巨匠に御紹介頂きました作品をピックアップ!
時空をある程度何回か過去や未来へと飛ぶ事が出来る時空エージェントが、連続爆弾魔を追いかけるついでにある青年と出会い物語が進みます。
内容的には爆弾魔とエージェントとの鬼ゴッゴでは無く、歴史的個人伏線回収型で脚本的には見事である。
鑑賞後、余韻にも浸れる。
ですが、私気分的には、半分「ふ〜ん」もう半分「おおっ?!」
何故かって?
映画オタクって先読みしすぎる所あるんですよね〜。
前半の回想話にて後半2〜3割ぐらい先読み正解。
これが損している!バカバカバカと。
素直に観りゃいいものを!
回想話も含みありありの親切すぎる。
あと、映画comさん内のあらすじも先に見てしまったのも悪い。小説名も見てしまったものだから、楽しみ方を間違えてしまった。
ポスターだけにしとけば良かったと後悔。
星4.5〜5は付けたい気分だが、ひとつだけ不自然な所が。
それは両性具有の人間の存在。
これだけ性器構造上ピンと来ず、受け入れられなかった。
(そんな事言ったらタイムスリップだって現実性的に同じだろうが!と誰かに突っ込まれそうですが、)
あと、宿命よりかは運命を信じたい私がいるので!
シックスセンスの幽霊ネタといい、この作品といい、よく出来てます。
だけど、私は何故か上記の神秘的ネタ等を使わずに、現実的なネタのみで伏線回収し、驚かせてくれる様な作品を待ってるんだろうな。
無理だろうけどw
全47件中、1~20件目を表示