グランド・ブダペスト・ホテルのレビュー・感想・評価
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プラダが認めた男!
公開前から楽しみにしていた映画です(その割には観るのが遅いf(^_^;)
この監督さんについては何の予備知識もなかったのですが、
偶然『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2014』で『カステッロ・カヴァルカンティ』という短編を観て「これは期待できるぞ!」と更に確信を深めました。
(因みにプラダとのコラボ作品だそうで、主人公のレーサーの背中にはプラダのロゴが入っております。)
本作は、とにかく全編通して映像が綺麗で……
まずホテルの外観からして『淡いピンク色と白とブルー』の外国のケーキの様な配色で
中に入れば赤を基調とした内装に
紫の制服で働くホテルマン。
文章にすると毒々しく感じるかもしれませんが(宣材写真も目がチカチカする~よォ(*_*;と感じるかもしれませんが)これが動画で観るとスッゴクいいんです。
まあ、『グラブタH』シリーズでジグソーパズルが出たら、買いますね私は!!( ̄▽ ̄)=3
あとホテルを模した様な『ウェルカム・スイーツ?』これも、「どっかでコラボで食べられへんの?!」って感じです。
主役のグスタヴ氏は
タラシといえばタラシなのですが、割りと憎めない人。
多分「女に恥をかかさないタイプ」だからでしょう。
外国の一流ホテルのホテルマンはお客様の荷造りのお手伝いまでするとか(衣類を旅行鞄にコンパクトに詰め込んだり)
そこまでお客様の生活に踏み込むホテルマン、「恋も生まれ易いでしょう?」と思いきや、
相手は「使用人には下着はおろか裸を見られても平気!」な特権階級のご婦人方なのですから、やっぱしグスタヴ氏は凄腕だじぇ!です。
私も死ぬ間際はグスタヴ氏の様な殿方にゆる~く騙されつつ息を引き取りたいものです。
どこかで・・・
どこかで観たことある。
これが、正直な感想。
ユーモアの取り方、映像美、あぁこの映画で・・・みたいな。
高評価の方が多いけど、シュールに見過ぎが(笑)?
寝てしまったのは、たしかに自分だけであったような。。。
ロビーボーイ・ゼロとの絆に感動
この作品を観てまず思ったのが、この世界観大好き!!建物、町並み、配色、映し方すべてが素敵でした。なんといっても建造物としてのグランドブダペストホテルは見応えあり!そしてグスタフとゼロのステキな絆(。-_-。) ゼロが可愛すぎるよ〜〜詳しくは言いませんが本当に可愛いです。ミドコロです!!
「現在」は必要だったのか
シアターのランキングで人気が上がってたので、出演者・内容などの前情報を仕入れないまま見に行ってきました。
部分部分を掻い摘めば、楽しめたところはそれなりにあったわけですが、全体の構成が中途半端と言わざるを得ないです。
昔話の内容が主軸だったわけですが、「現在」と過去の切り替えタイミングが吟味しきれていない、そんな印象を抱きました。
聞いてる側の人の反応を挟み込んだり、捕捉の必要があるだとか言及したりといった些細なところで「現在」に戻ってくる一方で、語り手の心の動きがありそうな場面で戻ってくることがない。語り手・聞き手がそれぞれ、その時々に何を思っているかの描写がほとんど無く、「現在」がただの添え物に過ぎなくなっている。
導入部をこのように構成する必要性があったのか、これなら単純に過去から時系列で進める方が、映画を見ている側も現在進行形で主人公と一緒に物語を突き進んでいく形になって、より良かったのではないか(昔話、すなわち既に終わっている出来事なので、未知への突進という見方をし難い)。そうしたところで作品全体としてはもっと洗練させる余地があったのではないかと、個人的に思います。
とてもキュート
ファンタジーのような物語にコメディのスパイスをたっぷりと。
いちおう、まじめにミステリー仕立てに仕上げておりますって、かしこまりながらも、とってもキュートな映画だった。
日本では、こんな洒落た映画はつくれないだろうなあ。
最後に、オーナーの気持ちに触れ、少しの涙。
ただただ、楽しめます。
雑
次から次へ、え、こんな人も!と、豪華キャスティング。
ホテルを象徴するピンクメインのビジュアル、色彩感覚は絵になる。
でも、それだけかな…。
コメディにしてもサスペンスにしてもヒューマンドラマにしても、全てが中途半端。
この監督の作品の中で、一番心に残らなそうな一作。
ただのお洒落映画と思って食指が進まないのは損!
今年観た映画の中でトップ3級の最高の映画!
ユーモアの入れ方、鮮やかな色使い、表情で物語る演技、テンポ…
全てが絶妙かつエレガントなバランス感覚で作られた作品!
また年代ごとに画面の大きさを変えるなどしっかり映画表現として実験しているところは素晴らしい!
作家ツヴァイクを元にしたグスタフの好漢ぶりは模範にしたいくらいのリスペクト!
ウェス・アンダーソンにウィレム・デフォー
お話し自体は前作のムーンライトキングダムのときよりちゃんとしてたよね。まあ、この人の作品はストーリー自体はどうということはないんですが…。
ムーンライトでぐうかわーって認識されて今度この監督の作品やるならみにいこ❤︎ってことでヒットしたんですかね。
ウィレム・デフォーとハーベイ・カイテル目当てで観に行って、シアーシヤ・ローナンみつけて帰ってきたよ。アガサカワユス!
心が帰っていく場所、グランド・ブタペスト・ホテル
作り込まれた映像美に、プチ贅沢した良い気分。期待通りの満足感でした。
時が過ぎ、変容してもどうしても心が帰っていく場所、グランド・ブタペスト・ホテルの思い出を、老オーナーが語り始めます。
ウエス・アンダーソン監督、「ファンタスティック Mr.Fox」以降、絵本ぽい、お人形ごっこぽい作風に磨きがかかっているって感じ。
豪華なドールハウスのようなホテルやお屋敷の階段を、豪華なキャスト達がちょこちょこ上り下りするだけで笑顔がこみ上げます。悪い奴らもちょこちょこしてます。
やたら大げさな密会も、わくわくでした。
伝説のコンシェルジュ・グスタヴと、新人ベルボーイ・ゼロ、それに彼の恋人アガサ、3人でいる場面が温かくて切なくて大好きです。淡々と感情を抑えた表現だからこそ、そのわずかな揺らぎに心をもっていかれます。
3人とも良かった、特にレイフ・ファインズは流石、素晴らしかったです。
緩やかな余韻
ユーモラスで楽しく展開するコンシェルジュ、グスタフのお話。それは戦争が差し迫る中でのお話。そしてそれを物語るのは、現代の作家。こうした形式の映画はいくらでもあるけれども、この対比で切なさを演出する妙は、さすがウェス・アンダーソンって感じでしたね。この余韻を残せることに、やはり才能を感じます。
ただ、全体としては、やはり『ムーンライズ』に感じたような、ちょっと趣味的絵作りに走りすぎのような気もしましたね。
だけど、ゼロの奥さんのアガサが可愛かったです。一瞬だけ、街中を走る横顔が見れたけど、美しかったです、ホンと。
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