フューリーのレビュー・感想・評価
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戦争をするということが描かれていたと思う。 戦争の残酷さ、心とは真...
戦争をするということが描かれていたと思う。
戦争の残酷さ、心とは真逆の行為をするという辛さ、そして狂気、悲惨さ。
ストーリーが進むにつれてそれぞれの本当の人間性が見えてきてラストの先頭シーンは切ない。
こういった現実が本当にあったことだったのだと思うと胸が痛くなる。
しっかりと伝わってくるものがあって良い作品でした。
戦争映画としてはありえない 戦車映画で及第点
戦車映画として見るなら、M4A3E8-76ミリHVSSダブルピン、M4-75ミリVVSSと型式違いが見て取れて良き
ものほんのtiger1も良き、ちゃんと弾種の使い分けも良い
戦争映画として見るなら駄作以下
最後の動けない戦車一両に武装SS大隊が負けるとか正直ありえない
WW1かってくらい機銃に正面攻撃とか受け狙いとしか思えない
後、アメリカ人的にかっこよくブラピが死ぬために随伴歩兵なしで戦車小隊での拠点死守命令とかそもそもありえない
ウクライナ戦争に置き換えちゃう
日々のニュースはロシアの🇷🇺ウクライナ侵攻🇺🇦
マリウポリの壊滅的な爆撃や市街地を戦車が走る映像をリアルにTVで見れるいま。2022年3月
この映像、どうしても現実に置き換えてしまう。
きっと戦車戦ってこういうんことなんだろう。
戦車がどんな働きをするのか、なんてシンプルにしか考えたことなかったけど、命をかけた、こんな戦い方なんだろう。
ノーマンの人を殺したくない、という始めの抵抗から、生き残るために、自国のために、戦わねばならない兵士としての行動への変換に苦しくなった。
これが戦争。
きっとロシアの兵士の中にも苦しんでいる人がたくさんいるんだね。
映画🎬ならまだ見てられるけど、現実のこの現状、見たくはないが、決して目をそらしてはいけないとあらためて思った。
リアル戦車映画として鑑賞 前半は何気ないヨーロッパ戦線の一コマ。 ...
リアル戦車映画として鑑賞
前半は何気ないヨーロッパ戦線の一コマ。
(
(演出上)主人公ノーマンの席を用意するため、大したことない戦闘でFURY号のクルーは命を落として、ノーマンはその補充兵として適当に配置されます。
訓練を終えたばかりで実戦経験のないノーマンを与えられて不機嫌な戦車長ウォーダディー。
クルーと共にすれ違う避難民に下品なヤジを飛ばしたり、捕虜になったドイツ兵を拳銃でとどめをさすよう、ノーマンに強要します。
中盤、ある町を攻略してひと時の休息シーンとなり、ノーマンは住民の女性の好意を寄せるも、ドイツ軍の榴弾砲で建物ごと女性は潰されます。
この辺りまでは、戦争の悲惨さや理不尽さを伝えているのかと思いましたが・・・
後半、M4戦車の大立ち回りのシーンに進みます。
4両編成だった小隊は、タイガー戦車との戦闘でFURY号のみとなっており、前線指揮官からSS歩兵部隊が接近しているので、ベルリンに向かう十字路を死守するよう命令されます。
目的地に着いたとたん、地雷で履帯を損傷するFURY号。
「そこは歩兵随伴しないのか?」と疑問がわきますが、とりあえずはシーンを進めます。
死守を命じられた十字路は見通しのいいポイント。
隣接して建物があるも、ドイツ軍の救護所に使われたもので、現在は死体だけが残る廃墟です。
履帯が切れたM4戦車を直そうとしますが、修理が終わるまえにSS部隊と接敵する事に。
ここからクライマックスのM4無双で主砲、M2機銃の乱射でドイツ兵をバタバタとなぎ倒しますが・・・かなり興ざめです。
擱座した戦車を演出していたので、油断したドイツ兵相手に、最初の砲撃や戦車周囲のドイツ兵を排除することは出来るでしょう。
でも、その後は日が暮れてもドイツ兵はモーゼルだけで戦車に攻撃をしかけ、M2機銃とM1919機銃の乱射でバタバタ倒れるドイツ兵。
逆にドイツ兵が放つパンツァーファウストは、全部外れます。
そんな事はないでしょう。
動けない戦車があれば、先に斥候を出して脅威でないかを確認します。
生きていると分かれば、部隊を近づけず迂回して進めるでしょうし、排除するな日没を待って後方から接近。側面と背面にパンツァーファウストを食らわせるか、ハッチから手りゅう弾を投げ込んでジ・エンドです。
リアリズムに徹するなら、そうした結末でよかったんじゃないかと思います。
単独の戦車など歩兵の敵になりえないと。
こういうの観ると戦争何もいいことないなと思う
配属されるはずないのに前線に配属されたり、数分前喋ってた人が死人になってたり、人は戦車で踏むものだったり、戦争の悲惨さ怖さ残酷さが分かります。
最後はハラハラの戦いでした。
ドキドキ
戦争映画によく出てくる人たちが多かった。
ジョーンバーサルは嫌な役が本当に似合う。
戦車vs戦車のシーンや、ラストの5人vs300人のシーンはどうなるか分からなくてドキドキした。
他のクチコミに多い様に、休憩中のシーンやそれぞれの会話など、確かに倫理観は低くて嫌な思いすることはあったが、普通に映画としては面白かった。
この映画一本で何人の人が死んだのだろう
あくまで感想だが個人的にはむごいシーンが多く感じ、これが戦争なんだと納得し、一人だけでも最後は助かって良かったとほっとする。
他の人のレビューを読んでとヨーロッパ戦線がよく理解できた。
理不尽な場面も戦争ということで片付けられるのか?
今も色んなところで起こっているクーデターや戦争も同様なのだろうか?
何も考えずに見れば戦闘シーンは迫力があり、死に方もぶっ飛ぶし死体の扱いも言葉で表せないほどえげつない。
戦場に放り込まれた気分になれるぐらい臨場感があったし逃げ出したいくらいドキドキする場面の連続。
素晴らしい映画なのだろうけれどそれ以上に戦争はあかんと強く思えた。
ドイツの人がこの映画を見た感想を聞いてみたい。
そこなんよ、所詮、戦勝国の作った映画なんや。
戦争映画として観るか、戦車映画として観るかで評価が分かれるか。 良くも悪くも「ブラピ&パンツァー」。
1945年4月、ナチス・ドイツの首都ベルリンを目前に、連合軍とドイツ軍による最後の死闘が繰り広げられていた時代を舞台に、アメリカ軍の戦車兵長ドン・「ウォーダディー」・コリアーと彼の部下たちの決死のミッションが描かれる戦争映画。
主人公ドンを演じるのは『セブン』『オーシャンズ』シリーズの、オスカーを獲得したプロデューサーにして、後に自身もオスカー俳優となる名優、ブラッド・ピット。尚、ブラピは本作の製作総指揮にも名を連ねている。
ドンの部隊の砲手、ボイド・「バイブル」・スワンを演じるのは『トランスフォーマー』シリーズや『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のシャイア・ラブーフ。
ドンの部隊に副操縦手として配属された新兵、ノーマン・エリソンを演じるのは『バタフライ・エフェクト』『ウォールフラワー』のローガン・ラーマン。
ドンの部隊の操縦手、トリニ・「ゴルド(太っちょ)」・ガルシアを演じるのは『ミリオンダラー・ベイビー』『バベル』のマイケル・ペーニャ。
ドンの部隊の装填手、グレイディ・「クーンアス」・トラビスを演じるのは『ナイト ミュージアム2』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のジョン・バーンサル。
第86回 ナショナル・ボード・オブ・レビューにおいて、アンサンブル・キャスト賞を受賞!
世界に一台しか存在しない、レストアされたティーガー戦車を用いて撮影されたという、戦車ファン歓喜の一作。
戦車に対し1㎜も興味がない自分としては「てぃいがあ」だの「しゃあまん」だのと言われても、「ふーん、あっそう🥱」という感じ。
とはいえ、本物の戦車を使った重量感のある「戦車道」描写はやはり迫力があり、かなり興奮しながら鑑賞することができた。
本作において観客の「目」となるのは、新兵のノーマン。
ほとんど訓練も受けていない状態で戦場に放り込まれる不条理と、彼が体験する地獄を観客も一緒になって味わうことができる。
唐突に仲間たちが死んでいく様や、心を通わせた女性が自らの祖国の攻撃により無惨にも散っていく様は確かに悲劇的。
しかし、何というか戦争映画のお決まりを一つ一つこなしていっているな、というのが正直な感想で、それ以上に胸に迫ってくるものはなかった。
戦争映画を観ているというよりは、ロボットアニメを観ているという感覚。
もちろん戦争の悲惨さは描くのだけれど、それ以上にカッコいいロボットに乗って戦うという楽しさが優先されているような感じ。
戦争映画としては、展開があまりにご都合主義的かつ荒唐無稽。
例えばノーマンがドイツ人の女性と心を通わせるシーン。あそこなんであんなに長かったんだろう?
さっきまで殺し合いしていたというのに、その数十分後には和姦するなんて、そんなご都合主義ある?
いつ死ぬかわからないんだから、ノーマンに女を教えてやろうというウォーダディーの気遣いが素晴らしい!✨
…とはならんよね。ほとんどレイプやんけ。
この家族団欒のようなランチシーンは本当に意味がわからんかった。
ブラピの裸ノルマ達成のためだけのイベントに見えました。
クライマックスの十字路バトルは誰しも突っ込むところでしょう。
5vs300。てっきりゲリラ戦でも展開するのかと思いきや、まるで武蔵坊弁慶や悪来典韋、張飛翼徳のように、大軍の前に立ち塞がっての大立ち回り。
三国志演義でも、もう少し練った作戦で敵を迎撃するぞ、と。
「これが本当の戦場だ!」なんてノーマンは説教されるんだけど、到底これが本当の戦場だとは思えない。
本来はもっとノーマンに焦点を当てて描かれるべき作品なんだろうが、結局はブラッド・ピットによるブラッド・ピットの為のプラッド・ピット映画になってしまっていた。良くも悪くも。
戦車アクション映画としてはなかなかの傑作。
敵は緑、味方は赤いエフェクトで弾道が表示されるのはちょっとゲームっぽい、というか『スター・ウォーズ』っぽくて楽しい。
いつ狙われるか分からない緊張感も、映画をスリリングなものにしてくれていた。
しかし、やはり題材が題材なだけに、単純なアクション映画として割り切って鑑賞することは出来ない。
凄い映画ではあるんだけど、やはり戦争ものにはリアリティが大切だよなぁ、と気付かせてくれた映画でした。
徐々に染まっていく心理描写が好き。
戦車の機関銃手に任命された新兵ノーマンが、最初は人を殺める事に抵抗し、自分の置かれた環境に絶望していたのだが、経験を重ねる事によって段々とその環境に慣れ、自らの意思で行動を起こしていく心理描写がすごく好きでした。
自分がもしノーマンの立場だったら同じように戦人に染まっていくのだろうなと考えて、とても他人事には思えませんでした。
他の隊員達も、最初は信仰心の厚いノーマンの事を馬鹿にしていましたが、最終的にはノーマンの影響で、皆が心の奥底では厚い信仰心があり『皆、神を愛しており、信じていたかった。』という描写が見て取れて、人間らしい心の動きにグッときました。
私としては飽きる事なく観れて満足の出来る映画でした。
リアル戦争映画
2021年7月18日
映画 #フューリー (2014英)鑑賞
戦車部隊にフォーカスを当てた映画って珍しい。戦車って2人ぐらいしか乗ってないかと思ったら、意外と多くの人が乗車していて、それぞれ乗る場所もあって、それぞれ攻撃の役割があるようです。勉強になりました。
音響はリアル感があってよかったです。
近距離戦車戦の大迫力
後味はあまり良くない。戦争映画は大体後味は悪いが。最後の方で、戦車1台に対してナチスが何百人も対抗してるのになかなかやっつけられないのは、ちょっと不自然というか、ナチスをマヌケな感じに扱っているような印象を受けた。たった一人生き残ったノーマンが戦車の下に隠れていて、ナチスの1人が彼を見つけたのに見逃したのはどういうことだったのか?
戦争の不条理を描いている映画と言えるが、個人的にはこの映画の最大の見所は戦車戦である。実際あのような戦いだったのかはわからないが、戦車同士が近距離で戦うっていうのは映画であってもかなり迫力があり圧倒された。
※印象に残ったセリフ
たった一台残った戦車で、数百人のナチス軍と戦う決意した時、ボイド(聖書をよく引用するので、通称バイブルと呼ばれていた)が、言った。
私は、「だれを遣わそう。だれが、われわれのために行くだろう。」と言っておられる主の声を聞いたので、言った。「ここに、私がおります。私を遣わしてください。」といった時、ドン(ブラッドピット)がイザヤ書6章8節と続けたことだ。なんと、聖書とは無縁と思われたのに、ドンが聖書に精通していたなんて、ちょっとジーンときてしまった。
映画史上最低、最悪戦争映画。!
この映画、私は嫌いです。
見る前は楽しみにしていた映画でした。
本物のタイガー戦車が登場し、M4シャーマン戦車も出るという事で。
何処が嫌い(不愉快)か?
戦死した戦友の代わりに配属された新兵に「捕虜を殺せ」だの占領地のドイツ女性を「抱け」などのブラビの言動は本当に不愉快です。
これらのシーンにはもっと倫理感との比較が必要です。
「メンフィスベル」の爆撃目標で搭乗員と意見が対立するように。!
そうすれば、観客も考えると思います。!
異常時だからこそ問われる人間性。!
これらのシーンを見ていて途中で退席しようと思った程です。
この映画を絶賛する人達は「まさにリアル」これが戦争の真実だと。
そして戦争は悲惨。→素晴らしい反戦映画と言う事ですか?
このような意見をもっている人達に反論します。
1これは映画です。映像を見て不快になる映画はいい映画ですか?
確かに戦争は醜い現実があるのでしょう。しかしそのような状況でも人間らしく生きた人、命を投げ出して他の人を助けた人も多くいます。
それも真実としてあるのです。
また、戦闘シーン(爆発したり炎が燃えたりする)の画像を見てばっかりいると悪い影響を受けると言う人もいます。
でも人間の心理にはそのような映像を見る事によってストレス発散になる事もあるのです。
スターウォーズで宇宙船が爆発したからと言って船内の人が沢山死んで残酷と言う人はいないと思います。
確かに「アウトレイジ」みたいな映画は度が過ぎていると思います。
余は自分の理性でどう消化するからです。
私は、この映画は消化出来ませんでした。
2・この映画、リアルさに欠ける戦闘シーンが多くあります。
タイガー戦車があんな近い距離で砲撃を始めません。
射程が1000mm以上ある88mm砲であれば接近戦は挑みません。
より、リアルな演出にするには、見通しの悪い出会いがしらの設定にするとか、戦わないで逃げてもいい訳です。(ブラピがのるシャーマンが)
それもこのタイガー1型イギリスホービントン博物館にあるアフリカ戦線(1942年初期型)で捕獲されたものであり1945年4月(ドイツ降伏月)ではミスマッチです。それも1両だけ。
この時代タイガー戦車であればタイガーⅡ型(ケーニヒスティーガー)が正式化されているのでこちらがの方が自然です。
意固地な考えかもしれませんが「タイガーの本物だしとけば文句ねえだろう」的な製作者側の意図があった様に思えてならない。
ドイツ敗戦前であれば「ヘェツァー」
駆逐戦車が妥当と思います。
実際に末期の重戦車大隊は「タイガー」戦車の補給が出来ず「ヘェツァー」が支給された事実もあります。
後、最後の武装ss親衛隊との戦闘です
が国民てきだん兵師団ではありません武装ssであれば対戦車ロケット弾(パンツァーファウスト)も多数装備しています。
あんなにやられません。
そもそも1945年4月であればドイツ軍はソビエト軍に降伏するより米英軍に投降しようとしてたはずで沢山の投降するドイツ軍がいたはずです。
東部戦線ならまだしも果たしてあんなに大規模で士気が高い(それも歌を歌って)武装SS部隊がいたのでしょうか?
ブラビはこの映画で何を言いたかったのでしょう?
やはり戦争とは残酷で醜いもの!
アメリカ人もナチスとそんなに変わらない事!
だったら違う形で表現してもらいたかった。
何を持って「本年度、アカデミー賞最有力候補」?
アカデミー賞とれましたか?
日本アカデミー賞ですか?
本場アメリカですよね!
取れる訳ありません。!
貴重な戦闘車両も映画が駄目だと全然映えませんね!
私も戦車マニアの部類に俗する人間と思います。
「本物のドイツ戦車が出るから戦車マニアだけは喜ぶだろう。」の見下す意見や、「細かい事をつべこべ言うな!」等の記事や意見をよく目にします。
マニアとて人間です。理不尽な意見には承伏出来ません。
いいですか、細かい所まで製作するからこそ納得し、多くの人が感動出来ると思います。
この作品のタイガーは確かに本物です。知らない人は「この時代にこの戦車があったんだ。」と間違った認識を持ちます。それも本物がゆえに!
それはいい事ですか!
間違いは間違いです。!
「プライベートライアン」にも「タイガー1型」が出てきますがこちらは再現車ですがツィーマーメリットコーティングがしっかり再現してあり中期型の特徴をしっかり再現してあります。
製作者側の努力が感じとれます。
そういう努力に人は感動するのではないでしょうか!
昨今、エヴェンゲリオンの庵野さんが話題になります。
物凄いこだわりです。
常軌をいっした電信柱マニアです。
この姿勢が多くの人を納得させ感動を与えるのでは!
「パールハーバー」の零(レイ)戦は本物です。ですが、大きな間違いをしています。
塗装の色が後期の緑(濃緑色)です。
これは、監督の零(レイ)戦のイメージでそうなったそうです。
いろんな考えあっていいのかもしれまんが妥協出来る事と出来ない事があります。
「私は納得出来ません。」
長くなって申し訳ありませんが「より多くの人がより感動する映画を。!」
それが私の意見です。
時代考証も適当で中身の薄い残酷映画です。!
シャーマニアもショック間違いない!
戦闘の迫力はありましたね。ただ、展開はもう少し捻ってほしかったです...
戦闘の迫力はありましたね。ただ、展開はもう少し捻ってほしかったですし、所々でリアリティーがないので違和感はあります。
俳優人は豪華です。
ラストシーンでの救いも、いらないような気がしました。
日本兵がやったらA級戦犯で絞首刑ですね。
ドイツ軍と戦う戦車乗りを描く物語。
随分前にTV鑑賞したものをレビュー。
大好きなブラッド・ピット主演製作のミリタリーアクション。でも、個人的にはまったく評価出来ず、嫌悪感すら感じた映画でした。
捕虜の虐殺を当然のように描き、解放地の家に上がり込み少女を犯し(何故か少女が米兵に恋をするオマケ付き)・・・どこまで俺様アメリカ様の映画なんでしょう。
クライマックスのアクションも迫力は感じますが、相手がシューティングゲームのモブキャラ扱いのドイツ軍では、リアル感がなさ過ぎて緊迫感を感じることはありません。
そもそも、相手は大人数とはいえ歩兵部隊でしょ?そこに留まる位なら走って友軍探しましょうよ。何か格好良いこと言っていましたけど、目的を見失って死に急ぎに部下を巻き込んでいるようにしか見えません。
う~ん、これがオールタイムベストってことは、私の感性って余程ズレているのかな?"
現代だからこそのリアル
ブラッドピットの肉体美は歳を感じさせない。彼の無口な演技とその端正な表情はいつも魅了されてしまう。
と、映画自体は泥臭く、綺麗ごとのように話も進まず、とにかく現実を突き付けられる。
登場人物の発言からも、終わりのない憎悪や報復が戦争の根底にあることを痛いほど教えられる。
我々の今の環境では、絶対に味わうことのない世界、平穏がどれほど幸福で世界の広さと未知な自分の惨めさを知らしめられる一度は観るべき映画の一つ。
戦争反対
映画でも戦車の戦闘シーンは見たことなかったが迫力に圧倒されたし興奮した。その一方、これって人殺しだよな。殺されたナチスの兵隊さんにも親や子供、恋人がいる人もいるだろうに。と思ってしまう。こっちも一人を残して全滅。むなしいよなぁ。反面教師的に反戦映画としてもこういう映画も必要なのかなぁ。出演者も戦闘シーンも素晴らしく、見終わった後色々考えさせる映画でした。
ある意味、一番効果的な反戦映画なのかもしれない
なぜか、デフォルメされている場面が多い、街で出会った姉妹がすぐに死んで目の前に蝋人形のごとく横たわっていたり。
メタファーみたいな展開でもある、常識的なタイピストが戦闘マシーンと命名され最後まで生き残ったり。
そして、最後の戦闘は戦車一台5人とナチスSS数百人との戦い、もはや狂気の選択、凄まじいスペクタクルも空しいのは恐ろしい演出。
戦争は自己満足と自己中による指導者の選択の結果だが、戦争にかり出される庶民もまた狂気に導かれて鬼にならざるを得ない、神も仏もない、それが現実、現実にはロマンも夢もないことを教えてくれる希有な戦争映画だ。
素晴らしいというか、エンタメと芸術と政治性と哲学を兼ね備えた名作です。
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