海難1890のレビュー・感想・評価
全150件中、141~150件目を表示
今、日本人が一番観ないといけない作品
困ってる人がいれば、声をかける・・・手を差し伸べる。
ONE for ALL、ALL for ONEの精神は、スポーツの世界だけの言葉ではないって事を、再認識させられる映画でした。
1985年の日本政府の決断は覚えていますが、串本町の人々があんな状況で、言葉も通じない異国の人達を献身的に救出作業をして尽くした事は知りませんでした。
前半と後半の話の切り替わりが絶妙で、内野さんのあの時代の演技も絶妙やし帰国子女の忽那汐里ちゃんの二役も絶妙でした。
自衛隊を動かすには、国会の決断・・・即決出来ない国家の弱み
日本航空のパイロットは、全員拒絶と何かで読みましたが、現実的には長いものに巻かれた感はあると思います・・・・・
トルコ人パイロットは全員が手を挙げたって映像には、涙腺緩みます。
私が小学生だった40年くらい前は、授業の一環で学校が映画館貸し切って作品を観るって事がありましたが、今はどうなのかな!?
この作品は1人でも多くの人々が、今観るべき映画だと思いました。
エンドロール後のトルコ首相のメッセージまで是非!ご覧ください〜☆4.8
ホントに海難事故の事だけだった
日本とトルコの友好関係をエルトゥールル号の事故とテヘランでの救出を結んで紹介する話、そのコミカライズなども過去に読んだ。その感動逸話を元にした映画だという事で、かなりの期待度を持って観た。
ふたつの出来事に関連性があるから感動的な話のはずなんだけど・・・。期待度のハードルを上げすぎたかなぁ・・・。
この作品としてはタイトル通り、ほぼ1890年の海難事故を描いた作品で終わってしまった。
2時間を越える作品で1時間半ぐらいまでがエルトゥールル号の事故の話。ここで終わっても十分に壮大な出来、よかった。
ところが、テヘランでの話に広がりがなく、前半がよかっただけに尻すぼみ感が拭えない。
自分が素直に感じた印象では、トルコの人々は困っている人がいれば、前後の見かえり、しがらみなく助けてくれる国民性なんだという事だけ。
そこはフィクションでもいい。エルトゥールル号の件を引き合いにだし、それが日本人を助ける理由だという描写はほしかった。トルコの側の行動が、長い前半に結びつかない。そういった点では泣き所を奪われてしまった。
トルコではエルトゥールル号の件を学校で教えているだとか、さらにその後の日本企業の支援だとか地震での義援金だとか、友好関係を描ける話は沢山あったのに。
まぁ、全部描いたら3時間越えでも足りなかったかな。
監督さんは、元々エルトゥールル号の事を映画にしたくて動き出したそうなので、テヘランの話はオマケ程度って考えだったのかな。そこが残念だった。
遠く離れた国との友情物語
ストーリーの展開としては、多少舌足らずな所があった気がします。ただ、遠く離れた日本とトルコという、ほとんどその関連性が知られていない国同士。普段は全く縁がないけど、いざというときはお互いを助け合うことができる関係。身近にいてもそういう人間関係を築くことは難しいというのに、地球の裏側の国との間で、こういった関係を築くことができたというのは運命のいたづらか・奇跡というか。
エルトゥールル号の事件、イラン・イラク戦争での事件、トルコ地震で日本人が亡くなった事件。いずれの事件を通しても、日本・トルコの両国民はお互いを助け合い、励まし合い、その好意を忘れない努力をしている。今後も、地理的に離れているけど、友好国として、最善の努力をしたいと思う国。
ただ、いま、トルコとロシアの間で非常に深刻な事件が起こっている。ほとんど日本では報道されていないが、ロシア戦闘機撃墜事件の背景として、世界で報道されているのがエルドアン大統領とその息子の経営する会社。そのお顔と肉声を聞くことが、いまこの時期にできるというのも運命のいたづら。
何とか、この問題が解決することを、切に願いながら、この作品を鑑賞しました。
トルコに親日家が多いのは…
トルコの目の上のタンコブ・ロシアを、小さな島国が打ち負かしたせいだと思ってました。
それ以外にもこんな物語があったとは!!
何度も涙がこぼれました。
真心…、昔から日本人が大切にしてきたもの。
これが世界中に広がれば、争いなんてなくなるのになぁ。
トルコは一度周遊旅行に行きました。
どの都市も楽しく過ごせましたが、いつかこの映画を思い出しながら、また旅行してみたいと思いました。
串本の方達の愚直なまでの親切は日本人として誇りに思っていたのですが...
串本の方達の愚直なまでの親切は日本人として誇りに思っていたのですが、テヘランでの日本人救出がこれほど危機的な状況だったことをよく理解していなかった事に驚きトルコ国民の温かさに涙しました。
最後の最後に首脳からのコメントを頂いたときには感動しました。
ドキュメンタリーとしては多少無理がある場面もありますが、いい映画だったと思います。
ドキュメンタリーに近い壮大な作品
東映さんの作品らしい、なんの飾りもなくその歴史を大迫力で表現した力作。各国の俳優さん達の演技も、奇をてらう事なくその歴史の中の人物(架空だとしても)になりきり忠実に演じてたと思います。この作品を通して、作品の評価というよりは、これを観た我々が今後“世界の中の日本・日本人”の存在、役割をどう考えて行くのか試されているような気がしました。
素直に感動!
NHKの歴史番組をたまたま見ていたので予備知識ありで鑑賞しました。それでも十分に面白かったです。いつもは中盤で眠気がおきるのですが最後までしっかり集中できました。人の持つ無償の助け合い精神が題材なので白けた気分に陥りやすい作品になる可能性がありますが、そんな心情にもならなかったです。仕事や日々の生活のストレスでひねくれた気持ちをほぐしてくれる良い映画です。
全150件中、141~150件目を表示