ターミネーター:新起動 ジェニシスのレビュー・感想・評価
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まさかの展開なのですが、、、
それなりに楽しめました。
やはり映像美等は最高に良かったです!
ストーリーに関しましては、まさかジョンコナーが?!
といった感じですが、僕的には正直煮え切らない内容でした。しかもサイボーグじゃないし!!
もちろん迫力は満点ですけどね。
まぁしかし今回は何よりもシュワちゃんが復活ということで、それだけでもかなり映像として締まるなぁという印象です。
こういう映画こそ皆さん、劇場で3Dで楽しんでみてはいかがでしょうか?
もう終わりにして…
前半は第1、2作をモーラスタートだったが
、「過去が入れ替わっている!」と新3部作といわれている今作のスタートだったが、中盤からの新型が出てきてから…「なあにぃ…やっちまったなあ」状態❗前作も想定外だったが、今回も………
もう今回で終わってほしい。T1、2がよかっただけに…(._.)
前半最高!
予告を観たとき「サラ・コナー若すぎじゃない?!」って思ったけど、色気もちゃんとあって思ったより全然良かった。
イ・ビョンホンのT-1000も凄い良くて、前半は最高に面白かった!
だけど途中から「あれ、イ・ビョンホンもう終わり?!」とか「え〜、ジョン・コナーそうなっちゃうの〜。」って感じで後半がちょっとテンション下がりました。
映画作品としては
良くできてた方。
ターミネーターとしては...
という感じ。
えー、そういう展開なのーとか思ったり、今回の敵そうしちゃうのー、とか思ったり。
一番納得いかないのは最後。
えー、という感じ。
ファンほど納得いかない作品なのではないでしょうか。特に、1,2の。
僕はそこまでのターミネーターファンではありませんが、納得はいきませんでたw
うーん…
予告編でイビョンホンのT-1000が暴れるのを期待してたのに序盤であっさり死亡
そして敵ターミネーターはなんとジョンコナー。未来編ででてきたときはなんか主役顏じゃないなと思ったけど、あーって感じでした。
サラコナーはよかった
特出すべき何かがあったというより、印象の残らない作品だった。
これぞターミネーター
最初から最後まで何が起こるかわからないハラハラ感とシュワちゃん
安心すらするくらいターミネーターでした
ただちょっと真新しさがなく次につなげるためだろうけど終わり方もあっけなかったのが残念
映画館もレイトショーにかかわらずほぼ満席なのは驚いたな
キャストにも魅力無し。
公開前から、つまらなそうな気がしていましたが、その通りの作品でした。
なんの為に出てきたのかわからないT-1000、どこかで見たような要素満載のT-3000、すっかりマイホームパパになったシュワちゃんなど、目を覆いたくなるような展開ばかりでした。
そんな中、僕が一番に思ったことはキャストが酷いこと、サラは巨乳のロリコン、カイルは全然カッコ良く無いし、第一作のキャストに似せろとは言いませんが、もう少しどうにかならなかったのかと思います。
続編やる気満々ですが、あの出来では実現は無理ですね。
2が好きな人は賛否分かれりかも。
割と粗いが、サプライズとロマンに満ちた脚本で良い。
1、2観てれば絶対面白い。
ただ、2が好きでジョン少年とシュワちゃんの物語に感動した! だという人はこなり飲み込みずらいだろうと思います。そりゃねえよ、と思うかも。
その辺、わりきれば高レベルのエンタメでした。
アクション凄いけど、物語が少し複雑。
字幕版で鑑賞。
ターミネーターは1~3まで観ました。
でも、だいぶ前に観たので、物語がちょっと忘れてしまいましたが、それなりに楽しめましたw
今作は3種類のシュワちゃんが登場しました。
本当にリアルすぎる!それにかっこよすぎる。相変わらずショットガンが似合いすぎw
シュワちゃんが「I'll be back」と言ったあと、ヘリからまるでロケットの如く敵のヘリに突っ込む場面は豪快でしたね!あと、スクールバスが一回転するシーンも鳥肌が立ちました!
CGやアクションはめちゃくちゃ凄かったのですが、ストーリーがよくわからなかったです。というか複雑でした(^^;
エンドロールでちょっとだけおまけシーンがありましたが、あれは続編があるのかな?←あくまでも予想ですw
ターミネーターまた見直そうかな~
最後の最後で
今作は最後を除くと非常に面白い映画だった
カイルリースが過去に送られるまでの経緯
若いシュワちゃんと年老いたシュワちゃんの殴り合い
T-1000に追いかけられるカイルリース
シュワちゃんとサラコナーのやりとり
T-1000を倒す瞬間
そしてジョンコナーが敵役として登場し、そいつがメチャクチャ強いこと、ヘリでの戦いなど、とてもワクワクした。
また、T-1000を演じていたイビョンホンも思っていたのよりもはるかに良かった
前半は、旧作へのオマージュが散りばめられており、旧作を見たことがあるとより「あ、このシーン見覚えあるぞ〜」「あのシーンの前にはこんなやりとりがあったのか〜」といったようにさらに興奮度が増す
中盤から後半にかけては新たなターミネータの作品として楽しめる
しかし、最後の最後で「やらかしたな〜」と思った
サラコナーをずっと見守ってきたシュワちゃんがジョンコナー扮するTー3000を道連れにして破壊するシーンは感動した、 本当に良かった
しかし、感動しているやさき、シュワちゃん復活「なんでやねん」
復活せんでよかった 復活せん方が感動できてよかった
またスカイネットが消え、未来は平和になった雰囲気だったのにスカイネットがエンドロールの途中でまさかのまだ生きていること発覚「なんでやねん」
平和な感じで終わって欲しかった いつになったらスカイネットは滅びるんやろ
しかし、最後の最後を除くと、とてもワクワクした非常に面白い映画だった
見る価値は大いにアリ
ターミネーターファンを裏切る内容
ネタが尽きてるのも分からんでもないが、今までの流れを崩し過ぎ。
今まで一貫して作り上げて来たカリスマのジョンコナーを悪役にするのはあかんだろ。しかも何故この俳優?もうカイルの話になっちゃってるし。前作がそれなりに良かった故に本当に残念。
老体のシュワちゃんをどう活用するか迷った挙句の、サイボーグも歳をとる、ってそりゃないだろ…
かなりがっかりでした。
予定外にハンカチの出番
ターミネーター1とのリンク具合がとても楽しめました。
ナイキのスニーカーには思わず笑いが溢れ、若いシュワちゃんをぶちのめすシュワちゃんに興奮しました。
ターミネーターが感情を動かすところに思わず涙。
まだ続きそうなので次回作が楽しみです。
酷い出来だが・・・シュワちゃんかっこええ!!
一言で言うと
「シュワちゃん演じるT-800が好きで、T1、T2の世界を完全破壊されても文句を言わない人なら楽しめる」
映画です。
以下激しくネタバレ
とにかくシュワちゃん(以下おじさん)が格好良すぎる!サラがピンチの時に毎回颯爽と現れビシッと決めてくれます。その姿はどこぞの不死鳥の兄貴を思い起こし、熱くなります。そんな彼の姿がこの映画の全てといっても過言ではありません、良くも悪くも・・・。
以下おじさんの格好良いシーン
①夢の対決
T-800(若いシュワちゃん)出現!
↓
おじさん「待ちくたびれたぜ」
↓
ガチガチ殴り合う両者、びびる不良
②サラを助けるおじさん
サラ、T-1000を酸のトラップにかける
↓
T-1000、瀕死の状態でサラに最後の猛攻
↓
おじさん登場、T-1000を掴んで自分の腕ごと再び酸のトラップにブチ込む
③シビれる演出
おじさん「アイルビーバック」(デデンデンデデン)
もう一つ格好良くは無いが良いシーンがあって、
仲が悪いカイルとおじさん
おじさん「(自分は)古いタイプだが、ポンコツではない」
↓
なぜか弾倉早込め?対決に
↓
突如おじさんの手がうまく動かなくなる
↓
おじさんの老朽化に気付くカイルと、それに気付くおじさん
↓
おじさん「古いタイプだが・・・」
カイル「ポンコツではない!」
この奇妙な友情?に熱くなったのは僕だけじゃないはず!
あとエミリアクラークが非常に良かったです。正統派美人って感じで。よく見るとリンダハミルトンの面影があるように思えます。
以上良い点をまとめたんですが、それをぶち壊す勢いでストーリーが酷いです。僕は普段からベイ監督作品やマーベルコミック作品を見て鍛えてますが、それでもどうしても耐えれない事が一つありました。
ラスト、おじさんがT-1000になっちゃった・・・・
こんなので次回作を匂わせる事されても見る気がしません。
というか製作は黙って未来編作っとけば良かったんじゃ!!
何で今更リブートするんや!!考えられへん!!!
釣りバカかよ!
オリジナル版に思い入れがある自分としてはちょいといただけないリブート版でした。
とにかくキャスティングがヒドいなと。もうこれには終始違和感を感じずにはいられず、お陰で全く感情移入できませんでした。
ジョンコナーは今回は悪役だから強面のジェイソンクラークでもまぁ良しとして、サラコナーとカイルリースはもう全然違うだろーと。
オリジナルのリンダハミルトンとマイケルビーンのカップルは実にロマンティックだった。
しかし今作のサラコナーは特にヒドい!
サラコナーと言えば女戦士というイメージを持つ自分としては今作のはただの子供にしか見えず。
「ダイハード5」のマクレーンの息子がカイルリースってのもただの筋肉バカにしか見えず。
そしてこの2人がカップルになるってのも全然ドキドキできませんでした。
あっ、でも前半のみの登場となったイビョンホンのT-1000は以外とよかったかなと。
ガッカリなのはキャスティングだけではなく、何だか今回は字幕の訳し方も気になってしまった。
シュワ演じるターミネーターは終始「オジサン」と呼ばれまくるが、英語にうとい自分としてはこの「オジサン」ってのはふさわしい訳なのかなと。
さらにはサラコナーとカイルリースの性交を「合体」と訳してたけどまさかターミネーターが「釣りバカ日誌」から引用するのかよと。
良かったとこと言えば、ターミネーターシリーズの方程式として、ジョンコナーを守るってのがあったのが、今作では逆転の発想でジョンコナーこそ殺すべきという文字通り「新起動」させたアイディアはなかなかでした。
あとやはりオリジナル版が好きな自分としては前半に1作目のシーンを復刻させていたり、オリジナル版には無かったタイムトラベルのシーンを描いてくれたあたりは良かったなと。
ただ今回お客さんが満杯で、これって一瞬CGでしか登場しなかった前作の反動なのか、シュワルツェネッガーが本格的に出るってだけで、やっぱり皆シュワがでるターミネーターを楽しみにしていたんだなと痛感しました。
今作の魅力はそれにつきるのかもしれません。
ドラマを見ていないせい?
理屈は判るけれど、それをやってしまうとキリがないよ〜〜、なストーリーでした。
オリジナルの良さが失われていく気がして残念。
キャストのイメージも同様で、クリスチャン・ベールがジョン・コナーを演じた『4』が物凄く良かっただけに、終盤クライマックスの頃には液体金属ではなく睡魔に襲われた私…。
あぁ、『4』で終わりにしておけば良かったのになぁ〜。(若き日のカイル・リースも似てたし)
何でもアリ、は逆に面白みに欠けます。
シュワちゃんターミネーターも老けてまぁるくなった感溢れて、強い(人間の)おじいちゃんにしか見えなかったし。
あれ?
これってセルフパロディ映画だったの!?
でも、それでも日本人はシュワちゃんとターミネーターが好き!(ですよねー)
にわかは見ない方がいい
レビューを見ると、全く理解してない人が多すぎる。
ターミネーターシリーズをアクション映画として作ってると思っているのか。
1はアクション。2以降はヒューマンドラマとして鑑賞しなさい。
今作の過去作品、キャメロンへのオマージュは素晴らしかった。
素晴らしかったがくどいので、3の時のような散りばめる程度でも良い気がする。
1の再現はオマージュというよりはストーリーに必要なの部分でもあり、興奮した。
2の時に死ぬ程泣かされた、ジョンと800のやりとりをより深く今作で感じれた。
ターミネーターの忠実さ、一途な愛。
幼いサラを育て、さらに84年からの30年をサラの為だけに待つ。
ジョンの時は数日の間の成長だったが、今作では数十年をサラの為に過ごす。
人に扮して働いたり、来るその日の為に武器を集める。サラが子供の時に描いたオジサンとの思い出も部屋に飾る。
そこにはターミネーターという機械は居ない。
確実に、サラと成長した愛のある人間の姿。
そんな健気な想いを胸に、最後の『マイサラコナー』には涙が出てしまった。
信用し切っていないカイルに託すのは素晴らしい。
アクションは微妙、キャストはミス。
サラはかわいすぎて、いまいち入らない。
最後泣かせておいて生きてるんかい。
などとツッコミ部分は多い。
次回があるならオリジナリティーを追求して、キャメロンのターミネーターを越える気持ちで作って欲しい。
今の時代ヒットは難しいだろう。
作品への愛が無いと、感情移入ができないだろうし、ターミネーターという素材は時間が経ちすぎてる。
にわかで考える知能が低い方はこの映画は理解出来ないのではないか?
わかりやすいアクションでもどうぞ。
いい映画を見たあとの余韻に浸れる
幼い頃に1、2を少しだけ見ただけなのでほとんど予備知識が無いような状態でしたが、それでも十二分に楽しめました!
タイムマシンを駆使して、複雑に絡み合う時空軸を移動し過去と未来を変えていくというようなイメージでしたが実際移動したのは二回だけでうち一回はT-800とサラに出会い、そのあと更に未来へ移動するというだけだったので難しく考えることなく見ることができました。
あの名言「アイルビーバック」も再び聞くことができますし、過去作品をオマージュしたような場面もありましたので、過去作品は全部見た!というような方はニヤリと出来ると思います。
映画を通して最も印象に残ったのは、機械と人間の関係性でした。
映画内では機械のことを意思を持たないただのプログラムで、それが変わることはないと思っている人たちが大半ですが
T-800は幼少期からサラを守りながら育て続けているうちに、他の機械にはない感情のようなものを持ち合わせていように思えます。
悪役を含め、目的を遂行するためなら手段を問わず粛々と行動する他のターミネーターたちとの対比が際立っていました。
最終的にジョンを道連れに電磁場発生装置に残ったT-800は「俺のサラを守ってくれ」といい、涙を浮かべながら(意見は分かれると思いますが、私にはそのように描写されているように見えました)ジョンを押さえつけます。
サラを守れとプログラムされているから、と言われればそうなのですが、機械であってもそれ以上の感情を持つことができるということが製作者が伝えたかったことなのかと感じました。
最終的にはT-800は「アップグレード」して復活し、再びサラとカイルと三人で幸せな生活ができることを予期させるエンディングでした。
しかし、過去作品とは一転し、一気に悪役と化してしまったジョンですが自分にはどうにもならないことであぁなってしまったのではあまりにも報われない…
何か救いが欲しかった。
レビューをこのように書くのは初めてなので読みづらい部分もあると思いますが、映画を観る際の参考になれば幸いです。
楽しかった。
はからずも公開初日に観賞。T2が面白かった位の期待度だったが、さすがのCGと勢いのあるストーリー展開で2時間強しっかり楽しめました。70歳近い往年のスターが大味なアクションでもっさり頑張る話かと思いきや、納得感のある設定に安心して観賞。
あとサラコナー役の女優さんが可愛い。
知らなかった女性キャストが可愛いのは良いなぁ。
人間たちはやり過ぎなくらいに時間移動をくりかえすのにたいして、シュワちゃん演じるT-800は人間と同じ時間軸できっちり老化。
外見だけじゃなく、なかの機械もポンコツからのスクラップか、と思いきや、T-1000を取り込む形でバージョンアップ。
ジョンコナーの変化、スカイネットの終焉、エンドロールの伏線、まだまだ続くよ、なサービス精神旺盛な王道のハリウッド大作でした。
CG満載、ゴリゴリアクション+ラブなアベンジャーズより少なくとも10歳位年齢層の高い客層の渋谷の夜でした。
それにしてもT-800を送り込んだのは誰なんだろう…。
すべてを台無しにした映画
この映画の予告を見てからというもの一抹の不安が絶えなかったがその不安は見事的中
こういうタイムトラベルものはタイムトラベルしまくってしまうと収集つかなくなる典型的な作りになってしまった
色々愚痴りたい事が山のようにありすぎて頭が整理つきませんが
・T-1000は誰が過去に送ったの?
・カイル送る時にコナーが襲われてT-3000になったけどスカイネットからしたらそれで機械側の勝利なんじゃね?
・最後にグレードアップしたT-800は未来から来たの?それとも液に浸かったから?
・3同様に時期はズレても結局のところ審判の日は訪れるんたろ?(まあこれはエンドロールの途中で続きを匂わせていたがグレードアップT-800が未来から来たのならスカイネットほろんでないじゃんって突っ込んでいた)
まあまだまだ言いたい事はありますが俺的にはちゃんと4の続きをしっかり作って欲しかった
そして未来で決着をつけて欲しかったもう4はなかった事になってしまってる
今からでも遅くない、この映画をなかった事にして4の続きを作ってくれ
ターミネーター再起動なるか?
まず最初に私はシュワちゃんのファンだが、州知事から再び映画界に戻ってきてくれた時に嬉しさと共に不安感があった。それはターミネーターを再び演じるということだ。シュワちゃんが戻ってすぐにこの噂が出始めており、それが事実であることが判明した時、私は「あぁ・・・やってしまうのか」と。
シュワちゃん=ターミネーターは当然のことだが、彼は既に65歳を超えてしまった。日本で言えば前期高齢者に該当してしまうのだ。
つまり私の思いとしては「過去の栄光に拘らず、今のシュワちゃんだからこそできる新しい作品にチャレンジして欲しい」というものだった。
しかしファンである以上、観ないわけにはいかない。ましてや「ターミネーター」というからには尚更だろう。この作品は私にとっても特別な思いがある。
前置きが長くなったが、本日観てきました。
まず最初に「よくぞ帰ってきてくれた!」と言っておこう。
観る前に抱いていた不安感は見事に打ち砕かれ、非常に充実したひと時になった。
その要素としては現在のシュワちゃんに(現67歳)とT-800の設定が非常に適した形になっているということが大きいだろう。
過去のシュワちゃんが演じたターミネーターは、上下レザーの服装にサングラス&大型バイクを乗りこなし、重火器を容易く扱い、人間離れした力を持つという「お馴染みのスタイル」。
しかし今作の舞台となる新たなる次元のT-800は「年相応の外観」へと変わっており、サングラスも大型バイクもなし、自然な形となっている。また外観だけでなく中身=金属骨格の方にも「老い」を彷彿させるシーンがある。しかしこれらは違和感を覚えるような演出ではない。T-800は本来人間と同じ生きた組織をその骨格上にまとい、人間社会に溶け込み任務を遂行する。つまり月日が経てば当然表面上の変化が発生してくる。また中の骨格も長い歳月が経てば多少のガタも生じるのは自然と言える。(我々の身近にある車と同じようなものだ。メンテナンスをしなければ徐々に不備が生じる)
またその「性格」も重要だ。ターミネーターに「性格」というのも変だが、今回のT-800は幼少期のサラを守るために現われており、その後もサラと共に過ごし様々な人間の心理を学んできたと思われる。その結果より人間により近ずいた存在になっており、従来のターミネーターよりも親しみやすい印象・更にその外観が合わさり特有の「冷たさ」はではなく「温かさ」が生まれているように思えた。
これらの要素が今のシュワちゃんを再びターミネーターを演じる上での大事なものになっており、もしこれが今までのスタイルをそのまま再現したら恐らく観客達は「無理してるなー歳なんでしょ?」と思われマイナス要因になりかねない。私は良い選択だと思っている。
しかし「それってもうターミネーターじゃなくね?」と思う人もいるかもしれない。いや、いるだろう。
安心して欲しい。人間に近づいたとは言え、彼は人間ではなくターミネーターだ。状況に応じてその人間離れした力を発揮する。
壁や鋼鉄のドアを簡単にぶち破り、バスを片手で支え、敵は徹底的に叩きのめす。
そして今回の戦闘の見所は「肉弾戦」が多いというところ。
もちろん銃火器を使用した派手な銃撃戦も見どころではあるが、やはり「人間離れしたパワー」を発揮するには「肉弾戦」だろう。
今回の敵であるT-3000が性能的に上回ると分かっていながらも、壁をぶち破る体当たりや、重いパンチのラッシュ、投げとばししなど胸が熱くなる場面が多い。
そして敵対するT-3000も魅力的なキャラクターになっていた。その機能はナノ粒子細胞から形成されており、ジョンコナーを取り込んでいる。なので外観から記憶や振る舞いは人間そのものでサラとカイルを翻弄し「機械でも人間でもない」存在となっている。このT-3000の良いところは「強いけど勝てないこともないかもしれない」という力の設定。
あまり過去作を引き合いに出すのもあれだが、T-Xを思い出してもらいたい。未来兵器は内臓してる、機械のプログラムはいじくる、力はある、防御力もやばい・・・という「力の差が大きすぎ」てしまい、なんじゃこりゃ状態に。
その観点からいくと今回のT-3000は程よい(現実味のある)強さといえるだろう。
さて完全にシュワちゃんのみに焦点を合わせてしまったが、物語も満足いく内容になっており、サラやカイルもキャラが崩壊することなく描かれ、個人的に物議をかもしたT-1000を演じたイ・ビョンホンも本家ロバートパトリックまでとはいかないにしろ、かなり再現できていたし、今作が単なるリメイク・リブートではないのは間違いない。
新たに刻まれていく歴史をカイル、サラ、T-800はどのようにむうかえ撃つのか?
そして、個人的に一番気になったあの激戦から生存したT-800。
欠損箇所を液体金属で補ったと思えるT-800とT-1000型のハイブリット型になったということか?
(この点は序盤のT-1000が昨日停止させたもう1つのT-800を、自らの身体の一部を破損箇所に流し込み再起動させたとこが伏線と思われる)
色々気になる点を残してくれたが、今作がターミネーターの新たな起爆剤となり続編を更に盛り上げてくれることを期待したい。
あと3回は観に行こうかな!!
全102件中、81~100件目を表示